サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

平穏無事を求めすぎることは危険! 凸凹や不安定に強くなった方がいい人生を送れる理由について。

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多くの人が「毎日が何事もなく平穏無事に過ぎていけばいい」と思って暮らしています。

 

しかしご存じのとおり、人生というやつはそういうわけにはいきません。

人生には実にいろんなことが起こるものです。

どんなにこちらが祈ったところで人生というやつは次から次へと難題を突きつけてきます。

 

僕の人生にも実にさまざまなことがありました。

あまりにもいろいろなことが起こるので、「オレはもしかして呪われてるんじゃないだろうか…?」と真剣に考えたこともありました。笑

まあ、そのほとんどは身から出たサビで僕自身に原因があったのですが・・・

もちろんいろいろな問題と直面することはイヤなものです。

むかしは問題が目の前に立ちはだかるたびに、「ああ、またか…」とため息をついてばかりいました。

 

しかし、何度も何度もいろいろな問題と対峙してゆくうちに僕のなかで心境の変化のようなものが起こりはじめました。

 

それまでの僕は「平穏無事であることがいちばんいいことなんだ」という考えに囚われていました。

「何も問題が起こらないことがいいことなんだ」と頑なに信じて疑いませんでした。

 

でも今はそんなふうには思っていません。

逆にそうした考えは危ういと思うようにもなりました。

 

「何も起こらないことは祈る」だけでは人生の荒波を乗り越えてはいけません。

よく考えてみたら、「人生で何も起こらない」なんてことはないのです。

どんな人のどんな人生にも必ず何かが起こります。

こちらがどんなに注意したところでそれを完全に避けることは不可能なのです。

 

「だったらもう開き直ってしまった方がいいのではないか?」

ある日を境に僕はそう思うようになりました。

「何かが起こったらイヤだ、イヤだ…」とビクビクしながら生きるより、「何でも来い! オレはどんなことでも乗り越えてやるぞ!」と胸を張って生きることにしてみたのです。

そしたら、目の前が急にパァーっと明るくなり、随分ラクになりました。

生きるのが怖くなくなり、自分のなかに力が漲ってくるのがわかりました。

 

 

いろんなことが起こることが自然

考えてみたら、自然界において「何も起こらない」なんてことはありえないことなのです。

花は咲き、枯れます。雨も降り、雪も降ります。

地震も起こりますし、津波も起こります。

それが、自然の摂理なのです。

僕たち人間社会も自然のなかの一部です。

テクノロジーの発達によりついつい忘れがちになってしまいますが、大きな目で見れば僕たち自身も自然界に含まれているのです。

そうした自然のなかで、「何も起こるな」「何も起こるな」と考えること自体が不自然なことなのです。

僕たちの人生にいろんなことが起こるのは僕たちが自然のなかに身を置いているということの何よりの証拠です。

 

僕たちはコンピューター・プログラミングの世界のなかで生きてるわけではないのです。

だからこそいろいろなことが起こって当たり前なのです。

いやむしろ、起こらない方がおかしいのです。

仏教には、『万物流転』という言葉があります。

すべての物事は移り変わってゆくという意味です。

 

まさに、その通り! 

すべてのことは移り変わってゆきます。

人の心も移り変わり、会社の業績も移り変わっていきます。

昨年までボーナスが出ていたのに今年からボーナスが出なくなるということもあります。

会社が倒産するときもあります。

リストラされることもあります。すべては変わるものなのです。

 

それが、自然なことなのです。

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でもそのことがときどき僕たちを苦しめます。

傷つけます。

だから僕たちはその変化に慣れておく必要があります。

変化を嫌うのではなく変化を面白がるのです! 

そのためにはどんな変化にも対応できる『柔軟な自分』というものを普段からつくりあげておく必要があります。

何が起こっても、「それが人生だ!」とポジティブに考えれるような自分・・・

 

だってそう割り切るしかないじゃないですか。

このまま「何かが起こる」のをずっとビクビクしながら生きてゆくのですか? 

時には、『なるようになるさ!』といったカンジの開き直りも必要なのです。 

 

不安定にも慣れておくことは、なぜ大切なことなのか?

この世はコンピューター・プログラミングの世界ではありません。

テクノロジーの発達により、僕たちの暮らしはむかしに比べて随分便利になりました。

しかし、時にそういう利便さは人間の意識というものを過剰なまでに膨れ上がらせてしまいます。

電車は時間通りに来る

トイレは水洗

ボタンひとつでお湯が沸く

etc・・・

 

そういう世界に慣れ切ってしまうとすべては思い通りになるという錯覚を起こしてしまうのです。

それは、とても危険なことです。

この世は人間の意識だけで構成されているわけではありません。

すべてを予測したり、コントロールしたりすることなんてできっこないのです。

だから我々は意識の世界とは違う世界にも慣れておく必要があるのです。

意識とは違う世界とは、そう、無秩序の世界です。

何が起こるか分からない世界です。

「何も起きるな」「何も起きるな」とどんなに祈ってもダメです。

問題は向こうから勝手にやってきます。

そうですよね? 

 

でも、大丈夫。

それが普通のことですから。

それが生きるということですから。

平穏無事な毎日。

そんなものはすべて幻想であるということに早く気づいてください。

もしもそういう状態が「幸せ」なのだと思い込んでいるのだとしたら、それはあまりにも危険な思い込みです。

勤め人であることにこだわる生き方はこれからの時代は危険な生き方です。

こんなに変化の激しい時代において、「安定」「安全」ばかりを追い求めるのは時代錯誤もはなはだしいと僕は思っています。

それは自然に逆らった考え方です。

不安定にも強い人間になりましょう! 

 

人間の真価が問われるのは平時ではありません。

何かが起こったときです。

 

金持ちと結婚すればお金の問題から解放されると思ったら大間違い

結婚相手に「年収が高い」とか「親が資産家」だとかを求める気持ちは痛いほどよくわかります。

確かに貧乏な人と結婚してしまったらそれはそれでツライ結婚生活になるかもしれません。

 

でも、じゃあ、ただ単に年収が高い人や資産家の息子と結婚できればそれで幸せを手にできるかというと、そういうわけでもない。

「そうは問屋が卸さない」ってやつです。

 

この資本主義社会をスムーズに生き抜くうえにおいては『有利』であることは確かだけど、決して『絶対大丈夫』というわけではない。

それでお金の問題がすべて解決するというわけではないのです。

 

信じられないかもしれないけど、いい職業に就き、会社からかなり高い年収をもらってる人でもお金の問題を抱えている人はたくさんいるものです。

大金持ちの息子なのに無能で親から引き継いだ会社を潰してしまうお坊っちゃま・お嬢ちゃまもたくさんいるものです。

 

本当に大切なことはお金そのものじゃないんです。

その人がお金の取り扱いがうまいかどうかなんです。 

つまりファイナンシャル・インテリジェンスがあるかどうかってことです。

 

それは年収や学歴は一切関係ありません。

ましてや家柄も関係ない。

本当に大切なことはその人がお金の問題を解決できる能力を持ってるかどうかです。

 

その際に問われるのは社会という名の厳しいジャングルでサヴァイブしていけるのかという資質。

もしもファイナンシャル・インテリジェンスのない人だったら投資信託に大金をつぎ込み、「20年間積み立てたけど結局手数料だけで吸い取られて終わってしまった・・・」なんてことにもなりかねません。

 

 

教育的な観点からも凸凹に慣れることは重要

 

joshi-spa.jp

 

タワマン内の人間関係はドラマにもなるくらいです。

ホントか嘘かわからないけど、2ちゃんではマンション毎にスレッドが立ってるという話も聞ききます。 

 

カースト、ヒエラルキー、マウンティング・・・

そういう閉鎖空間のなかで育つ子どもたちはいったいどんな大人になってゆくんだろう?

 

子どもの成長過程においても、「凸凹に慣れておく」「不安定にも強くなる」ってすごく重要なことだと僕は思っています。 

 

金持ちな子

貧乏な子

商売やってる子

サラリーマンの子

ヤクザの子

ルックスがいい子

スポーツ万能な子

勉強ができる子

etc・・・

 

いろんな凸凹の空間で育った子って社会に出てからもいろんな状況に対応できるようになると思うのです。 

 

街並みも何もかもオープンで平らな場所よりも高低差があったり、路地があったり、秘密の隠れ家があったりする『フラットじゃない街並み』のほうが子どもにとっていいような気がします。

 

だから僕は同じコンクリートの箱の中で、「上だの、下だの」って大人たちが歪みあうような空間に子どもを置きたくないと考えます。

 

 

 

ウォルター・バジョットはこんな言葉を残しています。

 
 

人生で最もうれしいことは、他人からできるわけが無いと言われたことをやり遂げたことだ。

 

 

 

ロンバード街 金融市場の解説 (日経BPクラシックス)

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