サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。趣味で詩も書いてます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

PBRの平均が0.8倍になるまで株価が下落した今の相場環境について僕が思うこと。

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今回のショックによって日経平均のPBRが1倍を割り込み、リーマンショック時と同じ0.8倍になったことが話題になっています。

リーマンショックのときよりも下落のスピードは早いです。

「16,000円割れもありうる」と言ってる経済の専門家もいます。

 

もちろんそれは恐ろしいことではあるし、この先も不透明で不安ではあります。

しかし、ひとりの株式投資家としての目線で見れば「待ちに待った買い場がやって来た!」とも言えます。

 

いまは大荒れの状態なので、この竜巻の中には入っていかない方がいいと思っていますが、この乱高下が落ち着いたらどこかのタイミングでエントリーしたいと思っています。

 

ついこないだまで「高いなぁ。もっと落ちないないかなぁ」と思ってた優良企業の株がどんどん落っこちてきているのです。

この千載一遇のチャンスを逃す手はありません。

 

しかし、『落ちるナイフはつかむな』という相場の格言だけは忘れてはいけません。

 

今回のショックはリーマンショックのときとまったく違うものです。

リーマンは金融ショックでした。

だから金融政策で事態を収束させることができました。

 

ところが今回は未知のウイルスが相手です。

そして、それによる実体経済へのダメージです。

金融政策だけでは効かない厄介な相手です。

 

マーケットもそのことはわかっています。

だからFRBや日銀が緊急会合を開いて措置をしても株価は上がりませんでした。

 

上がらないどころか彼らの慌てぶりを見てますます不安が高まり、株価はさらに下落してしまいました。

 

やはりここで必要なのは金融政策だけでなく財政政策です。

政府が思いきって財政出動して民間におカネを配るのです。

 

そうやって実体経済を直接的に良くするようなことをやらないと、下手したら『恐慌』におちいる可能性すらあります。

個人投資家は株価がどうのこうの言ってられない事態になるかもしれません。

 

さらに原油価格の暴落もちょうど同じタイミングで起こりました。

サウジアラビアやロシアが原油価格を引き下げたことによってアメリカのシェールオイル企業が痛手を被ることになりました。

そのことによって米国株は暴落し、それが日本やヨーロッパの株価にも影響を及ぼしました。

 

いま、世界はこの未知のウイルスの件と原油の暴落の件という2つの厄介な問題を抱えているのです。

この2つがある程度、落ち着きを取り戻さなければ株価も安定しないはずです。

 

それまでは各国政府は自国の国民に対してしっかりと財政政策で支えてゆく必要があります。

アメリカではあのボーイング社が倒産の危機に貧していると言われています。

超巨大企業です。

たしかにいま、誰も飛行機になんか乗りませんもんね。

 

アメリカのトランプ大統領はこんな経済政策を考えてるようです。

 

www.jiji.com

 

なんとその額、220兆円!

さすがアメリカです。

スケールがデカイです。

 

イギリスのジョンソン首相はこんな経済政策を考えてるようです。

 

www3.nhk.or.jp

 

イギリスではなんと、あのベーシックインカムを導入するかもしれないという話になっているのです。

 

各国、国民のことを第一に考えて経済政策を打っていることがよくわかります。

実を言うと、今回のショックや原油の暴落という2つの大きなマイナスの出来事が起こる前から日本経済の『かげり』みたいなものは見えていました。

 

企業業績をあらわすEPSという指標は2018年の末ぐらいからずっと下落していました。

そこに追い討ちをかけたのは2019年10月1日に導入された消費税増税です。

これによってGDPは−7%という数字を叩き出していました。

 

にもかかわらず、株価だけは上昇をつづけていました。

アナリストの中には「日経平均株価は3万を超える」なんてことを言ってる人もいました。

「何かおかしなことが起こってるぞ…」と思う人も少なくありませんでした。

 

僕は今回の件が起こる前からずっと警鐘を鳴らし続けてきました。

日本もアメリカも明らかに株価が高すぎると思っていました。

「こんなはずはない」「何かがおかしい」と思っていました。

 

だから日米両国の株価がこれだけ急激に暴落したのもわかるような気がするのです。

下落もすごいですが、その前の上昇もすごかったのです。

バブルだったのです。

だから下落幅もすごかったのです。

 

おそらく5月くらいに出てくる各社の決算内容はボロボロのものになるでしょう。

それを受けて株価がどう反応するのか非常に興味深いものがあります。

その決算内容しだいによってはさらなる株価の下落も覚悟しておく必要があると僕は思っています。

 

いまの相場はあまりにもむずかしすぎますし、あまりにもキケンすぎます。

AIなどのコンピューター技術が自動的に売りを入れたりしていて、とてもじゃないけど個人投資家レベルで対処できるような環境ではありません。

「現金化しなくてはいけない」という力学が働き、換金売りを起こしています。

 

いったんそういう状態におちいったらどこまで下落してゆくかまったくわかりません。

まさに「落ちるナイフはつかむな」という状態になっています。

 

為替の方の値動きも気になります。

円高が進んだかと思ったら今度は一転して円安に振れています。

 

しかし、僕はもっと円高に進む可能性がなくなったわけではないと思っています。

日本が不景気のどん底にいた民主党政権時、たしか円は1ドル80円くらいになったと記憶しています。

 

株価も「PBRが0.8倍でリーマンショック時と同じ水準になったから今が底値だ」と安易に考えない方がいいと思います。

僕は焦る必要はまったくないと思っています。

 

ウイルスの収束具合、原油の値段のゆくえ、東京オリンピック延期のゆくえ、そして1−3月の各社の決算内容、etc・・・

いろんな材料が出揃ってから動き出しても全然遅くないと僕は思っています。

 

今後は今までのような右肩上がりのイメージでいかない方がいいと思います。

今回のショックのダメージはおそらく長期化すると思います。

投資姿勢そのものを見直さなければならないかもしれません。

 

あるいは投資に参加すること自体がいいことなのかどうかも再検討すべきだと思います。

何と言っても海外のプロの投資家たちはこぞって資産を売って現金に変える動きを見せているのです。

個人投資家だってそれにならってもいいはずです。

 

なかにはすでに損切りをしてノーポジションになった個人投資家の人もいます。

損を出すのは痛いかもしれませんが、株をすべて売ってしまったというのは逆の意味で安心感にもつながると思います。

 

短期的な目線で相場を見ているトレーダーにとってはおもしろい相場かもしれません。

しかし、そういうギャンブル的なやり方で大きな利益を出すのは非常にむずかしいのです。

 

そうは言いつつも、どこかでエントリーしなければなりません。

そこの見極めはとてもむずかしい。。

僕にもわかりません。

 

ただひとつ言えることはウォーレン・バフェットはその長きにわたる投資人生のなかでいつも人々が悲観にくれてるときに株を購入してきたということです。

そして、そのおかげで今日の帝国を築き上げたということです。

 

僕はバフェットを心から尊敬しています。

早く「ここだ!」「今だ!」と思える瞬間がやってくればいいなと思っています。