シンプルに。自由に。

シンプルに。自由に。

元不動産会社のサラリーマン。現在、北海道で5棟74室+月極Pの大家として活躍中🏠 2010年12月より法人化(8期目)🏢 ブログではお金、不動産投資、人生哲学、映画🎬や本📕のレビュー記事などを発信中。最近、株式投資もスタート💹 奥さんと中1小4男子と猫😺と自由にのんびり暮らしてまーす。

『アリとキリギリス』の話には続きがあった!?

f:id:orange345:20181126164531j:plain

日銀の黒田総裁は「日本をもっとインフレにしよう」と目論んでいる。

安倍首相を基本的にはこの考えに賛成だ。

 

物価が上がることがあらかじめわかっていれば、『今のうちに買っておこう』と考える人が増えるだろうと彼らは考えている。

 

だがご存じのとおり、彼らのその目論見はものの見事に外れている。

誰もモノを買おうなんて思っていないのだ。

 

いや、むしろ企業も個人もおカネを貯め込むことに躍起になっている・・・

スポンサーリンク

 

日本は十分、豊かになってしまった!

日本人はアリとキリギリスの話が大好きだ。

そして、「キリギリスのように人生を楽しむことは良くないことだ」と思っている。

 

みんなアリの生き方を選んでいるのだ。

 

このままでいくと何が起こるか?

どんなに日銀がお金を印刷しても印刷しても誰もそれを使おうとしないという現象が起こる。

 

相変わらずモノは売れず、景気も一向に良くならない。

いっぽうにおいて、お金だけは余ることになる。

 

だから企業の内部留保は過去最高になり、個人が銀行に預けている額も1000兆円を超えている。

誰もモノを買わなくなってしまったのだ。

 

いやむしろ、買いたいと思えるものがなくなってしまったのだ。

 

日本は十分豊かになり、これ以上のフロンティア(伸びしろ)がなくなってしまった。

みんながキリギリスになることを嫌がり、みんながアリになってしまったことが原因だ。

 

その結果、今度はアリが苦しむことになるのである。

なんと、『アリとキリギリス』の話には続きがあったのだ!

スポンサーリンク

 

みんながアリになることを選んだせいで何が起きたか?

日本人はキリギリスを反面教師にして、「あんなふうになってはいけない」という考えに過剰に囚われてしまった。

そのことによって今度はアリがトタンの苦しみを味わうことになる・・・

 

笑えないブラック・ジョークだ。

 

誰もモノを買わなくなったら、経済はまわらなくなる。

お金を散財しすぎるのも問題かもしれないけれど、お金をまったく使わないというのも問題なのである。

 

お金を貯め込むだけでは問題はさらに深刻になるばかりなのである。

 

黒田総裁も安倍首相もこのような経済の硬直化をなんとかしようと、あの手この手を使ってなんとかしようとした。

銀行にお金を預けてもまったく利子がつかないようにしたり、企業や個人が低い利子でお金を借りられるようにしたり・・・

 

だけど、どれも効果がなかった。

みんなお金を使うことよりも、お金を貯めることの方に躍起になってしまったのである。

 

あまりにもキリギリスになることを毛嫌いしすぎたがために、今度はその振り子が極端な方向へふれてしまったのだ。

 

よく考えたら、わざわざインフレにしようなんて思わなくたって、デフレでモノの値段が安くなってるんだから、欲しいものがあれば買うはずだ。

問題はモノの値段がどうのこうのという話ではないのだ。

 

日本人に「欲しいモノ」「必要なモノ」がもうなくなってしまったのだ。

日本はもう行き着くところまで行き着いてしまったのだ。

もう十分、豊かになってしまったのだ。

 

だからこんなに企業の業績が良く、たんまりと内部留保を貯め込んでいるのに低成長なのだ。

もうフロンティアがないのだ。

 

ここに人口減少の問題が追い討ちをかける。

ますます余白やノビシロがなくなってしまう・・・

 

そりゃ、どんなに金利を安くしても企業はお金を借りないはずだ。

だって、商売自体が成り立たないのだ。

 

金利が1%だろうが、0.5%だろうが関係ない。

借金をして事業展開したって、そんなに発展しないことは最初からわかりきっていることなのだから。

スポンサーリンク

 

もう古き良き時代のやり方は通用しない

もう60年代の「そのうち何とかなるだろう」的な高度経済成長の時代ではないのだ。

 

みんなすっかり縮こまり、アリのようにスケールの小さい人間ばかりが増えてしまった・・・

 

最近では若者は車にも乗らなくなり、6年の法定耐用年数を超えても新車に乗り換えようともせずに、そのまま10年近く乗り続けるようになってしまった。

 

銀行口座にたんまりお金を預けている老人たちも、「下流老人」とか「老後不安」といった言葉にビクついてビタ一文おろそうとはしない。

 

人口減少することも目に見えている。

日本には経済が発展する要素がまるでないのである。

 

メルカリがどんなに人々に浸透したとしても、おそらく60年代に各家庭に全自動洗濯機が普及していった時のインパクトには遠く及ばないだろう。

 

それなのに政府はどんどん紙幣を印刷し、借金を増やしている。

「2%のインフレ」に持っていくために国債を買いまくるという暴挙に出ている。

 

今や日本はデフォルト寸前のところまできている。

2%のインフレどころの騒ぎではない。

いつハイパー・インフレになってもおかしくないような状況なのだ。

 

しかしながら、黒田総裁も、安倍首相もこの路線を変える気はないらしい。

途中で路線を変えることができないというのも日本人の特徴のひとつだ。

 

そして、最終的には行き着くところまで行き着いてしまうというのも・・・

 

先の大戦のとき、この日本人の資質のせいでいったいどれほどの人が犠牲になったことだろう。

あのときも途中で路線を変更する機会はいくらでもあったはずなのに。

スポンサーリンク

 

莫大な国を借金をどうやって返したらいいのか?

ちなみに、日本政府が抱える借金の総額は1000兆円をゆうに超えてしまっている。

ハイパー・インフレにせずに借金をチャラにする方法は、その膨大な額の借金を(利子もひっくるめて)ガンガン返済してゆくしかない。

 

どうやって返済するか?

 

『圧倒的な規模の増税』である。

あるいは『社会保障その他のサービスを切り詰める』という方法である。

 

おそらく、その2つの選択は日本人は取らない(取れない)と思う。

 

なぜなら、日本人は路線変更することが大の苦手だからだ。

だから行き着くところまで行くしかない・・・

 

おそらく僕は政府は『請求書を僕たちの子供や孫のポケットに知らないあいだにスッと刷り込ませる』という方法を選択するのではないかと思っている。

 

あるいは、もう一度キリギリスのプラスの側面に目を向け、もう一度、みんなで明るい社会を築き、税収を上げて借金を返すように努力をするか・・・?

 

でも、そういう選択も日本人は取らない(取れない)と思う。

 

なぜなら日本人の多くがキリギリスを毛嫌いしてしまっているからだ・・・