サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

いま最強なのはキャッシュ(=現金) 「今回のショックによる底値が今だ!」と思うことの危険性について。

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こんなツイートをしました。

 

 

 

今回のショックによる株価暴落を受けて、「絶好の買い場が来た!」とか「またすぐに戻るだろう」と言っている人がいます。

僕はそれはいささか楽観的すぎるのではないかと思っています。

 

 

日経平均株価は一時、SQである3月13日(金)は若干戻しましたが、3月12日(木)には17,000円を割り込んで16,000円台まで下落する場面がありました。

 

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僕は若干もどしたからといってまったく予断を許さない状況だと思っています。

 

改めて個人投資家はいまがどういう相場環境になっているかということを真剣に考えなければいけない段階にきていると思っています。

それは株式市場だけを見ていてもダメです。

 

為替、債券市場、金市場、仮想通貨市場、etc・・・

ありとあらゆるところに目を光らせなければいけません。

 

株が下落したからといってそれに飛び乗ってはいけません。

いま、世界経済は大嵐の様相を呈しています。

 

プロの投資家はいま、猛烈な勢いで各市場から資金を引き上げています。

それなのに日本の個人投資家はテーブルのうえにカードを置きっぱなしにしています。

しかも、さらなる追加のカードをそこに置こうとさえしています。

 

あまりにも無防備です。

 

僕は今回のショックがあってから、このブログの中でも『いまは静観すべきときだ』と述べて来ました。

 

www.nonbiri-happy.com

 

いま、完全に市場の流れは逆回転をはじめています。

もしかしたら約10年近くつづいた株式市場にとっての幸福な時代は終焉を迎えたのかもしれません。

 

しかも今の相場の流れが不気味なのはそれまで「安全資産」と呼ばれていたものも暴落していることです。

円も、金も、国債も下落しています。

株式市場が暴落すると、その引き揚げられた資金が注入されやすかったビットコインですら暴落しています。

*米ドル/円

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*金相場

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プロの投資家たちのお金の流れを追ってゆくということは非常に重要です。

今、彼らは明らかに『現金(=キャッシュ)』を求めています。

 

普通はリスクオフのときのお金を流れは円が変われたり、国債が買われたり、金が買われたりするものです。

しかし、いまはすべて売られているのです。

非常に不気味な相場環境になっていると僕は思っています。

 

こんな何が起こるかわからないような場所に丸裸のまま入ってゆくのは危険です。

黙ってただ見ているに限ります。

 

いま、手元に資金が温存されているのならばそれを使うべきではありません。

「何かしなければいけない」「何かしたい」とウズウズしているはずです。

しかし、投資の世界は自分の感情をコントロールできなければ負けてしまいます。

 

いま、最強なのはキャッシュ(=現金)です。

海外のプロの投資家たちはキャッシュを求めています。

 

その莫大な資金はどの市場にも向かっていません。

株式市場以外のあらゆるマーケットも暴落しています。

 

通常であれば、「有事のときの金」というくらいですから金の価格が上がってもおかしくない状況なのです。

それなのに金も下落している。。。

これはいったいどういうことなのでしょうか?

 

プロの投資家は「金もいらない(=金も信用ならん)」と言っているのです。

 

また、ビットコインもついこないだまで90万円近くまで上昇していたのに、一気に40万円台にまで暴落してしまいました。

円安になったり、ドル安になったり、ユーロ安になったりして既存の通貨の価値が下がるとき、仮想通貨の価値が上がるというのが今までのパターンでした。

ところが今、ビットコインですら暴落しているのです。

 

つまり、プロの投資家は仮想通貨に自分に資金を避難させようともしていないのです。

 

彼らはその莫大な資金をどこにも注ぎ込もうとしていません。

ただただ現金(=キャッシュ)を持っておこうとしているのです。

 

いったい何が起ころうとしているのでしょうか?

それを考えるとちょっと恐ろしい気がします。

 

 

「どんな投資をしたらいいんですか?」

 

「いま、最強の投資は投資をしないこと(現金を持っておくこと)です」

 

そんなジョークが成り立つような状況になっているのです。

 

日経平均株価は16,000円台になって多くの人を驚かせています。

しかし、僕はあまり驚いていません。

 

僕はリーマンショックの頃を知っています。

あのとき、日経平均株価は8,000円くらいまで下落したことをよくおぼえています。

そう考えると16,000円はその2倍ですからね。

 

ついこないだまで24,000円をつけていたので、びっくりはしましたけど、リーマンの頃よりはまだマシです。

でも、今後はわかりません。

15,000円を割り込み、10,000円を割り込み、もしかしたらあの頃の同じ8,000円という値段をつけるかもしれません。

 

だからこそ僕たち普通の個人投資家は焦って動いてはいけないのです。

 

「すぐに元の株価に戻るだろう」なんて楽観的すぎます。

もしかしたらここが底かもしれません。

でも、ここからさらに下落するかもしれません。

それは誰にもわかりません。

 

3月13日のアメリカの株式市場は大きく反発しました。

しかし、だからと言ってまったく安心できません。

 

リーマンショックの頃だって何度も反発はありました。

決して一直線に下落していったわけではなかったのです。

何度も上がったり下がったりをくり返しながらジリジリジリジリ下げていったのです。

そして、気がついたときには株価は8,000円まで値を下げていたのです。

 

しかも今の方がリーマンショックの頃よりも下げのスピードが早いです。

僕たちはつねに「最悪の事態」を想定しておかなければいけません。

いまが買いの絶好のチャンスなんて思わない方がいいと思います。

 

株式投資というのはそんな甘いものではないと思います。

いま、完全に株式市場は下落トレンドを描いています。

「落ちるナイフはつかむな」という相場の格言をもうお忘れですか?

 

個人投資家は逆張りが好きです。

それに対して外国のプロの投資家は順張りが好きです。

どっちが株式市場から利益を得ているか言うまでもありませんよね。

 

それなのに個人投資家はいつもプロの投資家と逆のことをやってしまうのです。

あがってはいけないときに舞台にあがってきます。

そして、あがるべきときに舞台からおりていってしまうのです。

 

こんなニュースを目にしました。

 

www.nikkei.com

 

個人投資家はいつもカモにされます。

なぜなら自ら進んで落とし穴におちてゆくからです。

 

個人投資家はとても勉強熱心です。

株式投資に関する本もたくさん読んでいます。

 

「落ちるナイフはつかむな」

「相場のカネとタコの糸は出し切るな」

「安いときに買って高いときに売れ」

etc・・・

 

そういう投資の格言は当然耳にしているはずなのです。

それなのにそれと真逆の行動をしてしまう・・・

 

株価が絶好調なときに舞台にあがってきて、高いときの株価のものを買ってしまうのです。

まだ落ちきっていないのに「いまが買いだ」と勝手に判断して買ってしまって大きな損失をこうむってしまうのです。

 

いま、世界恐慌的な大嵐の相場環境になっています。

こんなときにはファンダメンタルズなんて何の役にも立ちません。

過去最高益を叩き出してる大企業の株も売られているような状況なのです。

 

もう一度、言います。

いまは静観に限ります。

 

本当の勝負のときのために(あるいは本当のピンチのときのために)、弾を温存しておきましょう。

いざ!というときに援軍を送ることができなければ前線を突破されて大打撃を受けることになりますよ。