サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

一刻も早くデフレから脱却して「マイルドなインフレ」になった方がいい理由について述べます。

f:id:orange345:20200601175843p:plain

 

www.youtube.com

 

今回のショックによって日本政府のケチぶりが露呈して大問題になっています。

僕に言わせれば「今にはじまったことじゃない」というカンジです。

 

僕はずっとこのブログの中でそのことを指摘しつづけてきました。

それこそ今回のショックが起きるずっとずっと前から・・・

 

“そのこと”というのは日本の『緊縮財政路線』のことです。

 

なぜ日本政府は国民に現金を配らないのか?

休業補償をしないのか?

保健所の職員の数が少ないのか?

病院のベッド数が足りないのか?

マスクをはじめとする医療器具が少ないのか?

 

それはすべて『緊縮』をやってるせいです。

日本政府が「なるべくお金をかけたくない」と思っているからです。

 

じゃあ、なぜ日本政府はそう思っているのか?

それは1,000兆円を超えると言われる財政赤字が問題だと思っているからです。

 

僕はまったく問題ないのでどんどん財政赤字を増やして日本国民を救うべきだという立場の人間だけど、僕の声なんかあまりにも小さすぎて届きもしません。

この財政赤字を解消するために政府は消費税増税という『悪魔の媚薬』みたいなものに手を出してしまいました。

 

しかし、まったく効果はありませんでした。

そりゃそうでしょう。

消費税増税なんかやったってまったく意味ないのですから。

 

デフレから脱却しなくてはならない理由

いちばん良い方法は(本当はこのショックが起こるずっとずっと前から舵を切っておkくべきだったのですが)、『デフレから脱却すること』です。

極端なインフレではなく、マイルドなインフレにすることです。

 

日本人は「インフレ」という言葉にアレルギー反応を示します。

何か悪いことであるかのような錯覚をしています。

 

マイルドなインフレとは良いことなのです。

物価も上がるかもしれないけれど、給料やボーナスも上がるということなのです。

世の中に出回るお金の量が増えるということなのです。

 

その結果、みんないろんな消費行動を取るようになり、企業の業績もUPするということなのです。

最終的には所得税や法人税といった税収も増えて政府の方も助かる。

そんな『ウイン・ウイン』の状態が僕が言ってるマイルドなインフレの状態なのです。

 

ではインフレの反対は何でしょうか?

そうです。デフレです!

 

じゃあ、デフレとはいったいどういう状態のことをいうのでしょうか。

基本的にはモノの値段が下がることを「デフレ」といい、その反対にモノの値段が上がることを「インフレ」といいます。

 

なぜデフレが起こるのかというと需要が少ない状態になってしまうからです。

ではなぜそういう需要不足が起きるのか。

モノやサービスが売れないからです。

世の中が不景気だからです。

 

じゃあ、なぜ世の中はこんなに不景気になったのか。

人々におカネがまわっていってないからです。

国民が貧困化しているからです。

 

では需要がそんなに少ないのであれば供給も少なくすればいいのではないかという声もあります。

企業は生産を減らし、労働時間を大幅に削減すればいいと主張している人もいます。

そうすれば供給過剰・需要不足が解消されるはずだ、と・・

 

ところが物事というのはそうカンタンにはいかないのです。

労働時間が減るということはそれだけ賃金が下がるということです。

賃金が下がるとモノやサービスをますます消費しなくなってしまいます。

要するにますます需要不足が起こるのです。

 

みなさんだって給料が下がったら不安になって消費なんかしなくなりますよね。

そうやってみんなが支出を抑えると世の中はますますデフレになってしまうのです。

そして、人々がそうやって貧困化すると企業の業績も悪くなります。

 

そうすると企業も思いきって投資をしたり、新しい設備を導入したり、新しいビジネスを展開したりしなくなります。

悲観が悲観を呼び、企業も国民も誰もお金を使わなくなります。

 

銀行にだけ預金が積み上がってゆくことになります。

言うまでもないことですが、銀行にいくらお金が積み上がっていったとしても世の中には良いことは一つもありません。

 

・・・こうやって経済のパイはますます縮小していけばますますデフレ化してゆくことになります。

いつまでたってもデフレ・スパイラルから抜け出せないのです。 

 

なぜ日本経済は良くならないのか

先ほど「デフレというのはモノの値段が下落することだ」と申し上げました。

モノの値段が下落するということは別の言い方をすると、お金の価値が上昇するということでもあります。

日本でいうと『円』という通貨の価値が上がるということです。

 

デフレというのはモノやサービスの価値が下がる現象のことを言うのですが、裏を返せばそれは「通貨の価値が上がる」ということでもあるのです。

だからみんなせっせとお金を銀行に貯金しているのです。

 

そのお金に価値があると思うから「手放さないようにしよう」「手元に持っておこう」と思うのです。

もしもその通貨に価値がないのだとしたら誰もそんなことしませんよね。

 

「お金の価値が上がる」というと、一見すると良いことのように思えます。

しかし、それは決して良いことではありません。

人々がモノやサービスを消費しなくなってしまうからです。

 

そして、たくさんの人がそのように考えて消費をしなくなり、カネをため込むことばかりやるようになったら日本経済はますますシュリンクしてゆくことになります。

 

日本企業の内部留保の額が600兆円を超えて大問題になっています。

なぜそんなに企業はお金をため込んでいるのでしょうか。

それはそれだけ投資をしていないということです。

 

設備も増やしていないし、従業員も増やしていない。

研究開発も商品開発をしていない。

ただただ銀行にカネを積み上げているだけ・・・

 

それで日本経済が良くなると思いますか?

それは日本経済にとって良いことだと思いますか?

 

貨幣の価値が上昇すると、消費や投資はますます冷えこんでいってしまうのんです。

 

 

デフレはなぜ良くないのかについて

また、デフレになると多くの人は企業も個人も「借金を返そう」と思います。

お金の価値が上がるということは借金をすればするほど損になるということでもあります。

 

デフレというのは貨幣の価値が徐々に上がってゆくことを意味しています。

・・ということは、借金をすればするほど損をするということになります。

 

デフレの状態が進んでいるときに借金をするということは借りるときよりも返すときの方が借金が膨らんでいるということとイコールだからです。

それがわかっているから企業も個人もこんなデフレのときには借金をすることを控えようとします。

 

誰も銀行からお金を借りようとせず、銀行の融資窓口は閑古鳥が鳴くことになります。

むしろ、みんなせっせと返済を急ぐようになります。

繰上返済をして少しでも借金を少なくしようとします。

 

こういうデフレの時期というのは融資は積極的にはおこなわれないのです。

企業もお金を借りて投資をしたりビジネスをしたりしなくなるのです。

 

お金を借りてくれる人がいなくなると銀行の経営はますますむずかしくなっていきます。

ご存知のとおり銀行というのはお金を貸して利ザヤを稼ぐ商売です。

お金を借りてくれる人や企業がいなくなったら商売上がったりなのです。

 

このようにデフレというのはお金を借りる側にとってもお金を貸す側にとっても良いことがひとつもないものなのです。

でも、その良くないことが今、日本を襲っているのです。

 

世界じゅうを見渡しても日本だけが唯一、経済成長をしていません。

それは日本がデフレ・スパイラルにおちいっているからです。

 

デフレから脱却する方法はひとつしかありません。

デフレとは逆の政策をすることです。

 

要するに、インフレになるような政策をやることです。 

 

マイルドなインフレはいいことだらけ 

インフレになると需要が高まり、供給が不足するので企業は忙しくなります。

 

ちょうど今回のショックにおける「マスク」のことをイメージしていただければわかりやすいと思います。

みんながマスクを求めているからマスク工場は大忙しです。

マスクの値段もグングン上がっています。

 

企業も新しく機械を導入したり、土地を購入して工場を建設したりしていろいろとお金が動きます。

 

インフレになるとおカネの価値が下がりますので、「貯金なんかするよりモノやサービスを買った方がいい」という状態になります。

だから銀行に眠らせておくお金の量が減って、世の中にたくさんお金が出回るようになります。

 

お金の価値が下がるわけですから借金をする企業や人も増えて、ますます経済活動が盛んになるでしょう。

借りたときよりも返すときの方が貨幣の価値が下がってるわけなので、「借金した方がトク」ということになります。

 

そういう状態になればますます投資や消費が盛んにおこなわれることになります。

企業の業績もUPして従業員もたくさん雇い入れなきゃいけないことになります。

当然、給料やボーナスも増えますから人々はよりリッチになります。

 

いわゆる『経済成長』というものが到来します。

経済成長というのは何も供給側だけの話ではないのです。

 

日本からAmazonやGoogleやアップルが誕生しなくてもいいのです。

内需が盛り上がり、企業と個人が潤えばそれだけで経済は成長するのです。

 

もちろん、このインフレが「行き過ぎ」てはいけません。

 

マイルドなインフレ

ソフトなインフレ

 

そのくらいがちょうどいいと思います。

そのくらいを目指すべきだと思います。

 

今は全然、まったくそういう状態になっていません。

今はみんなデフレで困っています。

 

ハイパーインフレどころか、ハイパーデフレになりそうな気配すらあります。

だからこういう時期に増税したり、緊縮財政などをやったりしてはいけないのです



www.youtube.com