僕は小さい頃から平均的な人間でした。
勉強、スポーツ、芸術、etc・・・・とくに何かに秀でていたわけでもなく、まったくダメといういわけでもありませんでした。
友だちがたくさんいたわけでもなかったし、まったくの一人ぼっちというわけでもありませんでした。
女性にモテたわけでもなく、まったくモテなかったわけでもない。
ルックスも普通。身長・体重も平均並み。
まあ、ぞくに言うところの『可も不可もなく』という感じです。
そういう普通タイプの人間は往々にして、普通の人生を歩むものです。
普通に就職して、普通に結婚して、普通に子育てをして、普通の人生を歩む…
むかしからそういう普通人間はそういう人生を歩むものと相場は決まっていました。
しかし僕の場合はそうではありませんでした。幸か不幸か…
僕は自分がごくごく普通の人間で、特にこれといった才能も持っていないということをよくわかっていました。
そのことにコンプレックスを抱いていました。
だからいつか何かやってやるぞ!という野心は密かに持っていました。
結果として、その密かに抱いていた野心が僕を成功に導く原動力となりました。
僕の場合、その野心は『脱サラ起業』という形で結実しました。
僕は37歳のときにそれまで勤めていた会社を辞め、起業しました。
「長期積立投資をすることが賢い」というのは本当か?
お金の世界やビジネスの世界にも「普通」とか「常識」といったようなものは存在します。
でも、その「普通」とか「常識」っていうのは本当に正しいのでしょうか。
あなたはそのことについて真剣に考えてみたことはありますか?
たとえば投資関連の本には「リスクを分散した方がいい」ということがよく書かれています。
不動産投資だけに絞るのではなく、株やFXといった他の投資もやった方がいい、と。
しかし、僕に言わせればこれはまったく的外れなアドバイスです。
投資の世界はファミリー・レストランのメニューではないのです。
「なんでもかんでも、カラカルトに選び放題」というわけにはいかないのです。
もしも「当たる確率が低くなるから」という理由でそのようなアドバイスをしているのだとしたらそれはギャンブルの発想です。
それは投資ではありません!
確かにギャンブルの話なら1つにマトをしぼるよりも分散させた方が当たる確率は高くなります。
競馬だって単勝よりも複勝の方が当たる確率が高くなるでしょう。
ルーレットだっていろんなところにチップを置いた方がいいでしょう。
だけど投資はギャンブルではありません。
当たるかどうかやってみなけりゃわからない。
そのようなスタンスで投資をやろうという人はどうか悪いことは言いません。
一刻も早く投資の世界から身を引いた方がいいと思います。
その方がきっと大やけどを負わなくて済むはずです。
投資は「一か八か」ではダメです。
たっぷりと情報収集をし、きっちりと練りに練り、深く深く考えたうえでからでないと、やってはいけません。
まっ、なんとかなるだろう!
そんな気持ちでやっていたら必ず失敗します。
投資というのはそんなに甘いものではないのです。
もしもあなたが「不動産投資でやっていくぞ!」と腹をくくったならばどっぷりと不動産投資に両足を突っ込むようにしましょう。
その時に「株もいいかな」「FXもいいかな」と浮気心を持たない方がいいでしょう。
1つの投資にマトをしぼったらとことんその投資法について研究するぐらいの姿勢でなければ、投資の世界で生きていくことはむずかしいでしょう。
たぶん株式投資でメシを喰ってるプロの人は株のことに関しては僕よりもはるかに詳しいはずです。
僕の場合は不動産投資ですからきっと株式投資でメシを喰ってる人よりも詳しいはずです。
もしもあなたが「投資でメシを喰っていく」という覚悟をお持ちならば、この投資に関しては誰にも負けないくらいにオレは詳しいぞ!という自信を持つぐらいにならなければいけません。
そのためにはキョロキョロ他の投資法に目移りしていてはいけないのです。
だから僕は「分散投資をしよう」というアドバイスにクビをひねってしまうのです。
もう何十年も投資の世界で生きてきたプロの投資家の人なら話は別ですが、初心者の人に「分散投資を」とアドバイスするということは僕に言わせれば、入社したての新入社員に営業の仕事も経理の仕事も広報の仕事も教えるようなものです。
逆です!
新入社員なら、まずはとことん仕事を覚えなきゃいけないんじゃないでしょうか?
まだ何もわからないうちからあれにもこれにも手を出すのはそれこそ「リスクいっぱい」のやり方です。
だけど投資を扱った雑誌などには「分散投資」という言葉が並びます。
僕よりもはるかに頭のいいはずの経済評論家や証券アナリストたちも「分散」「分散」と言っています。
僕はそれが理解できないのです。
ホント世の中の「常識」や、多くの人が言う「普通」という言葉に惑わされない方がいいですよ!
人の意見やアドバイスを鵜呑みにしない方がいい理由
もしも不動産投資をやるのならば何はさておいても銀行から融資してもらう必要があります。
ところがもしも株式投資やFXといった他の投資をやっていた場合、それだけで銀行の評価が下がってしまう恐れがあります。
「こいつ、不動産投資をやりたいのか、株をやりたいのか、はっきりしない奴だな」
「きちんと利益も出てないうちからいろんなものに手を出して、あぶないヤツだな」
「自信がないからあっちもこっちもやろうとするのかな?」
etc…
ってな具合に銀行の融資担当者の心象を悪くしてしまったら大変です!
そうなると融資にも影響が出てきます。
不動産投資は銀行からお金を借りなければ成立しないのです。
ヘタに分散投資なんかしたらこういう目に遭う可能性だってあるのです。
「普通」「常識」「平均的な」と世間で言われているものはあまり信用できません。
いいアドバイスに聞こえるものが本当にいいアドバイスかどうかはわからないのです。
あなたはそこを見極めなきゃいけないのです。
これは何もお金やビジネスの世界に限った話ではありません。
「勉強しろ。勉強しないと幸せな人生を歩めないぞ」
「会社のために真面目に働いてこそ立派な社会人だ」
「2人目の子どもが生まれたんだから、そろそろマイホームを購入しなくっちゃ」
etc…
まことしやかに言われているこれらの言葉はどれだけ正しいのでしょうか?
本当にそれは正しいのでしょうか?
あなたが人から聞いた「お金に関するアドバイス」も全部、疑ってかかって方がいいでしょう。
もちろんこのブログで僕が書いているアドバイスも、です!
いちばん大切なことは、自分の頭で考え、自分で判断することです。
ホント、人の意見やアドバイスほど当てにならないものはありませんから。
僕も人の意見やアドバイスに振りまわされて、過去に何度も痛い目に遭いましたよ…
ノーベル賞を受賞した経済学者でも30年後の株価を予測することは不可能です。
それは東京オリンピックの開会式の天気を予測するのが不可能なのと同じ理由で不可能なのです。
それなのにおもしろいよね。
政府も投資専門家も、『30年間分散・積立投資していけば儲かる』と言っています。笑
将来キリンがどんな進化を遂げるかわからないですよね。
30年後にS&P500や日経平均株価が今よりも3倍になっているのか、3分の1になっているのか、すべては結果を見てみなければわかりません。
逆に言うとこういう事になります。
政府は結果を見てみなければわからないようなものにお金を突っ込めと言っている。
そして、多くの人が「それが賢いやり方だ」と思ってる。
なぜデフレから脱却できない?
なぜケインズのやり方は功を奏さない?
なぜAmazonが世界一になった?
すべては不確実なものです。
未来はどうなるかなんてわからないのです。
なのに、なぜ『これに投資をすれば増える=儲かるから買え!』と言い切れるのでしょうか。
すべては『こうすればうまくはずだ』というイメージの世界。
「30年間分散積立投資をしていれば儲かる」という勝手なイメージ。
何かのグラフを見たり、偉い先生の言葉を聞いたりして、どこかの時点で「そうだ、そうに違いない!」と脳の中にとインプットされたイメージ。
現実ではないもの
妖精の粉のようなもの
そういうものに大金を投じることがいかに恐ろしいことか、いちばんゆっくり考えてみた方がいいと思います。
30年後、予想したとおり株価が今よりも上がっていたらおめでとう!
でも、もし下がっていたら・・・?
確率は50%。
半か丁かの世界です。
・・・・そんなものに何百万円も、何千万円も積み立てて本当にいいのでしょうか?
東京オリンピックの開会式が晴れる確率は50%
晴れない確率も50%
なぜ東京オリンピックの開会式が晴れるはずだと言い切れるだろう?
そんなこと誰にもわからないのではないでしょうか。
S&P500が過去50年間上昇してきたとしてなぜ自分たちが引退するときの株価が今よりも上がってるということがわかるだろうか
過去50年間のオリンピックの開会式が全部晴れていたとしてもなぜ東京オリンピックの開会式が晴れると言い切れるのだろうか
その確率はやっぱり50%なのではないだろうか・・・?
そういうものにお金を突っ込むことって「資産運用」なのか。
それは資産運用なのか、それともギャンブルなのか。
▼ 分散投資に関してこちらでも記事にしていますので、ぜひ見ていってくださ~い♪
▼ 投資、資産運用に興味のある方へ