あなたのまわりにいつもいつも誰かの悪口を言っている人っていませんか?
そういう人は、要注意です。
いや、「要注意」なのは、その人ではありません。あなたが要注意なのです。
そういう人のそばにいても何のメリットもありません。
ただただ嫌な気持ちになり、どっと疲れるだけです。
今夜もどこかの居酒屋では仕事帰りのサラリーマンが集い、会社や上司の悪口を言い合っていることでしょう。
ランチ時のレストランでは暇を持て余した主婦たちが集い、その場にいない他の主婦の悪口を言い合っていることでしょう。
放課後のファスト・フード店では高校生が集い、ハンバーガーを貪りながら、「あいつ、ムカつくよね」なんてクラスメートの悪口を言い合っていることでしょう。
断言して言えることがひとつだけあります。
そうやって誰かの悪口を言ったり、噂話に花を咲かせているうちは、人生は一つも良くならない!…ということです。
本気で人生を良くしていきたいと思っているのなら、本気で問題を解決したいと思っているのなら、まず何よりも先に誰かを攻撃することをやめなければいけません。
話はそこからです。
誰の悪口を言うことって実はとっても疲れることなんです。
エネルギーを使うことなんです。
そういう無駄なことにエネルギーを使うくらいなら、本当に自分の人生を良くすることにエネルギーを使いましょう。
そっちだって結構エネルギー使いますよ!
ご存じのとおり、幸せになることってそう簡単ではありません。
簡単ではないからみんな苦労しているんです。
模索しているんです。
そして、相当なエネルギーが必要となります。
だから、エネルギーはそういうときのために残しておきましょう!
今はもう『省エネ』の時代です。
省エネとは経済的なことだけではないんです。
精神的な意味でも、省エネをしなければいけないんです。
目次
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他者をいくら攻撃したって、人生はちっともよくならないよ!
人生でつまづいたとき、人は『他者』に対して攻撃的になる傾向があります。
オレがこんな想いをしているのに、なんでアイツはあんなにいい想いしてるんだ!
オレが苦虫をかみつぶしているのに、どうしてアイツはヘラヘラしているんだ! etc…って。
本当は「自分」に原因があるかもしれないのに、人はなぜか、そのことには目を向けません。
ベクトルは、「他者」に向けられます。
そして、勝手にイライラして、ドツボにハマっていくのです。
居酒屋やマックで愚痴や悪口を言い合っているうちは、まだいいでしょう。
でも、気をつけなければ、それがだんだんとエスカレートしていく恐れがあるのです。
そして、気づいた時には、ものスゴイ暴力となって誰かを傷つけたりすることがあるのです。
『最初のいじめはごくごく些細なことが発端』と、よく言われていますね。
そうなのです。
最初は本当に取るに足らない些細なことだったのにそこからものすごいいじめに発展してゆく場合があるのです。
それだけ人間の怒りというのはおっかないものなのです。
ほんの些細なことから、やがて大きな問題へと発展してゆくのです。
チリチリチリチリ…怒りの導火線は、なかなか消えません。
そして、だんだんエスカレートしていきます。
だから、最初のうちから十分に気をつけておく必要があるのです。
注意しないと、後々、大変なことになってゆく恐れがあるのです。
あなたのまわりに、もし、すぐに悪口を言う人がいたら要注意です。
なるべくなら、そういう人には近寄らないようにしましょう。
いつあなたに火の粉が飛んでくるかわかりません。
僕の経験上、そういう人というのは、常に怒りの炎を燃やしつづけている人です。
何にでもすぐ噛みつき、常に怒りのネタを探しています。
その怒りがいつ爆発するか、誰にもわかりません。
その爆風に、あなたが巻き込まれない保証はどこにもないのです。
あなたは、「単なる愚痴」「単なる悪口」と思っているかもしれません。
でも、そういった愚痴や悪口というものを甘く見ない方がいいのです。
その小さな火種が、やがて大きな山火事に発展してゆく可能性があるのです。
だから、あなたはそういう人から逃げなきゃいけません!
そういう人のそばから離れなきゃいけません!
それが、自分を守るための防御策なのです。
言うまでもないことですが、そういう人は自分のことしか考えていません。
自分の不満が解消されるのはどうしたらいいのかということしか考えていません。
最初は親身になっていろいろ話を聞いてあげてたとしても、いつの間にか、あなたを攻撃の対象にしていたりします。
とくに女子のあいだで、こういう話ってよく聞きます。
だから、あなたの前で誰かの悪口を言う人というのは、あなたのいないところでは、あなたの悪口を言っている…
そう思って、まず間違いありません。
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他者への攻撃の背景には、被害妄想と欲求不満がある
「何もかも順風満帆!」なんてことはあり得ません。
人生には、実にいろいろなことが起こるものです。
でも、その人生を歩むなかで起こるさまざまな障害というのは自分を鍛えるための絶好のチャンスにもなり得ます。
そこから何を学ぶかによって、その後の人生は大きく変わっていきます。
でも、多くの場合、人は障害にぶち当たるとそこから逃げることばかりを考えてしまいます。
その障害に真正面から向き合うのではなく、逃げて、誤魔化しつづける道を選択してしまうのです。
怖いからです!
怖いから、「本当のこと」を直視できないのです。
怖いから、そこから目をそらし、その根本にある問題や原因を見ようとしないのです。
その恐怖が、他者への攻撃に向かわせるのです。
とりあえず、誰かを攻撃し、誰かのせいにしていれば、問題から目をそむけることができます。
「わたしは悪くない」「アイツが悪いんだ」といった具合に問題を他人のせいにできます。
そうして他者へ責任転嫁していれば、とりあえず自分が傷つかなくても済みます。
だって、悪いのは自分じゃないんですから。
悪いのは、他者なのですから。
でも、これは完全な被害妄想です。
自分の力で現状を打破しようというしない人がよく使う手です。
追い込まれてにっちもさっちもいかなくなってる手詰まり感が、「他者への攻撃」というふうに姿を変えて表出しているだけのことです。
要するに、単なる溜飲下げです。
他者を自身の欲求不満のはけ口にしているのです。
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あなたが発している言葉、あなたを傷つける『呪いの言葉』かもしれない!
あなたは、あなたの人生のプロデューサーです。
監督であり、脚本家であり、主演俳優でもあります。
あなたの人生をデザインしているのは、あなた自身なのです。
100万回誰かの悪口を言ったとしても、あなたの人生は何ひとつ良くはなりません!
早くそのことに気づきましょう。
人生は短いのです。観客席に座って、フィールド・プレーヤーのことをブツブツ文句を言っている暇があったら、さっさとユニフォームに着替えて、ピッチに降りましょう!
いつまでも観客席にいたって、ゴールは決められませんよ!
悪口を言って人生を無駄に過ごすくらいなら悪口を言われる立場になりましょう。
その方がきっとはるかにエキサイティングで、おもしろい人生を歩めるはずです。
いつまでもずっと傍観者のままでいるつもりですか?
ずっと観客席から文句を言い続けるつもりですか?
フィールドに降りて、一緒に闘いませんか?
ゴールを目指しませんか?
他者に向かって投げたはずのブーメランは、やがて自分のところに返ってきてしまうものです。
あなたは、自分が投げたもののせいで、自分を深く傷つけてしまう恐れがあります。
わが身からいずるものいずれ、わが身に戻りくるという言葉があります。

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気をつけましょう!
あなたが何気なく口にしている誰かの悪口はいつの間にか、自分の精神を深くえぐり取って傷つける『呪い言葉』かも知れないのです。
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