商売をする人間にとって、資金調達ほど大切なものはありません。僕たちは、パリス・ヒルトンじゃありません。「パパに頼めば、いくらでもお金を融通してもらえる」というわけにはいかないのです。
だから、どうしても商売をする人間というのは、銀行を頼りにしなければなりません。銀行からお金を借りて、それを元手に商売にするのです。
商売をする人間がまだ第一に考えることは、どうしたら銀行から融資をしてもらえるか?…ということです。ただし、ここで問題があります。それは、『銀行は誰にでもお金を貸してくれるわけではない。』ということです。まあ、当たり前といえば当たり前な話なのですが…。
僕たちも商売ならば、銀行だって商売です。回収できる見込みのない客にお金を貸すわけにはいかないのです。だから、どうしても銀行には『審査』というものが必要になってきます。この『審査』というやつがクセモノなのです。
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銀行の『審査』をクリアするためにどんなことに注意したらいいのか?
商売をやる人間は、まずこの銀行の『審査』という喚問をクリアしなければならないのです。それは僕が選んだ不動産賃貸業という業種も同じです。僕らの商売は銀行からお金を借りなきゃ話になりません。
自分のお金だけで何千万円もする物件を取得することは不可能です。銀行からお金を借りて、その融資によって物件を手に入れなきゃいけないのです。
僕たち不動産賃貸業を営む人間にとって、収益を生み出すような物件を手に入れることができるかどうかがカギになります。もしも物件を取得できなければ、僕らの商売は成り立ちません。収益物件は、僕らの商売道具なのです。
しかし、その商売道具である収益物件は、そんなに手軽に手に入れられるものではありません。それを取得するためには、何千万円も、何億円も借金しなければなりません。
だから、僕たちは銀行の審査をなんとしても突破しなければならないのです。その審査をクリアして、銀行からお金を貸してもらわなきゃいけないのです。そのためには、いろいろな面倒なこともやらなければなりません。用意しなければならない書類もいっぱいあります。融資担当者と何度も面会し、信頼関係も築かなければいけません。
当然、個人資産も調べられます。根掘り葉掘り質問もされます。なかには、イラッとくるようなことも訊かれたりもします。銀行の融資担当者といえども人間です。なかには、あまり感じのよくない人間だっています。
銀行の審査をクリアするまでにはいろいろと耐え忍ばなければならないことがたくさんあります。それらひとつひとつを面倒くさがっていたら、話は前に進みません。
これは法人・個人問わず、銀行からお金を借りるための非常に大切なノウハウです。「めんどくせぇ!!」 と言って、簡単に物事を投げ出してしまうような人は、アパート経営は向いていないかもしれません。
とにかく不動産投資をやるためには、銀行からお金を借りることができなければ話になりません。レバレッジとか何とかは、すべてそれからの話なのです!