なぜ銀行は不動産投資にはお金を貸そうとするのか?
株式投資などには融資しないのにもかかわらず、、、
その理由はわりにはっきりとしています。
それはこのビジネスが『不動産を担保に提供することができるから』です。
「何を当たり前のことを言っているんだ!」と思われた方もいるかもしれないけど、他のビジネスなら断られるのにアパート経営は話を聞いてくれます。
そこにはそのような理由があるからなんです。
要するにこのビジネスを選んだその段階からすでに『融資に有利』というお墨付きをもらっているということなんです。
そんなビジネスは古今東西、探しても滅多にありません。
それは不動産投資の最大のメリットと言っていいと思います。
ご存じのとおり、銀行に融資を申し込む際には『審査』というものを通過する必要があります。
大家業をやりたい!と考えている人は(現金で購入するなら話は別だけど)、まずここを通過しなければいけないのです。
でも言うまでもないことだけど、すべての人が審査を通過できるわけではありません。
どんなに立派な人柄であったとしても、どんなに立派な事業計画書を作成していたとしても、銀行が「うん」と言ってくれなければ話は前に進んでいかないんです。
でもこの審査というやつがなかなか大変なんです。
とくにこのご時世ですからね。
だいぶ融資を閉まってきてるという話も聞きます。
銀行から何千万ものお金を融資してもらうのは至難の業と言ってもいいかもしれません。
世の中には、たくさん「ビジネスをやりたい」と考えてる人がいます。
またその商売の種類も実に多種多様。カフェ、ラーメン屋、居酒屋、学習塾、エステ、中古車屋、リサイクル・ショップ、etc、、、、
そういった事業家たちの頭を悩ませるのが『銀行の審査』です。
開業してまだ日が浅い時期ははっきり言って銀行から相手にしてもらえないかもしれません。
バブルの頃にバンバン融資し過ぎてるから銀行も事業への融資には相当シビアになっているんです。
だから多くの事業家たちは銀行から融資を断られてしまう状況にあります。
銀行は大企業にはお金を貸したがりますが、中小零細企業にはお金を貸したがりませんからね。
どんなにきちんとした人であっても、どんなにきちんとした事業計画書をつくっていたとしても、銀行の融資を引っ張ってくるのは至難の業なんです。
すべてのカギは『担保』という言葉に集約されています。
銀行は担保を重要視します。
もちろん人柄やビジネスの内容も見るけど、「担保力」がなければ銀行員の首を縦に振ることはむずかしいでしょう。
不動産投資の商売道具となるのは、『不動産』です。
アパートの大家になりたければなんとしてもこの不動産というものを取得しなければなりません。
でもご存じのとおり、不動産というのは現金でポンッと変えるようなシロモノではありません。
だから不動産投資はどうしても銀行借入に頼ることになるんです。
ところが、この銀行借入というのも一筋縄ではいかないもの。
そこには『審査』という厚い壁が立ちふさがっています。
銀行の審査を通過するのは容易なことではありません。
そこにはいくつもの『条件』が設けられてその条件を一つひとつクリアしていかなければならないんです。
この銀行借入というやつがうまくいかなければ不動産を取得することはできません。
不動産を取得することができなければこのビジネスは成り立たないから、結局のところ不動産投資をやる人間にとって銀行借入こそが最重要事項ということになるのです。
どんなに不動産投資のノウハウも身につけてもダメなんです。
銀行の厳しい審査を通過し、物件を取得できなければノウハウなんてまったく意味のないものになってしまうのです。
でも、ご安心を!
銀行は、『不動産』というものをこよなく愛してくれるありがたい存在なんです。
お金を貸す目的が不動産であれば銀行の顔色が変わります。
だから不動産投資ビジネスというのは他のビジネスに比べて圧倒的に銀行を味方につけやすいビジネスといえるのです。
早い話がほかのビジネスよりも圧倒的に融資がされやすいビジネスだということです!
この銀行借入をする際に有利に事を進めることができる点も不動産投資の魅力です。
ほかのビジネスだったらスムーズにはいかなかったようなことが不動産投資の場合はスムーズにいったりします。
なぜ不動産投資ビジネスはほかのビジネスに比べて銀行から融資されやすいのか?
銀行はなぜほかのビジネスよりも不動産投資ビジネスを好むのか?
そのことを考えていけば、もっと多くの人が不動産投資の魅力に引き込まれてゆくと思います。
ただ、一口に『不動産』と言ってもいろいろあります。
僕がやってる一棟モノの不動産投資のの場合、建物と土地という2つの資産が手に入ります。
そのおかげで、たとえ建物がなくなったとしてもまだ土地が残るという強みが生まれます。
投資対象が区分所有の不動産だったら土地というものは手に入らないし、株や投資信託といった紙の資産の場合は「こっちがダメになっても、こっちがある」というものがないから片一方がダメになったらかなり切ないことになります。
よく投資信託をやってる人で「自分は分散投資をやってるし、株式も債券もバランスよく持ってるから大丈夫だ!」と言う人いるけど、僕はそれまったく違うと思っています。
だいたい株式市場が暴落すると債券市場も芳しくないことになります。
アメリカの株価が暴落すると、日本の株価も暴落するし、グローバル経済だから先進国がダメになると、それにつられて新興国もダメになる・・・
むかしと違って今はあらゆるものが連動しているのです。
それが『グローバル化』ってやつです!
僕に言わせればこういうのは分散投資じゃありません。
少なくとも「リスクを分散してる」「リスクをヘッジしている」とは言いません。
紙の資産にはもちろん『土地』なんてないから運用成績が悪くなればそれを補うものは何ひとつなくなってしまうんです。
要するにつぶしが効かないんです・・・
不動産の場合、建物がなくなったとしてもまだ土地が残ります。
その土地を更地にして売ることもできます。
逆に更地の状態で売った方が高い値段で売れることもあるくらいです。
紙の資産と呼ばれる投資法は『現物』に触れることができません。
僕は個別株をいくつか持っているけど、メインはあくまでも不動産投資です。
その理由は紙の資産への投資の場合、株式市場がおかしくなったらその影響を受けて一気にこっちのポートフォリオも悪くなってしまうからです。
市場の動きに対してこちらが手出しすることは何ひとつありません。
黙って指をくわえて見ていることしかできないんです・・・
紙の資産を好まないのは僕だけじゃありません。
実は銀行もあまり好んでいません。
嘘じゃないですよ。
嘘だと思うなら今度、銀行の融資窓口のところへ行ってみてほしい。
そして「投資信託を3,000万円分購入したいのでお金を貸してほしい」と言ってみてほしい。
門前払いされるから!笑
ところが銀行の融資窓口のところへ行って、「3,000万円の物件を購入したいのでお金を貸してほしい」と言った場合、話はちょっと変わってきます。
少なくとも門前払いということはないでしょう。
なぜだろう?
購入目的が投資信託だった場合は門前払いで、不動産の場合はそうじゃないのはなぜだろう?
ここに不動産投資の最大の魔法がひそんでいます。
紙の資産への投資と、不動産への投資。
この2つはどこがどう違うのだろう?
結論から言うと、銀行の人は「不動産というものが0円にはならない」ということを知っているから銀行は不動産投資には融資をするのです。
つまり、担保力です!
どんなに不動産価格が暴落しても土地の価格が0円になるなんてあり得ないですもんね。
それは銀行の人にとってはものすごい安心材料になるんです。
銀行がいちばん恐れているのは貸したお金が焦げ付くこと。
担保として不動産に抵当権をつけてしまえばもしも貸出先がダメになってもその不動産を売ることができる。
そうすれば損失をいくらか食い止めることができる。
ところが投資信託の場合はどうでしょう。
投資信託に担保にお金を借りることはできるでしょうか。
もしもそれができたとして銀行は安心できるでしょうか。
不動産投資は完全に銀行と利害関係が一致してる投資法なんです。
だから彼らの資金を利用して僕らは資産を手に入れることができるんです。
その恩恵を使わない手はありません!