サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

新自由主義車たちに騙されるな! 普通の人はアンチ・グローバルの立場でいた方がいいと僕が思うこれだけの理由

グローバル化が進めば進むほど過当競争が激しくなり、企業はブラック化していきます。

 

確かにAmazonやアップルやユニクロはものすごい利益です。

でもそれらの企業の繁栄は本当に僕たちの幸せにつながっているのでしょうか。

 

その利潤と引き換えに格差や貧困、過当競争や長時間労働が生み出されてるとしたら…

 

「もう資本主義は行き着くところまで行き着いたから、あとはみんなで楽しくのんびり暮らそうぜ!」という時代がやってくればいいのに。 

テルマエロマエみたくちょこっと稼いであとは風呂に入ってみんなでワイワイ暮らすのです。

 

競争もない

格差もそれほど激しくない

 

経済成長ってそんなに重要なのかな。

 

 

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こんなに低金利なのに経済がこんなに低成長なのは単純に『需要』がないからだと僕は思っています。

 

中国経済の失速とか、新製品がどうのこうのとかっていう短期的な話じゃなくて。

 もう資本主義は行き着くところまで行き着いてしまったんじゃないだろうかと。

 

こんなツイートをしたよ。

 

https://twitter.com/sakamoto1haruki/status/1144576711083909120

 

20世紀。

人々は貧しかった。

だから豊かな生活を夢見た。

その『需要』というか、その『パワー』ってすごかったと思います。

 

でも今はみんなある程度豊かになってしまったのです。

そうなると、もう『需要』はなくなっていきます。

 

食うや食わずの生活のときはお米はいくらあっても足りません。

だけど、裕福になるとそんなに大量のお米はいりません。

下手したら、「炭水化物はふとるから食べなくない」という状態になります。

 

日本はもういろんなものが行き届いてしまったんです。

各家庭に洗濯機が普及していったインパクトに匹敵するものを生み出せるでしょうか。

 

自動運転車?

ドローンによる配達?

AI?

iPhoneよりもすごいスマホ?

 

僕はあの頃の洗濯機や冷蔵庫の需要の方が凄かったと思ってます。

 

僕が尊敬して止まないウォーレン・バフェット氏。

彼の「いい投資先がなかなか見つからない・・・」という最近の発言が気になります。

 

もう21%のリターンを40年以上に渡って出し続けるという夢の資本主義の時代は終焉を迎えつつあるということなんでしょうか。

 

 

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日本もアメリカも株価だけはやたら高いけど、実体経済はずっと低成長を続けています。

それで「新しい産業が・・・」とか「世の中をひっくり返すような新製品が・・・」とかって話になっています。

 

でも僕は違うんじゃないかなって最近思うようになってきました。

「もう需要がないんじゃないかな」って僕は最近思っているんです。

 

iPhoneは確かにものすごい製品です。

ドローンもすごいのかもしれない。

自動運転車が実用化されればきっとものすごいことになるんだろうなとも思います。

 

だけど、それが世界経済に及ぼす影響っていったいどのくらいなんだろう。

 

なるほどAIやロボット技術は目覚ましい発展を遂げています。

だけど、そういった製品や技術による発展ってそんなにすごいインパクトを僕たちに与えてくれるんだろうか。

 

誰でも車に乗れるようになった時代

誰でもハワイに旅行に行けるようになった時代

各家庭に冷蔵庫や洗濯機が普及していった時代

 

そういった爆発的な成長に匹敵するような成長を世界経済にもたらしてくれるんだろうか。

 

資本主義はもう行き着くところまで行き着いてしまったんじゃないでしょうか。

人々はもう十分豊かになっちゃったんじゃないだろうか。

 

だから次から次へと新しい製品や新しいサービスが開発されているにもかかわらず、こんなに低成長なんじゃないだろうか。 

金利が低いのはその影響もあるんじゃないかな?

 

低金利なのは日本だけじゃありません。

先進国みんな低金利に悩んでいます。 

 

そして各国の企業はこんなに低金利なのにもかかわらず銀行からお金を借りようとしません。

設備投資をしたり、新しいビジネスをはじめようとしたりしません。

 

それは資本主義というものが行き詰まりを見せはじめていることの現れなんじゃないだろうか・・・ 

僕は最近そんなことを考えています。

 

短期的には中国経済の減速とかいろいろ言われています。

だけど、もっと大きな視点に立って経済全体を見てみたら単純に『需要がない』ってことが原因のような気がするのです。

 

Amazonやアップルが大きな利益をあげていることは知っています。

だから彼らが牽引役となって株価を押し上げていることも知っています。

それでも、彼らを持ってしてもこれくらいの成長率なんです。

 

よく考えたら、普通の人々にとってiPhone7がiPhone8になったからって別にそれが生活に大きな影響を及ぼすものじゃありません。

市場原理主義者たちのいちばんの問題は『市場こそが正義であり、市場にまかせていればすべてがうまくいく』という考えそのものです。

 

もしもその市場ってやつが今後、発展がのぞめないものになっていったらこの世の中はどうなってゆくのだろうか。

それよりも何よりも資本主義は本当に今までのように発展してゆくのだろうか。

 

今のこの低成長は「一時的な停滞」であり、「小休止」に過ぎず、この停滞期間が過ぎれば世の中はまた20世紀のように爆発的な成長を遂げるのだろうか。

本当にそうなのだろうか。

冷蔵庫や洗濯機に匹敵する画期的な製品が開発されるのだろうか。

 

僕はそこの部分に関してはあまり楽観視していません・・・ 

だから「これからの資本主義の成長に賭ける!」とかって言って、S&P500に連動したインデックス・ファンドに何千万円も突っ込むようなことはしたくないんです。

 

たとえ「S&P500は過去50年間にわたって9%成長してきた」とかなんとかいくら言われたとしてもね・・・

 

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これはクレイジークレイマー問題やモンスターペアレンツ問題にも深く関係してくるんだけど、『許せない=懲らしめてやってもいい』と考える人が増えているような気がする。

そしてその怒りの矛先が決して政治権力の側に向かうのではなく、「ちょっとやらかしちゃった普通の人」に向かうのも気になる。

 

かつて、日本には『分厚い中間層』があって、そこでは弱者とか「ちょっと変わった人」なんかも受け入れる余裕があった。

でもそれが完全に解体されてしまった。

 

その結果、不安と鬱屈を抱えた人が増えてきたのかも。

是枝監督じゃないけど、本当に怒りの矛先を向けなきゃいけない相手は誰なんだろう。