サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。不動産投資と株式投資やってます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

映画『紙の月』レビュー

 

紙の月

紙の月

  • 発売日: 2015/06/02
  • メディア: Prime Video
 

 

 

あの『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八監督作品。

 

僕がとくにグッときたのは最後の小林聡美とのシーン。

犯罪を犯して道を外れちゃった彼女に対して

 

やりたいことやったんでしょ。

ずっと我慢してやりたいこともやらずに生きてる私よりずっとマシじゃない

 

 

というところ。

 

『桐島』も『クヒオ大佐』もそうだったけど吉田監督はいつもクライマックスに「大多数の人が正しいと信じてることだからといって本当にそれが正しいわけじゃない」というコペルニクス的転回を必ず用意している。

 

物事を違った角度から見る視点ってすごく大事だよね。

 

 

たとえそれが『まぼろし(=紙の月)』であったとしても、自分の好きなことをやって自由奔放に生きることを選んだ方がいいのではないか。

人生は短い。

「命短し 恋せよ乙女」だ!

 

僕もまったくその通りだと思う。

正しいことだけやって、自分を押し殺して生きて何になる?

人から発せられる「真面目だね」という言葉をもしかして本気で褒め言葉だと思ってた?

 

違うと思う。

僕たちの人生というのはそういうことのためにあるんじゃない。

たとえ法を犯したとしても、どこかでブレイク・スルーして『自分の想い』を優先させる。

少なくとも、それができる人間であること。

僕はそれってとても大切なことだと思う。

 

僕は最近、型にはまった同じようなロボット人間ばかりが増えていることが気になっている。

一人ひとりは別に悪い人ではないのだろう。

真面目だし、「法を犯さないように」を信条に生きている。

 

だけど、それゆえに『つまらない人間』になってしまっている人があまりにも多い。

 

コスパとポジション取りのことしか頭にない連中。

リスクをおかして何かにチャレンジすることを放棄した連中。

 

みなさんのまわりにもいませんか?

 

本作における宮沢りえはそういうコスパ野郎やポジション取り野郎と真逆の行動を見せる。

それゆえに危なっかしい。

でも、それゆえにた まらなく魅力的だ!!