サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。趣味で詩も書いてます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

株式投資の初心者にとって暴落時の戦略として何が正しいのかについて解説します。

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いま、さまざまな要因がかさなって世界じゅうの株価が暴落しています。

2020年3月9日はまさに「ブラック・マンデー」でしたね。

 

日経平均株価は一時、19,000円を割り込んだ瞬間もありました。

ニューヨーク市場では売買が15分間停止される「サーキットブレーカー」が発動され、世界じゅうの投資家たちを驚かせました。

 

ダウの下げ幅は過去最大の2,000ドル安となり、下落率もリーマンショックの頃の世界金融危機以来のものでした。

 

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日経平均株価はここ10年ずっと右肩上がりをつづけてきました。

しかし、僕はもうその時代は終わりを告げたような気がしています。

 

月足のMACDをみますと、まだ0よりも上の位置にいます。

方向線は完全に下向きです。

 

日足のMACDをみますと、完全に0のラインを突き破って下へ下へと落ちていっていることがわかると思います。

 

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一目均衡表をみますと、完全に雲の中に入っているのがわかると思います。

上から下に落ちるかたちで雲の中に入ったということはその後、雲の下に株価が落ちてゆく可能性が高いということです。

 

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日経平均はここ何年もずっと雲の上にいつづけてきました。

今回、雲の中に株価が落ちていったということはそのサイクルが明らかに変わったことを意味しています。

これから厳しい冬の時代がやってきます。

 

これは2002年から現在まで超ロングでみた場合の日経平均株価の推移です。

 

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長期間の株価の動きを一目均衡表とともにみると、今がいかにヤバイ状態であるかがそれこそ一目瞭然にわかると思います。

2008年のリーマンショックの前と今は非常によく似た株価の動きをしていることがわかると思います。

 

あのときも株価が高いところから下に下がっていって雲の中に入り、やがて雲の下に抜けていきました。

そして、その後ずっと株価の低迷時期がつづきました。

その株価の低迷期を抜けるまでに実に5年の歳月がかかっています。

 

その株価の低迷期を抜けて株価が雲の上に出てから約7年。

ちょうど第2次アベ政権が誕生した時期と重なるのですが、その「晴れの時代」がいよいよ終焉を迎えようとしているのではないかと僕は思っています。

 

ダウジョーンズもだいたい似たようなものです。

2018年12月のクリスマス・ショックのときに一時期、雲の下まで株価が下落したときがありました。

でも、そこはすぐに回復していきました。

 

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その一瞬の下落以外はほとんど雲の上に株価がありますよね。

アメリカの株価もいかに好調だったかわかると思います。

 

ところが今回、雲の中に株価が入ってしまいました。

おそらく雲を抜けて下にいくと言われています。

MACDをみますと、もうダウジョーンズは0のところにタッチしていますよね。

これは「ヤバイぞ」というシグナルです。

 

方向線も鋭い角度で下を向いています。

2018年12月の頃のようにいったん下落してもまたすぐ戻るならいいでしょう。

しかし、それは誰にもわかりません。

 

アメリカも日本同様、リーマンショック後ずっと長きにわたって株価の低迷期を経験しています。

日米のこれらの主要株価チャートをみますと、これは完全に『落ちるナイフ』ですね。

 

 

落ちてゆくナイフはつかむな 

 

という相場の格言はあまりにも有名ですね。

 

「落ちるナイフ」についてはこちらでも記事にしてます。

ぜひご覧になってください。

 

www.nonbiri-happy.com

 

さて、このような相場環境のなかで僕たちはどうしたらいいのでしょうか。

とくに株式投資をトレードではなく投資としてとらえてる人はどうしたらいいのでしょうか。

 

短期的な目線ではなく中長期的な目線でとらえてる人はどうしたらいいのでしょうか。

僕の意見はこうです。

 

 

何もしない=ただ黙って見ている

 

 

これはとてもむずかしい態度だと思います。

まわりが「あれを買った」とか「これを売った」とかってワーワー言ってるなかで自分ひとりだけ何もしないなんて・・・・それはとてもむずかしいことだと思います。

 

こういうふうに相場が荒れてるときは何かしたくなるものです。

 

「何かしないとマズイのではないか」

「何かしないとチャンスを逃してしまうのではないか」

 

人間はどうしてもそのように考えてしまいます。

でもそういうときこそ冷静にならなければなりません。

 

今、バスを乗り過ごしたとしても待っていれば必ず別のバスがやって来ます。

さっき乗り過ごしたバスよりも良いバスがやって来るかもしれません。

 

「何もしない」というのはすごくむずかしいことです。

でも、もしかしたらそれがいちばん正しいかもしれませんよ。

ここで下手に動いてしまって手持ちの弾を失ってしまったらどうします?

  

常にピンチのときに援軍を送りこめる状態にしておかなければなりません。

 

 

相場のカネと、タコの糸は出し切るな

 

という相場の格言もおぼえておきましょう。

 

今、相場はおかしくなっています。

こういうジェットコースターに乗り込んでしまったら振り回されるのは目に見えています。

相場が落ち着くまで様子を見ましょう。

どこに落ち着くのかは誰にもわかりません。

 

もしかしたら2018年の12月のときみたいにすぐさま回復するかもしれません。

しかし、もしかしたらリーマンショックのときみたいにもっと株価が下がって、その後5年以上も回復しないかもしれません。

 

今がいちばん底なのかはどうかは誰にもわかりません。

もしかしたらこの後、二番底・三番底が待っているかもしれません。

一時的に回復したからといって、またすぐ下落するかもしれません。

 

こういうときは何もしないのがいちばんです。

感情に動かされてはいけません。

まわりに惑わされてはいけません。

 

これから先、株価がどんな動きをするかまったく予測不可能です。

こういう激しい相場のときは何もタッチしないことです。

 

「落ちてゆくナイフはつかむな」という相場の格言はとてもとても重要です。

 

実際に家にあるナイフを床に落としてみてください。

落下してる最中につかもうとすると手をケガしますよ。

そして、地面に落下したとしても必ず何回かバウンドするはずです。

 

2回バウンドするかもしれません。

3回バウンドするかもしれません。

そして、いくつかのバウンドがあってはじめて落ち着くところに落ち着きます。

 

プロのトレーダーならば今みたいな環境は待ちに待った絶好の機会だと思えるでしょう。

しかし、それはプロのトレーディングの世界の話です。

 

僕らみたいな普通の投資家とはまったく違う世界の話です。

僕たちは何もしないでこの先何が起こるのかを見てしましょう。

 

黙って見ているのです。

何も買う必要はありません。

何も売る必要はありません。

 

ただ黙って相場をじっと見ていればいいのです。

 

それはとてもむずかしいことだと思います。

でも、それがいちばん正しい選択だと思います。