当然のことながら、アパート経営をするためには収益物件を手に入れなれば何もはじまりません。
そして、ご存じのとおり、その収益物件を取得するのには、それ相当のお金がかかります。
アパート1棟にかかる金額は、数年万円。
それが2棟、3棟、4棟、etc…ともなると、あっという間に『億』を超える金額になります。
しかも、それらはどれも全部「借金」でまかなうことになりますから、不動産投資・アパート経営をやるのには相当な覚悟がいります。
僕たちアパートのオーナーは皆、そのような多額の借金を背負っています。
よくよく考えたら、それはかなり恐ろしいことです。
その借金は物件を売却でもしないかぎり、ずっと続きます。
ローンはなかなか終わりません。20年とか25年とか続きます。
でも、僕たちアパートのオーナーはそんな多額借金を背負っているのに、比較的平気な顔をして毎日を過ごしています。
なぜ平気なのか?
- 入居者
__という存在がそこにいるからです。
今回はそのことについて記事にしてみたいと思います。
目次
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僕が抱えた借金(ローン)を払っているのは、僕じゃない
アパート経営というのは、リスクと隣り合わせのビジネスです。
決して、楽して儲けられるようなものではありません。
現金でポンッと何千万円もする物件を購入できるお金持ちならいいかもしれませんが、普通は銀行から借金をしなければなりません。
僕はそんな危険いっぱいのビジネスをやっているのです。
しかも、何億円という借金を背負っているのに、毎日平気な顔をして暮らしています。
何千万円程度(…という言い方をすると語弊があるかもしれませんが)の住宅ローンのせいでうつになったり、自殺したりする人がいる中、どうして僕は平気でいられるのでしょうか?
その答えは割とはっきりとしています。
- 僕が抱えた借金(ローン)を払ってくれるのは、僕じゃないから
__それが答えです。
「えっ、何を言っているの!?」と思われた方もいらっしゃると思います。
物件を取得する際に銀行からお金を借りたのは、まぎれもなく僕です。
それなのに、そのお金を払っているのは僕じゃないというのはどういうことなのでしょうか?
僕じゃないとしたら、じゃあ、いったい誰が払っているのでしょうか?
その答えは、
- アパートに入居してくれている入居者が払ってくれている
__です。
彼らが僕の代わりに借金を払ってくれているのです。
ここが住宅ローンを抱えている人と僕らアポートのオーナーとの最大の違いです。
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住宅ローンを抱えているお父さんと僕の違い
住宅ローンを抱えているお父さんは、はっきり言って『孤独』です。
一生懸命働き、会社からサラリーをもらい、その中から住宅ローンを払わなければなりません。
いわば、頼れる人は「自分」しかいないわけです。
ところが自分しか頼りにできるものがいないという状態は非常に不安定です。
ちょっとでも会社の業績が悪くなったり、リストラされたり、給料やボーナスがカットされたりなんかしたら、途端に足元がぐらつきます。
さらに病気をしたり、怪我をしたりして仕事ができなくなってしまったら、収入の道が途絶えてしまうかもしれません。
住宅ローンのことで悩んでいるお父さんというのは、ものすごく孤独な存在なのです。
自分一人だけが重い重い荷物を背負っている状態なのです。
これに対して、僕らアパートの大家は孤独ではありません。
銀行の金銭消費貸借契約にサインしたのは紛れもなく僕らですが、僕らには「入居者」という強い味方がいます。
入居者は毎月、「家賃」というものを払ってくれます。
もちろん中には滞納したりする人もいますが、大体はきっちり払ってくれます。
僕らはその入居者からいただいた家賃の中から借金を返済しています。
たとえ僕らが病気をしたり、怪我をしたりしても入居者は家賃を払い続けます。
ここが住宅ローンを抱えるお父さんと僕らの決定的な違います。
だから僕らは入居者の方々に足を向けて寝れないのです。
彼らは僕らにとって大切なお客様なのです。
入居者の方々は、普段はそんなこと意識したりしません。
- 自分たちが知らず知らずのうちにオーナーの借金を減らすことに尽力している
__なんて夢にも思っていません。
この仕組みこそが不動産投資の最大の魅力なのです。
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僕は入居者たちが家賃を払ってくれているおかげで生きている
不動産投資をやっている人は多額の借金をしています。
その額はぶったまげるような額です。
住宅ローンを抱えているお父さんが僕らが背負っている借金の総額を知ったら、愕然とすることでしょう。
もちろん、僕だってそれは恐怖です。
その額は僕一人の力ではとても払いきれる額ではありません。
でも、僕はその借金を払うために朝早く起きたり、スーツを着たり、満員電車に揺られたり、営業ノルマを抱えたり、夜遅くまでサービス残業をしたり、社内の最悪な人間関係に耐えたりしているわけではありません。
__というか、僕のやってる商売はこちらが何か一生懸命、動いたからといって売上が上がるわけではありません。
アパート経営が不労所得です。
大きなリスクは抱えてはいますが、労力はかかっていません。
僕らは入居者からいただく家賃でメシを食っています。
朝から晩まで働いたからといって、あるいは飛び込み営業したからといってもらえる家賃の額が増えるわけではありません。
通常は、一生懸命働いて、借金を返します。
しかし、僕らは「自分の労働力」というものをほとんど使わずに借金を返済しているのです。
「労働力」という側面から見た場合、僕らがやってるビジネスほど労働力のかからないものはありません。
そんな夢みたいなことを可能にしてくれているのが、僕らの心強い味方『入居者の方々』なのです。