今回は「所有欲を捨てて、シンプルに暮らすことを心がけていれば、誰かと競い合うという不毛な戦いから逃れられてラクだよ!」という話をしたいと思います。
目次
ものを捨てることができない人がこんなに多いのはなぜか?
「ものを捨てる」ということは簡単そうに見えるけど、実際にやるとなるとなかなか難しいものです。
なぜ難しいのか?
それはものを捨てるという行為が『自分と向き合う』という行為だからです。
ものを捨てるためには家にどんなものがあるのかということと向き合わなければいけません。
さらにそこから「取捨選択」をしなければなりません。
- 自分は何を選び取り、何を捨てるべきなのか?
__これは非常にむずかしい問題です。
「ものを捨てる」という行為は自分自身と向き合うという行為なのです。
でもそんなことは面倒です。
だから手をつけない。
いったん手をつけてしまったら、見たくないものまで見てしまうかもしれない。
知りたくないものまで知ってしまうかもしれない。
だからそのままの状態にしておく。
そうすれば難しいことを考える必要はないんだから。
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僕たちはあまりにも多くのものを背負い過ぎている
ものを捨てることによって生まれた『空間』はあなたに「ゆとり」を与え、あなたの心をホッとさせます。
この世はあまりにも複雑すぎるのです。
そして矛盾に満ちています。
だから僕たちはこんなに疲れるのです。
ものを捨てて、シンプルな空間を作り出しましょう。
そこには圧倒的な自由があります。
清潔感があります。
誰にも束縛されず、いつでもその場から立ちさることができるという身軽さがあります。
僕たちは自分たちで収集したいろんなモノのせいで身動きがとれなくなっています。
僕たちをがんじがらめにしているものは物質的なモノだけではありません。
- 世間の常識
- 親の期待
- 必要のない人脈
- そして過大なプレッシャー
- etc
__僕たちはあまりにも多くのものを背負いすぎています。
もっといろんなものを脱ぎ捨てるべきなのです。
すべてをチャラにするのです。
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「できない」というのは勝手に思い込みかもしれない
ある人にとってはそれは会社を辞めることかもしれません。
ある人にとってはそれは離婚することかもしれません。
あなたが「がんじがらめ」になっているものは本当に手放すことができないものなのか?
一度真剣に考えてみる必要があります。
僕は会社を辞めて、起業した時、今まで生きてきた中でもっとも自由を感じました。
もう満員電車に揺られることもないし、社内の人間関係に悩む必要もありません。
営業ノルマも長時間労働もサービス残業もありません。
僕は基本的に気が弱く、臆病な人間です。
だから最初は会社を辞めて起業するなんて大それたことなんてできっこないと思い込んでいました。
でも実際にやってみたら大したことではありませんでした。
思い切ってやってみたら、あっけないほど簡単にできました。
あなたにも「そんなことできっこない」「そんなことするなんてあり得ない」というものがたくさんあると思います。
でもそれ、あなたの勝手な思い込みかもしれません。
実際にやってみたら、「オレにもできるじゃん!」ということになるかもしれないのです。
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まとめ
人間の幸せというのはどんなものを持っているかによって決まるものではありません。
どんなに質素な暮らしをしていたとしても、幸せな人というのはそんなことお構いなしに幸せに生きているものです。
反対に何億円もの年収を稼ぎ出しているのに、人には言えない苦しみを抱えながら生きてる人もいます。
モノを増やすことに喜びを感じる生き方はやがて行き詰まります。
でもモノを減らすことに喜びを感じる生き方は人の心を幸せな気持ちにします。
- 増やすのではなく減らす
- 足すのではなく引く
- プラスするのではなくマイナスする。
- 興奮ではなくクール
- etc
『憑きものがとれる』という表現がありますが、自分のまわりがシンプルになればなるほど、身軽になり、心がどんどん穏やかになっていきます。
人と比べることをしなくなり、人がどんな暮らしをしているのか、まったく気にならなくなります。
シンプルな暮らしをすればするほど、自分の暮らしぶりに自信が持てるようになります。
- もう誰かと競い合う必要はない
__ということがどれほど人の心を安心させてくれることか!
あなたにも是非そのことに気づいて欲しい。
僕は心の底からそう願っています。
孔子はこんな言葉を残しています。
人生はとても単純なのに、人はそれを複雑にしたがる。