サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。趣味で詩も書いてます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

暴落時に身動きが取れなくなるiDeCoに僕が警鐘を鳴らしつづけてきた理由

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こんなツイートをしました。

 

 

 

僕はこのブログの中で散々、iDeCoのデメリットを指摘してきました。

それから株式市場の上昇率に投資してキャピタルゲインを狙う投資法のデメリットも指摘してきました。

 

これまではいくら僕が騒いでもなかなか理解してもらえませんでした。

株価もずっと右肩上がりで推移していましたし、そういう上り調子のときというのは何を言っても誰も聞いてくれませんでした。

 

しかし、そうも言っていられない事態が(僕に言わせれば「ようやく」)やってきました。

株価の大暴落がはじまったのです。

 

 

 

 

 

僕はずっと前から警告していました。

こちらの記事でも「世の中には春夏秋冬といった具合に“サイクル”があるんだ」ということを述べています。

 

www.nonbiri-happy.com

 

だから僕は来たるべき大嵐に備えておくように警告していました。

「自分なりのノアの方舟をつくっておけ」と申し上げていました。

 

彼らは「分散投資してるから大丈夫だ」と僕に言いました。

500社以上の優良企業が名を連ねている株式市場全体に投資しているので暴落が起きても被害を受けることはない、と彼らは言っていました。

 

僕はその話を聞いてびっくりしました。

僕の目には彼らがやっているのは分散投資でも何でもなく、ただ単に「分けた」だけのように見えたからです。

 

もっとわかりやすく言えば、彼らは『紙の資産(ペーパー・アセット)』というひとつの資産にしか投資していませんでした。

彼らはすべての資金をひとつの資産に注ぎ込んでいる「おもいっきり集中投資をしている人」だったのです。

 

でも僕のその声は彼らには届きませんでした。

今、株価が大暴落しておそらくはじめて僕が何に警告していたのかわかってもらえたのではないかと思っています。

 

彼らは分散投資をしていたのにもかかわらず被害を受けました。

リスク・ヘッジのために分散投資をしたはずなのに、「いざ!」というときに(彼らの言う)分散投資は彼らを守ってはくれませんでした。

リスクをヘッジしてはくれませんでした。

 

じゃあ、僕が思う分散投資とはどういうものか?

それはとてもカンタンです。

 

紙の資産にも、紙じゃない資産にも投資をすることです。

もっと具体的に言えば、株式や債券、為替などに投資だけではなく、不動産などにも投資をするということです。

 

この世界的な株価大暴落が起きてもうちの会社で保有している物件はまったく被害を受けていません。

2月末にはきちんと家賃が振り込まれています。

なぜそんなことになるのか?

不動産投資と株式投資はまったく違うものだからです。

 

不動産投資は不動産に投資をし、株式投資は株式などの紙の資産に投資をします。

投資する対象が違うのです。

だからどっちかが被害を受けても大丈夫なのです。

 

彼らがしきりに言っていた『分散投資』っていったい何だったのでしょうか。

非常にマズイことに例の年金2,000万円問題が起きてから株式投資をはじめる人が激増しています。

 

おそらくここ数年ではじめた人は昨今の株価暴落の煽りを受けて、今、思いっきり含み損を抱えていることでしょう。

ここから株価がどんな動きをするかなんて誰にもわかりません。

 

この株価のサイクルはいつの世も繰り返されてきました。

春夏秋冬です。

 

今、世界は冬の季節に迎えました。

ここ数年で慌ててiDeCoの口座をつくった人は「秋の終わりから冬のはじめ」という最悪のタイミングで舞台に上がってきたことになります。

 

冬の期間がどれくらい続くのか、それは誰にもわかりません。

ウォーレン・バフェットにも、ジム・バフェットにもわかりません。

 

わかっていることはただ一つ。

『iDeCoの口座の中にあるおカネは老後を迎えるまで引き出せない』ということです。

 

これから株価の低迷期がどれくらい続くかなんて誰にもわかりません。

一時的には回復したとしても、またすぐさま下落してしまうかもしれません。

あるいはこのまま下落していき、そのままずっと低迷してゆくかもしれません。

 

ちなみにリーマン・ショックのときは5年間、株価低迷がつづきました。

大恐慌のときは23年間つづきました。

 

iDeCoの最大のデメリットはこういった金融危機に際してフレキシブルに対応することができないということです。

いざ!ということが勃発しても自分のおカネを口座から引き出すことができないんです。

それはとても恐ろしいことだと思います。

 

税金が安くなることと儲けることはまったく違うことです。

不動産投資の世界でも「税金が安くなるから」という理由でキャッシュフローがマイナスになるワンルーム・マンションを売りつける商法が流行っています。

そして、決して少なくない数の人がそのバカげた不動産投資に手を出して大きな損失を抱えています。

 

僕はiDeCoもそれによく似ていると思っています。

「税の優遇措置」という甘い言葉に引き寄せられて集まってくる個人投資家を食い物にするとんでもないものだと思っています。

 

そこで儲かるのは個人投資家ではありません。

企業と政府、そしてマスコミです。

 

iDeCoには株式といっしょに債券がセットされてる商品もたくさんあります。

だから個人投資家のなかには「うちは株式だけじゃなく債券にも投資してるから大丈夫だ」と思ってる人もたくさんいます。

 

でも僕に言わせれが債券も『紙の資産』のひとつです。

株式と債券に投資していたとしても紙の資産というひとつの資産に投資をしていることには変わりありません。

 

それはおもいっきりひとつの資産への集中投資です。

分散投資ではありません。

 

僕は債券も安心できないと思っています。

国債も安心できません。

つい先日もレバノンがデフォルトを発表したばかりじゃないですか。

 

それなのにどうして「株がダメでも債券なら大丈夫だ」と言えるのでしょうか。

僕は株式市場のバブルの崩壊の次は債券市場のバブルの崩壊がやってくるのではないかと危惧しています。

 

まったくあり得ないシナリオではないと僕は思っています。