サカモトハルキの哲学

北海道で5棟74室+月極P24台の大家やってます。2010年12月より法人化(10期目に突入!)。奥さんと中2小5男子と猫と自由にのんびり暮らしてま〜す!

まぜキャピタルゲインを狙ってるの? おカネが入る日が不明なものに投資することがいかに危険であるかについて語ろう。

僕はインカムゲインを好みます。

キャピタルゲインを目的に投資をやったことはただの一度もありません。

 

はっきり言ってそれは投資ではなく、投機だと思っています。

ギャンブルだと思っています。

 

もちろんインカムゲインを目的に投資したとしても損をすることはあります。

この世の中には確実に儲かることが100%確実な投資なんてものはありません。

それでもキャピタルゲインを狙うよりは確実でしょう。

 

家賃収入の場合は翌月には口座にお金が振り込まれます。

株の配当や株主優待の場合は半年に1回とか年に1回といった具合に入金になる日が決まっています。

 

もちろん今日買った株が明日には値上がりして大きな利益を得ることもあるでしょう。

でもそれは決まってるわけではありません。

 

家賃収入や配当金や株主優待が入ってくる日は決まっています。

 

配当が減配になったり、配当や株主優待が廃止されたりすることもあるかもしれません。

だけどそのときには株価も下がっていますので、どっちみちキャピタルゲインはのぞめないでしょう。

そういう確実に儲かるかどうかわからないものに投資するのは投資ではなく投機だと僕は思っています。

 

株価の上がり下がりに一喜一憂して、そこから利益を得ようとするのは僕に言わせればギャンブルです。

 

僕は『入金になる日が決まっているもの』に投資したいと思っています。

『入金になる日がいつになるのか不明なもの』には投資したくないと思っています。

まさにインカムゲインを目的に投資しているのです。

 

そして、そのようにして僕のフトコロにおカネをインカムしてくれるものを保有しつづけ、そうこうしているあいだにその物件なり銘柄なりが『あまりにも極端に値上がりしたことが確認できた場合』にだけ売ることにしています。

 

目安となるのはだいたい20%以上。

でも20%の値上がりを最初から狙ってその資産を購入したわけではありません。

 

 

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「株式市場は平均して9%上昇している」という言葉をよく耳にします。

それだけの理由でそのS&P500に連動したファンドに何千万円も突っ込むことが『賢い投資法だ!』ということになっちゃってます。

 

大丈夫でしょうか?

 

僕は北海道に住んでいますが、札幌の夏は内陸性気候で意外と暑いものです。

だけど(ご存知のとおり)札幌の冬はめっちゃ寒いのです。

 

それなのに「1年間平均すると〇〇度だから1年中セーター一枚だけで過ごしても大丈夫だ」と言われても困るのです。

これを今、流行りの投資法に当てはめてみるとそれが意外にキケンな考えであるかわかると思います。 

 

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それから、よく「30年スパンでみると株価は今までも9%近く上昇してから、これからと先の30年も9%近く上昇する」と言われています。

そして、その言説をすっかり信じ込んじゃってる人もいます。

 

どうして2050年の株価を2019年の時点でわかるのでしょう?

いったい誰が未来を見通す水晶玉を持っているのでしょう?

 

高学歴で、大企業に勤め、社会的地位もあり、社会人になってからも熱心に投資の勉強をしている人ほどなぜかこういった原理主義におちいりがちなところがあります。

 

 

① 自分のお金を使い、

② 決して借金をせず、

③ 投資信託を買い、

④ 長期投資をやり、

⑤ 分散投資をやり、

⑥ 2030年と持ち続け、

⑦ 雪だるま(スノーボール)のように資産が膨らんでいることを祈り、

⑧ 将来、大きな売却益(キャピタルゲイン)を狙う

 

 

彼らはこのやり方がもっとも賢く、もっとも理に適っていて、もっともリスクが少なく、もっとも確実で儲かる投資法だと信じきっています。

いろんな本を読みあさり、勉強に勉強を重ねた結果、たどり着いたのがこのやり方だと言います。

 

僕のような不動産投資やラーメン屋や学習塾のような自分で商売をやるというやり方を彼らは好みません。

それらは銀行から借金をしなければいけないし、何よりも手間と労力がかかると言います。

彼らはそういうものを忌み嫌います。

 

そりゃ、オシャレなリビングのソファで寝っ転がりながらスマホで資産運用できるもののほうがスタイリッシュです。

家賃滞納者に対して裁判をやって追い出したり、シロアリ駆除の打ち合わせを業者とやったりしなくても済みます。

 

だけど彼らが心酔している投資法にも弱点はあります。

その弱点のことに彼らは目を向けていません。

 

『キャピタルゲインを期待して長期にわたって積み立て、それを持ち続ける』というやり方は本当に正しいのでしょうか。

僕はその根本的なところに疑問を持っています。

 

僕はただほったらかしで積み立て持ち続けているだけで大儲けできるほど投資の世界は甘くないと思っています。

平均気温が10℃だろうが、9℃だろうが、冬になれば氷点下になります。

その冬の季節をセーター一枚で過ごすような投資法が果たして本当に正しいのでしょうか。

 

・・・というか、そもそもそれをやってる人たちはその冬のマイナスの温度に耐えられるでしょうか。

 

デイ・トレーダーのように短期的売買を繰り返すやり方も危険だと思うけれど、「30年積み立てつづければ勝手にお金が増えてゆくからドル・コスト平均法で積み立てていけばいいんだ」というやり方も危険だと僕は思っています。

 

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これが20年30年持ち続けて、『その間のインカムゲインを楽しむ』というものだったら良かったと僕は思っています。

僕はそのやり方を採用しています。

 

要するに畜産ではなく、酪農です。

牛を太らせてそれを売りさばくのではなく、そのまるまる太った牛たちから牛乳をもらい、それを売って商売をするのです。

さらにその牛乳からチーズなどの派生商品も生まれるかもしれません。

 

ところが彼らはインカムゲインではなくキャピタルゲインを狙うのです。

むしろインカムゲインを得るやり方は「賢くない」「儲からない」と思ってるみたいなところがあります。

 

俺たちはそれよりももっと賢いやり方を知っている、と彼らは豪語します。

だから桐谷さんみたいな株主優待を楽しんでるような人たちのことを鼻で笑ったりしてます。

桐谷さんのやり方は完全に酪農家のやり方ですからね。

 

僕はここに短期的な売買を繰り返す人と同じような『投機性』を感じます。

彼らは「俺は投機なんかやってない。俺は投資をやってるんだ」と思ってるかもしれませんが、もっと大きな視点で見たら彼らがやってることは投資以外の何ものでもありません。

 

それに桐谷さんの方がよっぽど儲かってるし、幸せそうに見えます。

何よりも桐谷さんの方が僕の目にはよっぽど賢く見えます。

 

僕は不動産投資や株の配当(優待含む)で億万長者になった人の話はよく聞きますが、投資信託で億万長者になった人の話は聞いたことがありません。

みなさんのまわりで投資信託を30年間つみたて投資をして億万長者になった人、いますか?

おそらく1人もいないと思いますよ。

 

 

 

マーク・リッチーはこんな言葉を残しています。

 

 

人が冷静さを失っている時、あなたが冷静さを失わなければ、あなたは富を築くことができます。