以前、113㌔といった驚異的な体重をしていた僕は、当然のことながら、何度もダイエットに挑戦しました。しかし、果敢に戦いを挑んでは、いつも挫折してばかりいました。
当然のことながら、挫折を経験すれば、自分を責めるようになります。自分のからだを責め、意志の弱さを責め、しまいには自分自身のこともつくづく嫌になったりするようになります。
猛烈な自己嫌悪に襲われ、「こんなんじゃ、いつまで経っても痩せることなんて無理だ!」と、思い込むようになります。…そうなると、もうダメです。どんどん悪循環におちいっていき、うまくいくものもうまくいかなくなってしまいます。
そして、気がつくと、「もう、いいや」「どうせオレなんて、何やったってダメなんだ」と言って、ダイエットをやめてしまうのです。これは禁煙の時もそうでしたし、部屋の片づけの時もそうでした。
いや、もしかしたら、人生全般すべてに当てはまることかもしれません。自信を失ってしまったら、人間は何もできなくなります。こうなる前に、なんとかしなければいけないのです。
おそらく、ダイエット失敗経験者のほとんどが、僕が経験したことと同じような挫折を経験しているのではないでしょうか? そして、その後にやってくる、猛烈な自己嫌悪も経験しているのではないでしょうか?
目次
- テレビや本で紹介されている、制限を設けるダイエットは、本当に効果があるのか?
- 精神力でダイエットしようとしても、絶対にうまくいかない理由
- どんなに結果が出なくても、腐らずにいられた人が最後には勝つ
- ダイエットを成功に導くためのキーワードは、『自信』
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テレビや本で紹介されている、制限を設けるダイエットは、本当に効果があるのか?
よし、ダイエットをしよう!と決意して、まず人間が考えることは、「○○してはいけない」「○○しなければいけない」という、制限を設けることです。
たとえば…ご飯をおかわりしてはいけない、チョコレートを食べてはいけない、炭水化物ばかりを摂ってはいけない、栄養バランス良く食べなくてはいけない、etc…。でも、僕はこの制限を設けるダイエット法がいちばん危ないと思っています!
僕がこのブログのなかで提唱しているダイエット法は、このような制限を設けるダイエットとはまるっきり違うものです。
はっきり言って、何かを我慢したりする、制限を設けるスタイルのダイエットはうまくいきません。僕は何度もダイエットに失敗していますが、その失敗のほとんどの原因がこの制限を設けるやり方を採用したせいだと思っています。
…にもかかわらず、テレビや本で紹介されてるダイエット法のほとんどが、この制限を設けるダイエット法です。僕はそのことを大変、危惧しています。「本当に大丈夫なの…?」と思ってしまうのです。
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精神力でダイエットしようとしても、絶対にうまくいかない理由
精神力でダイエットしようとしても、絶対にうまくいきません。精神力で禁煙しようとしても、精神力で整理整頓をしようとしても、絶対にうまくいきません。人間の精神力というのは、それほどモロく、大したことないものなのです。
だから、そういった精神的苦痛を味わうかたちのダイエットは長続きしないのです。よっぽど意思の強い人ならうまくいくかもしれませんが、それも果たしていつまで続くかわかりません。
「○○しなければいけない」「○○してはいけない」と、制限を設けるダイエットは、明らかに精神的苦痛を伴うダイエットです。ほとんどは、挫折することでしょう。そして、挫折して、笑って済ませられるならまだしも、中には深刻な自己嫌悪におちいってしまう人もいます。
とくに真面目で、何事においても頑張っちゃうタイプの人は危険です。そういうタイプの人は、ひとたび挫折を経験すると、極端に落ち込んでしまう傾向があります。なかには、ウツになってしまう人だっています。
ウツになると、元気がなくなるだけでなく、何もかもが嫌になって、「もう、どうでもいいや!」と、すべてが投げやりになってしまいます。…これがいちばん怖いことです。
ダイエットにおいて、「もう、どうでもいいや」ほどやっかいなものはありません。このようなモードになってしまったら、もう最後。筋トレだろうが、有酸素運動だろうが、自ら積極的に動かなくなってしまいます。
意外に思われるかもしれませんが、ウツの人って、肥満体型の人が多いんです。もちろん、すべての人が太ってるわけではありませんが、案外、太っている人が多いのです。
だから、そうなる前に、なんとしても手を打たなきゃいけないのです。しかし、テレビや本で紹介している、制限を設けるダイエット法は、まったく逆のことを提唱しています。自信をつけさせるどころか、僕に言わせれば、あのやり方は、ダイエットをする人の自信を削ぐ恐れのあるダイエット法です。
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どんなに結果が出なくても、腐らずにいられた人が最後には勝つ
人間はそれほど強い生きものではありません。何度も挫折したり、何回も同じ失敗をくり返すと、だんだん自分に自信が持てなくなっていきます。
僕が今までダイエットに成功しなかったのも、この『自信喪失』が根っこにあります。何度も何度もダイエットに失敗しているうちに、しだいに「オレはどうせ、痩せらない体質なんだ…」というようなことを考えるようになります。
そうなると、思考はどんどん悪い方悪い方に傾いていきます。自分のことが信じられなくなり、そのネガティブな感情は僕の潜在意識に深く深く刻みつけられることになります。
…そうなると、もうダメです。うまくいくものも、うまくいかなくなってしまいます。ダイエットや禁煙に成功した人というのは、このような思考回路にハマることなく、自分を鼓舞してきた人たちです。
パッと見、明るく見えるので、「この人、何も苦労してない…」と思ってしまいますが、それは違います!
はっきり言って、ダイエットや禁煙、部屋の片づけというものは、何の苦労もなくラクラクできるシロモノではありません。もしもそんなに簡単にできちゃうんだったら、世の中にこんなにダイエットで苦労している人がいるわけがありません。
彼らは何の苦労もせずにそこに到達したわけではないのです。…かと言って、精神力で我慢したわけでもありません。
彼らは何か特別な能力があるわけでもなく、才能に満ちあふれていたわけでもありません。ただ単純に、「ダメな自分」「できない自分」「自信喪失」「自己嫌悪」といったものに負けなかっただけなのです。
どんなに結果が出なくても、決して腐ることなく、最後まで自分を信じ切ったからこそ、到達することができたのです。
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ダイエットを成功に導くためのキーワードは、『自信』
僕も113㌔という、恐ろしいくらいの体重で生活していた時期がありました。でも、少しずつ少しずつ、自分自身のこころとカラダを変えてゆくように心がけました。
もちろん、簡単ではなかったし、急には変わりませんでした。でも、ほんのちょっとずつ自分の体型が変わってゆくのが自分にもわかりました。そして、その事実に気づくようになると、なぜか、今まで味わったことのないワクワク感に包まれました。
実は体重自体はそんなに変わっていないのに、「オレ、できるかも!」という自信がみなぎってきました。僕はダイエットを成功させるカギは、この『喜び』にあると思っています。
決して、何かを我慢したり、根性と気合で結果を出すのではなく…。毎日毎日のこの小さな喜びこそが、ダイエットの謎を解くカギなのです。小さな喜びは、それは同時に自信にもつながっていきます。自分に自信が持てるようになれば、もう何も怖いものはありません。
無理なワークアウトをしなくても、一日の何十キロも走らなくても、この小さな喜びさえあれば、人は痩せていきます。僕は確かに運動も、食事制限もやりました。だけど、それらが本当に効果があったのかどうか、今となっては疑問に思っています。
毎日の小さな喜びから得られる『自信』は、確実に僕のダイエットを成功に導いてくれたと思っています。僕の体型は、日に日に変わっていきました。そして、昨日より今日、今日より明日……「確実に良くなっている」という実感を得ることができました。
これに勝るものって、他に何があるでしょうか?
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