サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。詩人(?) 不動産投資と株式投資やってます。趣味で詩も書いてます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

映画『ラッキー』レビュー

 

ラッキー(字幕版)

ラッキー(字幕版)

  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア: Prime Video
 

 

 

非常に哲学的な映画だった。

無意味な会話のように見えて、そのすべての会話には意味がある。

何も起こってない普通の日常のように見えて、そこには人生のすべての謎と答えがある。

 

人間の生死を決めるのは単なる“偶然”に過ぎないのではないか。

それを戦争での悲惨な体験やそこで出会った死にゆく日本人の少女の笑顔、そしてヘビースモーカーでありながら健康診断でまったく問題が発見されない不思議さを対比させながら描かれる。

 

それでも人生は進んでゆく。

すべては『無(ナッシング)』へと向かってゆく。

そして、死を迎えたとき、すべての苦しみから解き放たれる。

 

静かな感動

ラストの笑顔の謎

そして、デビッド・リンチ

 

すべてが素晴らしい!

 

最後のシーンのサボテンだらけのアメリカの荒野にただずむハリー・ディーン・スタントンは名作『パリ、テキサス』へのオマージュだろう。

あの映画で再び荒野へと旅立った主人公と本作の主人公ラッキーはつながってるような気がする。

そして、最終的には荒野にたどり着き、笑顔とともに『死』を悟ってゆくのです。

 

あれから時間が流れ、ハリー・ディーン・スタントンという名優もこんなに歳をとった。

そして実際、この映画を撮影したあと2017年に亡くなっている。

享年91歳。

 

大往生ですよね。

 

 

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