サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

相対的貧困率がずっと右肩上がりで増えつづけている背景には何があるのかについて考えてみた。

f:id:orange345:20200605100027p:plain

 

www.youtube.com



 

消費税増税に賛成している人が6割以上を超えているという衝撃的な統計データがあります。

 

僕はそういうデータを目にするために「日本国民は豊かになりたくないのかな?」と思ってしまいます。

普段は生活が苦しいとか言いつつも、みんななんだかんだ言って貧乏のままでいたいのかなと思ってしまいます。

 

だからデフレを加速させるような緊縮財政政策を支持しているんじゃないか。

だからアベ政権を支持しているんじゃないか、と。

 

そう言われてみれば日本は仏教が大好きです。

仏教的な価値観で言えば豊かさを否定することはうなずける部分があります。

 

そういう視点に立てば、どんな格差社会が進み、自分たちがどんなにその格差社会の中で「損をする方」の立場にいたとしても『そのままでいい』と考える人が一定数の割合でいることは納得できます。

 

だけど、そうじゃないですよね。

みんな、そりゃ、豊かになった方がいいと思ってるんですよね。

非正規社員になるより、そりゃ、正社員になった方がいいですよね。

 

そんなに大金持ちになれなくても、そこそこの年収があり、結婚することができて、子供が二人くらいほしいですよね。

家族と幸せに過ごすためのマイホームもほしいですよね。

カーポートには車が2台くらいほしいですよね。

 

たまには家族と旅行に行ったり、週末には外食とかしたいですよね。

奥さんの誕生日にはエルメスのバッグのひとつでも買って喜ばせてあげたいですよね。

 

さて、そこでお訊きします。

じゃあ、どうしてアベ政権を支持しているのですか?

 

なぜ緊縮財政でいいと思っているんですか?

なぜ消費税増税に賛成しているんですか?

なぜ可処分所得を減らすようなことをやってる政党に投票するんですか?

 

なぜ民間の力を奪い、政府の力を増やそうとしている官僚たちを応援するんですか?

格差社会が広がってトクをするのは誰ですか?

格差社会が広がってソンをするのは誰ですか?

etc・・・

 

日本が本格的にデフレから脱却し、景気が良くなり、世の中におカネがまわるようになれば格差や貧困の問題は解決されます。

 

今、あちこちでいろんな問題が起こっているのは日本国民が貧しくなっているからなのです。

民間が弱くなり、政府が強くなったせいなのです。

民間のお金の量が少なくなり、政府のお金の量が増えたからです。

 

消費税が増税されて喜ぶのは政府です。

自分のところのフトコロにより多くの(少なくとも消費税が8%だった頃よりも多くの)お金が流れ込んでくるわけですからね。

 

しかし、民間の方はどうなるのでしょうか。

消費税が増税されればみなさんの家計への負担はどうなるのでしょうか。

 

もっとわかりやすく言います。

みなさんは今、自分たちの家計からせっせと政府にお金を渡しているのです。

消費税を増税するということはそういうことです。

 

貧しくなったのはみなさんであり、豊かになったのは政府の方です。

 

おかしくないですか?

政府が豊かになってどうする。

政府を豊かにしてどうする。

 

もっとおかしいことがあります。

その「政府が豊かになる」ということを多くの国民が支持しているのです。

それがアベ政権の支持率がいまだに40%であったり、消費税増税を支持している人の割合が60%を超えていたりする調査結果となってあらわれています。

 

『七人の侍』にたとえると、野武士たちにあらゆるものを奪われているのに、その野武士たちを応援しているようなものなのです。

僕たちはそんなアベコベの世界に生きているのです。

 

緊縮財政マインドになると「増税をしてそれを社会保障に当てることはいいことだ」という発想になります。

僕は政府も、政治家も、マスコミも、国民の多くもこの緊縮財政マインドにおちいっているのではないかと思っています。

 

「日本の財政赤字は1,000兆円を超えている」

「このままでいったら日本は財政破綻する」

「未来の子供たちに借金を押しつけていいのか」

etc・・・

 

こういう言葉を耳にすることがずいぶん増えましたよね。

これ、すべて緊縮マインドが原因です。

 

これにおちいると、どうしても「パイは限られてるんだ」という椅子取りゲーム的な発想になってしまいます。

だから「足りない分は増税して埋め合わせなければならない」とか「余ってるところからぶん取ってこなければならない」という考えになります。

 

しかも、それが正義だと思っている。

とてもキケンな考えだと僕は思います。

それよりも僕は無理のない範囲で経済成長をし、みんなが今よりも豊かになることを目指した方がいいと思います。

 

パイを増やすのです。

「パイは限られている」ではなく、「パイは無限に増えてゆく」という発想へ転換するのです。

 

でも日本人の多くは社会というのは椅子取りゲームだと思っている。

だから椅子はどんどん減ってゆくものだと思っている。

そう思っているからますます余裕がなくなる。

他者を思いやる気持ちになれない。

 

日本で今、自己責任が流行っているのはそういった「余裕のなさ」が背景にあると僕は思っています。

そして、それを生み出しているのが緊縮マインドだと思っています。

 

「日本には誰かを助けるだけの金銭的余裕はないのだ」という間違った認識がすべてを狂わせています。

椅子が足りなければ増やせばいいだけなのに・・・

 

日本のGDPは増えていません。

でもアメリカや中国は増えています。

 

この低成長の原因は何でしょうか。

日本の企業が悪いのでしょうか。

iPhoneやアリババのような画期的な商品やサービスをつくることができなかったせいでしょうか。

 

それもあるかもしれませんが、僕はそういう供給面の話ではないと思っています。

需要面の問題だと思っています。

 

日本のGDPが増えていないのは人々が貧しくなったからです。

フトコロがさびしくなったからみんな「モノを買おう」とか「あのサービスを利用しよう」という発想になれなくなっているのです。

 

ご存知のとおり、日本は内需で成り立ってる国ですからね。

輸出産業だけで成り立ってるわけじゃないのです。

 

実際、国民の可処分所得は減りつづけています。

日銀やGPIFによる株価の買い支えによって株価は高くなっていますが、それはいわば「粉飾」です。

実体経済は決して良くなっていません。

 

大企業に勤めてる人や公務員は給料が上がったかもしれませんが、多くの日本人は手取りが少なくなっています。

増税などの影響もあり、日本人の相対的貧困率は増えつづけています。

日本はデフレ・スパイラルにおちいっているのです。

 

そんな状態でGDPがUPするはずがありません。

もっと国民ひとりひとりを豊かにするような政策を打ち出さなければいけないのです。

一部の人や企業だけがいい想いをするような政策ではなくて、みんなが喜ぶような政策を打ち出さなければならないのです。

 

トリクルダウンなんていくら待っていたって滴り落ちてきません。

いま必要なのはボトムアップです!

今までずっと放っておかれてきた『下』に対するケアをしなければいけないのです。

 

でも与党も野党もどちらも緊縮マインドから抜け出せずにいます。

唯一、共産党とれいわ新選組だけが反緊縮を打ち出していますが、そのほかの政党はすべて緊縮財政路線です。

「パイは限られてるんだ」「そんな余裕がどこにある?」「財源はない」という発想です。

 

立憲民主党にしたって同じです。

彼らはリベラルを標榜しているにもかかわらず、労働者を苦しめている消費税の減税に反対する立場をとっています。

 

なぜでしょう?

答えはカンタンです。

緊縮マインドだからです。

 

表紙は違う顔をしているけど、アベ政権と中身はいっしょなのです。

フタを開けてみたら、そこにあるのは国民ではなく財務省が喜ぶものばかりが並んでいます。

 

リベラルって労働者の見方じゃなかったでしたっけ!?

立憲民主党はいつから金持ちや政府の味方になったんですか?

 

そういえば、むかしも「事業仕分け」ってやってましたよね。

あれも完全に緊縮財政ですよね。

「足りない分はどっかからぶん取ってくればいいんだ!」という発想です。

 

それをやると社会は椅子取りゲームになります。

格差はますます広がり、労働者はますます苦しくなります。

 

立憲民主党が消費税減税に反対する理由はここにあると思っています。

彼らは消費税が「いい」「必要なことだ」と思っているのです。

消費税がどれだけ家計に悪影響を与えているかについては考えが及んでいません。

 

自民党や公明党、維新のような政党が消費税を賛成するのはわかります。

なぜリベラルを標榜している立憲民主党が消費税に賛成するのでしょうか。

まったくもって日本はおかしなことになっているのです。

 

日本人はそんなに緊縮が好きなのでしょうか。

貧乏が好きなのでしょうか。

 

www.youtube.com