サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

リベラルの経済政策が新自由主義者たちと非常に近いのはなぜか?

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僕は基本的にはアメリカのバーニー・サンダースと近い考え方をしていると個人的には思っています。

ところが投資なんてものをやって生計を立てているので、どうしても新自由主義的な考えをする人と触れる機会も多くて困っています。

 

ご存知のとおりサンダースはウォール街の連中とウマが合いません。

それはサンダースが「左だから」というイデオロギーによる対立だからではありません。

サンダースが反緊縮路線だからウォール街の連中から嫌われているのです。

 

ついでに言うと、サンダースは民主党の主流派からも嫌われています。

なぜなら民主党の主流派もまたウォール街の連中と仲良しのエスタブリッシュメントだからです。

 

そして今回の大統領選挙の民主党側の代表者選考会でサンダースは失速しました。

代わりに浮かび上がってきたのはバイデン氏です。

 

バイデン氏は「中道左派」を自認しています。

いわばヒラリーと似たような考え方をする人間なのです。

だからウォール街の連中とも仲良しです。

 

ヒラリーはリベラルを標榜していながらウォール街の大金持ちからたくさんの政治献金を受けていました。

前回の大統領選挙戦でそこをトランプに突っ込まれ、ヒラリーおよび民主党執行部は「エスタブリッシュメントの味方」というダークなイメージがついてしまいました。

 

バイデン氏はそんなヒラリーと基本的には同じ中道左派を自認しています。

サンダースのように新自由主義者たちを目のかたきにしたりしません。

そして、各地の選挙結果をみると、どうやらアメリカの民主党支持者たちはまたもやサンダースを選ばないという決断を下したようです。

 

ヒラリーのときのまったく同じことが起きようとしています。

これでおそらくトランプが勝利することになるでしょう。

 

新自由主義的な考え方とは具体的に言うと、こんな考え方をする人たちのことです。

 

小さな政府
規制緩和
緊縮財政
増税
競争促進
賃金カット
民営化
労働の流動化
グローバル化

 

わかりますか?

要するに今のアベ政権と同じ路線ですね。

 

そして、おもしろいことに今の立憲民主党もこの路線に非常に近いのです。

要するにバイデン氏は枝野さんだと思えばわかりやすいと思います。

 

立憲民主党も消費税の減税には反対の立場をとっています。

また国債を発行して財政出動するMMT的なやり方にも反対しています。

 

でも日本はれいわ新選組という政党がありますよね。

れいわの代表である、山本太郎さんは完全に反緊縮路線です。

彼こそがいわば、日本のバーニー・サンダースです。

 

僕も非常に近い考え方をしています。

だから僕は先頃の参院選挙でもれいわ新選組、および山本太郎氏に投票しました。 

 

新自由主義者たちは緊縮財政が大好き

ところがサンダースはアメリカの若者のあいだからは熱狂的に支持を集めているとはいえ、今回も失速しました。

山本太郎氏もまだまだ多くの日本国民から支持されているとは言いがたい状況です。

それが僕のブログやツイッターもいまひとつ伸びない理由も一因なのかもしれません。笑

 

しかし、僕はいずれ日本は(いや、世界は)『反緊縮』に移行してゆくと思っています。

いまはその過渡期だと思っています。

そういう反緊縮の芽みたいなものはアメリカにも、日本にも、ヨーロッパにも出てきています。

 

新自由主義者たちが大好きな緊縮路線。

それが今回のショックによっていよいよ終焉を迎えるのではないかと僕は見ています。

 

多くの日本人もさすがに気づきはじめています。

これから猛烈な大不況がやってきます。

そうすると、気づく人がもっと増えると思います。

 

緊縮財政は人々を不幸にするだけです。

いい想いをするのは大企業と政府と政治家だけです。

そういうエスタブリッシュメントだけがいい想いをして一般庶民はますます苦しい生活を強いられる・・・

 

そういう格差社会は緊縮財政によって生み出されたのです。

緊縮財政を支持する新自由主義的な考えをする人たちは何かというとすぐにインフレ危機をあおります。

 

日本にもすぐに「ハイパーインフレになる」とかっていう人、いますよね。

緊縮財政の発端の発端であるレーガンやサッチャーもインフレ危機をあおり、それが国民に支持されていきました。

 

これだけデフレが深刻化して、格差が拡大し、貧困家庭が増えつづけている状況なのにインフレのことを心配するなんて・・・

僕には正気の沙汰とは思えません。

 

ガリガリに痩せ衰え、栄養失調になってる人が「そんなに栄養を摂ったら肥満になって死んでしまう・・」と言ってるようなものです。

 

こういうデフレ不況下ではインフレ政策をしてもまったく問題はありません。

だから円やドルの価値、その国の国債の価値を毀損するようなことを多少やったところでインフレには絶対になりません。

 

アメリカも日本もガンガン財政赤字を増やしてもちっとも国債は暴落してないじゃないですか。

それどころから日本の国債の利回りなんて0.1%ですよ!

どこがハイパーインフレになるんですか。

どこがギリシャになるんですか。

 

ギリシャなんて財政破綻するときの国債の利回りは40%以上ありましたからね。

こんなデフレ化にインフレの心配をするのはお門違いです。

 

 

立憲民主党が緊縮に反対しない理由はナニ?

政治家は政府のお役人さんの口車に乗せられず、ただただ国民が幸せに暮らしていけることだけを考えてほしい。

そういった意味では大盤振る舞いに国民にお金を配るべきだし、消費税減税なども真剣に検討すべきです。

 

国民民主党の玉木代表はこんなツイートをしています。

 

 

素晴らしい提案だと思います。

この方、もともと財務省なのですが、財務省出身の人にしてはめずらしく反緊縮に理解を示す発言が多いのが特徴です。

 

それに対して立憲民主党は「庶民の味方です」という顔をしていながらやってることはすべて財務省が喜ぶような緊縮路線です。

なぜ国民民主と立憲民主が分裂してしまったのかよくわからなかったけれど、こういう根本的な部分でどうしても相容れないものがあったのかもしれません。

 

インフレの心配をするのは少しでも少なくとも日銀の黒田総裁がよく言ってる「インフレ率2%」を達成してからにしましょう。

インフレ率2%を達成したということは世の中はそれなのに好景気にわいているということです。

 

人々は今よりも豊かになり、消費意欲が旺盛で、供給よりも需要の方が上回っている・・・

そんな日本社会になったら行き過ぎたインフレの心配をしましょう。

 

いま、そんな状況ですか?

インフレどころか、デフレがますます深刻化しようとしているじゃないですか。

 

加熱したインフレを冷ます方法はいくらでもあります。

いちばん手っ取り早いのは増税することです。

 

消費税増税は行き過ぎたインフレを抑制しなきゃいけないときに使うカードです。

それなのに、こんなデフレのときにやるから問題はより深刻になってしまったのです。

 

労働者を安い賃金でコキ使いたい新自由主義的な考えの人たちがインフレを嫌うのは理解できるのですが、僕がいちばん問題だと思うのが日本で「リベラル」と呼ばれている人たちもインフレを毛嫌いしていることです。

 

彼らはよく「モノの値段が高くなると庶民が貧しくなるから」と言います。

何を言ってるんですか。

インフレになればモノの値段も高くなるかもしれないけれど労働者の賃金も高くなるのですよ。

インフレになることを嫌がるということは給料が上がって国民が豊かになるということを嫌がることとイコールなのですよ。

 

それじゃ、まさに新自由主義者とまったく同じ発想じゃないですか。

「国民を安い賃金のままにしておこう」という意味合いにおいてはどちらも似たり寄ったりの思想じゃないですか。

景気が良くなれば企業の業績がUPします。

そうすると給料やボーナスもたくさんもらえるようになります。

 

名目賃金が上昇すれば多少物価があがったとしても大丈夫です。

その物価の上昇率を賃金上昇率がオーバーしていけばいいわけですから。

 

さらに消費税が安ければ(あるいはゼロであれば)、国民はさらに豊かになります。

だから国民はいっぱい消費しようとします。

 

家を買います

車を買います

旅行に行きます

外食をします

服を買います

オシャレをします

恋をします

結婚をします

子供を生みます

子供の教育費にもお金をかけることができます

2人目、3人目の子供も検討します

少子化が解決されます

人口減少の問題も解決します

国民の所得が増えれば所得税の税収も増えます

企業の業績がアップすれば法人税の税収も増えます

政府のもとには多額の税収がもたらされます

その税収は消費税の増税分をはるかに上まわるでしょう

etc・・・

 

 

インフレを心配する必要はない

インフレを心配する・毛嫌いするということはこのような明るい未来を否定するということです。

 

日本がなぜこんなに行き詰まっているのか

緊縮財政をやっているからです。

ケチケチばかりしているからです。

 

だから今回のショックによる緊急経済対策も思いきった予算を組んでも大丈夫なのです。

 

僕はこんなツイートをしました。

 

 

 

 財源の心配はする必要はありません。

 

「日本の債務残高は1,000兆円を超えているから財政破綻する → ヤバイ」

じゃなくて、

 

「日本の債務残高は1,000兆円を超えているのに財政破綻してない → スゴイ」

と認識を変えるべきです。

 

日本は自国通貨建てで国債を発行できて、自国に中央銀行を持っている世にも珍しい国なのです。

そんな国がデフォルトしたり、ハイパーインフレになったりすることは絶対にないのです。

 

 

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