サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

映画『ジョーカー』レビュー

 

 

ジョーカー(字幕版)

ジョーカー(字幕版)

  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: Prime Video
 

 

 

小人の同僚に語りかけた「優しかったのは君だけだ」のところで涙腺が崩壊してしまった。

 

あいつらが俺の気持ちを理解できるって? 

 

おいおい、冗談はやめてくれよ… 

 

 

究極のピカレスク・ロマン。

この生きにくい現代社会を生きるすべての人が今、絶対に観なければならない映画だ!

 

 

チャップリンが底辺層の労働者を演じた『モダン・タイムス』を観て富裕層たちがゲラゲラ笑ってるシーンが印象的。

 

 

この世は他人の気持ちなど考えない奴らばかりだ

 

こいつらに怒りの鉄槌を下してやる

 

報いを受けろ、クソ野郎ども!

 

 

僕の中にも(そして、あなたの中にもきっと)ジョーカーはいる。

 

 

 

ちなみに『モダン・タイムス』のテーマ曲は「スマイル」といいます…

 

 

“笑うんだ

たとえ君の心が痛んでも

たとえその心が砕けそうでも

その微笑みが

不安と悲しみの中からのものでも

涙は流すな

もし君が笑えたなら

人生にはまだ価値があると思えるはず”

 

 

もう泣くしかない…

 

 

永遠のナット・キング・コール~フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン~
 

 

https://www.youtube.com/watch?v=YynxFjMXF1Y

 

 

この映画は「緊縮財政の恐ろしさ」も描いている。

介護や生活保護といった福祉はどんどん切り捨てられ、しわ寄せはいつも弱者が背負う事になる。

これってまさに“今の日本”じゃないか!

 

仕事、福祉、行政、家族、恋、友達、etc・・・・『つながり』がどんどん切られてゆく。

そんな社会に待ち受けてるもの。

それをこの映画は描いている。

 

最後の望みのツナ(それは細い糸かもしれない)さえ断たれてしまったとき、僕たちもジョーカーになる!

 

 

狂ってるのは僕か? 

 

それとも世の中の方か? 

 

 

僕らはこの映画を『他人ごと』として観ることは許されない。

この映画の主人公は僕らでもあるのだ。

 

あと、やっぱり『キング・オブ・コメディ』へのオマージュがスゴいね。

 

 

The King of Comedy (字幕版)

The King of Comedy (字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

 

 

あの映画も本当に感動的な映画だった。

あれもどこまでは本当でどこまでが主人公の妄想なのかわからない作りになってたけど、『ジョーカー』もそうだよね。

 

もしかしたら全部アーサーの妄想なのかもしれない・・・

 

思えば『ジョーカー』っていろんな映画で繰り返しモチーフにされてきた神話の元型である「父殺し」がテーマのひとつだったような気がする。

 

『スター・ウォーズ』にしろ、スピルバーグの一連の作品にしろ、実際に殺す・殺さないは別にして「父を乗り越える=通過儀礼」がテーマになってるものが多い。

 

「父殺し」はギリシャ神話にも出てくるし、日本をはじめ世界各国の神話に登場するテーマでもある。

フロイトはそれを『オイディプス・コンプレックス』と名付けた。

 

アーサーは文字どおり父(のような存在であった人物)を乗り越えることによって「ジョーカー」となった。

 

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