サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

映画『ブルー・バレンタイン』レビュー

ブルーバレンタイン (字幕版)

 

 

 

この記事を書いてるのは2020年2月29日。

3日くらい前から奥さんと口をきいていなかった。

 

理由はいろいろある。

でも、なんとか最悪の状況はすり抜けられた。

 

本質的な問題は何ひとつ解決されてはいないが、それでも最悪の結末だけは避けられた。

そこで僕はこんなツイートをした。

 

 

 

 

本当に男と女はたいへんだなぁとつくづく思う。

「お互い好き同士になり、結婚しました。めでたし、めでたし」とはいかない。

 

今、ラブラブのカップルは自分たちがそんな目に遭うなんて夢にも思ってないだろう。

だけど、それは幻想なんだ。

現実はみなさんが想像しているよりもはるかに厳しいのだ。

 

そこで一本の映画をご紹介したい。

とても重要な映画だ。

とても特別な映画と言ってもいい。

 

それは『ブルー・バレンタイン』という映画だ。

 

これは結婚している人なら誰もが絶対に一度は観なければいけない映画だ。

ただし警告しておく。

 

絶対に奥さんやご主人と一緒に観ないように笑  

一緒に観たらきっと大変なことになる…

 

恋愛について、結婚について、いろいろと考えさせるこの強烈な作品だ。

 

結婚する人は結婚式で愛を誓い合う。

良き時も悪き時も共に歩んでゆくことを誓ったはずだ。

それなのに…

 

どこから歯車が狂い始めた? 

どこで間違った? 

いったい何が起きた? 

 

男はいつでもロマンチスト。

でも女はいつでもリアリスト。

 

二人のあいだに不協和音が響きはじめたのはいったいいつから?

 

この映画の最大の特徴は二人の愛が猛烈に盛り上がってゆくところと、急速に冷めてゆくところの時間軸が行ったり来たりするところだ。

その構成によってだんだん真綿で閉められるような苦しみを味わうことになる。

 

ライアン・ゴズリングの見た目の変貌ぶりと演技がスゴイ…

ディーンは『人はいつも愛する人を傷つける』という古いラブ・ソングを歌って聞かせる。

「素敵!」と幸せそうに抱きつくシンディ。

 

それはこんな歌詞だ…

 

 

人はいつも愛する人を傷つけてしまう

傷つけちゃいけない人を

大事なバラを摘もうとして

花びらを散らしてしまう…

 

 

 


You Always Hurt The One You Love - The Mills Brothers

 

 

『ラ・ラ・ランド』のライアン・ゴズリングと、『マリリン7日間の恋』などで知られるミシェル・ウィリアムズが大恋愛の末に結婚したはずなのに、しだいに冷めてゆく夫婦を演じた話題作。

 

この映画の最大の特徴は二人が出会い、恋に落ち、ラブラブになってゆく場面と、結婚したもののしだいに恋の熱が冷め、険悪になってゆく場面を交互に観せるという演出。

 

だから観てるこちらは陰と陽を行ったり来たりして、しだいに真綿で首を締められるような気分になってくる。

そして最後のクライマックスではズドーン!と突き落とされるような衝撃を受けるのだ。

 

これは本当に恐ろしい映画である。

 

結婚する前のカップルが観てもツライかもしれないが、何と言っても結婚した夫婦が観ると、思わず目を背けたくなるような内容かもしれない。

しかしながら、決して目を背けてはいけないのだ。

しっかりと現実を直視しなくてはならない。

 

これは映画だけの話ではないのだ。

これは僕たちのすぐそばで展開されている話なのだ・・・・

 

日本では離婚する夫婦は3組に1組と言われている。

アメリカでは2組に1組が離婚すると言われている。

 

 

この映画で描かれているのは、そんじょそこらの「ラブ・ストーリー」なんてロマンティックなものではない。

どの夫婦にも起こり得る『リアルな現実』ってやつが描かれている。

 

だから僕たちは思わず目を背けたくなるのだ。

あまりにもリアルすぎて、あまりに壮絶すぎて、それを直視できないのだ。

 

主人公の二人は間違いなく僕であり、僕のとなりにいる人だ。

みなさん自身であり、みなさんのとなりにいる人だ。

だからこそ、ツライのだ。

自分を見ているようで胸が苦しくなってくるのだ。

 

「これは他人事じゃない」

「自分たちにも間違いなく起こり得ることだ」

という気まずさが僕たちの胸を苦しくさせる。

 

これほど恐ろしい映画はない。

どんなホラーよりも怖い映画である。

この映画は僕たちに問いかけてくる。

 

 

お前のところは大丈夫??

  

と・・・・

 

男はいつもロマンチストだ。

それに対して女はいつもリアリストだ。

 

男は勝手に幻想を抱いて生きている。

自分勝手なフィクションをつくりあげて生きている。

 

そしてある日、突然女性から現実を突きつけられるのだ。

今まで思い描いていたことがすべて幻想であり、フィクションであったという現実を突きつけられるのだ。

 

「女心は秋の風」というのが、女性の心の移り変わりを男は察知することができない。

だから、いつ女性の心が変化したのかわからない・・・

 

しかし、女性の心はいつかの段階で確実に変化してしまっている。

男はそれを知らないのだ。

 

『ブルー・バレンタイン』はそのことを描いている。

どんなに言い訳をしても、力づくでどうにかしようとしても、それはどうすることもできないことなのだ。

 

それはどんなに大恋愛のすえに結ばれたとしても関係ないこと。

それはどんなにまわりの反対を押し切って一緒になったとしても関係ないこと。

 

あまりにも過酷な現実。

あんなに愛し合って結婚した二人だったのに…

 

これから結婚するカップルがいたら、先輩としてこれだけは言っておきたい。

 

結婚は決してゴールじゃないよ。

よーく、憶えておくように!

 

結婚はゴールじゃないんだよ…

 

 

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