サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。詩人(?) 不動産投資と株式投資やってます。趣味で詩も書いてます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

「みんなやってるから」という理由だけで流行ってる投資に飛びつくことがいかにキケンなことであるかについて 

投資をやる人にとっていちばん重要なことは『自制心』かもしれません。

 

人間はついつい行列に並んでしまうところがあります。

それでうまくいくことがあるのかもしれませんが、流行りに飛びついて失敗している人もたくさんいます。

 

たとえば、2000年頃に起きた「ITバブル」を思い出してください。

あのとき『なんとかドットコム』という会社名というだけで株価が上がるという異常事態が起こりました。

あの狂乱パーティーに参加した人たちはその後のITバブルの崩壊で大きな損失を抱えることになりました。

 

当時、「時代遅れだ」「過去の人だ」と散々笑われたウォーレン・バフェットはその狂乱に一切参加することはありませんでした。

どちらが賢明だったかは歴史が証明しています。

 

 

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今、流行ってる投資法はどんな投資法でしょうか。

本屋さんの投資関連のコーナーに並んでいる雑誌にはどんな投資法が紹介されているでしょうか。

 

最近では米国株が人気で、S&P500に連動したインデックス・ファンドやETFが人気を呼んでるようですね。

それがあのITバブルのようにならないことを切に願うばかりです。

でもその行列に並ぶ人は後を絶たないようです。

 

僕の目にはそれはとても危険なことのように見えます。

人々は歴史から何も学んでいないのです。

 

「30年間、積立・分散・長期をして株価指数に連動するファンドを買い続けていれば、将来は大金を手に入れることができる」という幻想に人々は取り憑かれています。

僕はそんなにうまくいかないと思います。

 

でも僕の予想が当たっているかどうかは20年後30年後にならなければわかりません。

その頃には僕は生きていないかもしれません。

 

それよりも僕は今、幸せになりたい。

「幸せだ!」という感情を今、手に入れたい。

幸せを30年も先送りするなんてとてもじゃないけど耐えられない。

 

僕が不動産投資や株式の配当や優待投資といったインカムゲインが好きなのはそれが『今、入ってくるもの』に投資にしているからです。

 

家賃は来月には入ってきます。

配当や優待は半年に一度入ってきます。

利益を20年も30年も待ち続けるなんて・・・・僕には正気の沙汰とは思えません。

 

流行りに乗っからないようにするためには相当な自制心が必要です。

株式投資は不動産投資に比べて参入障壁が低いのでなおさら注意する必要があります。

 

投資アドバイザーが「iDeCoで毎月2万円積立投資をすれば節税にもなるし、老後の備えになりますよ」と言えば、ついついそれに乗ってしまう人がいます。

でもそこで自制心を働かせなければなりません。

 

自分が60歳なり、65歳を迎える頃までお金を一銭たりとも引き出せないiDeCoという精度は果たして本当にいいものなのだろうかということを真剣に考える必要があります。

「行列になってるから」という理由だけでそこに大金を突っ込むのはあまりにも危険すぎます。

 

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流行に敏感に反応し、それに飛びついてしまう行動のことを心理学で『同調行動』というらしいです。

それがちょっとした食べ物とか買い物程度のものだったらいいんだけど、何百万円も何千万円ものお金をつぎ込む投資だったらちょっとキケンです。

 

でも見てると、この同調行動をとってる個人投資家が多く見受けられます。

 

人間は心の奥底で「仲間はずれにされたくない」「みんなと同じでいたい」と思っている生きものです。

つまり『孤独』というものを極端に恐れる傾向があるのです。

 

仮に今、自分がやろうとしていることが間違っていることだとしても、「まわりと同じ行動を取ってる」というだけで人間は安心すると言われています。

反対に仮に正しいことをしていてもそれに賛同してくれる人が少なかったりした場合は途端に自信を無くしてしまうらしいです。

 

今、iDeCoだとか、NiSAといった新しい制度が大賑わいです。

そして、そのブームに釣られてたくさんの人が株式市場に参入してきています。

 

完全にこれ、同調行動と言っていいのではないではないでしょうか。

『流行に飛びつくのは危険』というのはいつの世も言われ続けてきたことなのに・・・

 

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さらに、『プロスペクト理論』というものもあります。

 

これは「人間は小さな損でも自分だけ損するのは嫌だと考える傾向がある」というもの。

「みんなと同じ失敗をして大きな損をする方が一人で損をするよりもマシだ」と考える傾向があるとのことです。

 

驚きだけど、これ、個人投資家の投資行動に当てはまるところがありますよね。

「リスクを取るくらいだったらみんなと同じことしていたい」と考えてる人、いっぱいいるような気がします。

 

そして、そういう仲間たちが集まってTwitter上でワイワイやっています。

とても恐ろしいことだと思います・・・

 

「日経新聞を毎日隅から隅まで読んでいたらバブルが崩壊してたことに気づかなかった」という笑い話があります。

でもこれ、意外と笑えないかもしれません。

 

みんな同じことを考え、みんなと同じものばかりを見て、そればかりを追いかけ、同じ情報にばかりをふれていると、集団で『木を見て森を見ず』 状態におちいる可能性があります。

いや、もうすでにその集団心理におちいってる人たちがたくさんいます。

 

彼らは毎月定期的にS&P500に連動したETFを購入し続けていれば20年後30年後には資産が雪だるまのように膨らんでゆくはずだというイメージに取り憑かれています。

その20年30年のあいだに何度冬の季節がめぐってくるか分からないのに、無防備にテーブルの上に現金を『置きっぱなし』にするというのです。

 

いや、それどころか、無防備にテーブルの上に置きっぱなしにする現金をさらに上乗せし続けてゆくというのです。

正気の沙汰とは思えません・・・

 

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今まで株式投資を例に買いてきましたが、これは不動産投資にも当てはまることです。

 

僕は「新築ワンルームマンションなんて買ったって儲かるわけないじゃん」と思っています。

たとえ東京だろうが、大阪だろうが、札幌だろうが関係ありません。

流行ってるのは知っていますが、どうしてそんなものにたくさんの人が飛びつくのかまったくわかりません。

 

『投資信託を買って世界中に分散投資して、20年30年積立で買い続ける』という投資法もかなり問題だと思いますが、表面利回り4%の東京都港区のワンルームマンションを借金して買うのもかなり問題だと思います。

 

どちらも手数料と税金を業者と政府に吸い取られて終わり・・・・という事になるだろうと僕は思っています。

どうしてそんな簡単なことがわからないんだろう。

 

どちらにも共通していることが2つあります。

 

① どちらも今、大流行りだということ

② どちらもマネー雑誌でしきりに特集記事が組まれているということ 

 

 

ウォーレン・バフェットは言ってます。

 

流行ってるものを買って成功することはない。

「助っ人」に金を払う価値は無い。

  

マネー雑誌の中でいちばん注目すべきポイントは特集記事ではありません。

『広告』です!

 

今度、手にとって「どんな会社が広告を出しているか?」ということに注目してみてください。

きっといろんなことが見えてくると思います。 

 

そういうことに目を向けることってすごく大事なことだと思います。

「これが資本主義ってやつか!」と大変勉強になりますよ。

 そこにすべての答えがあるのです。 

  

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東京のワンルームマンションへの投資を勧めている投資アドバイザーの中には「物件を実際に見ないで契約しても大丈夫」と言ってる人までいます。

理由は東京はこれからも人口が増加してゆくのでますます価格は上昇してゆくはずだと言ってます。

正気の沙汰とは思えません。

 

不動産会社で賃貸の営業をしてるとき、物件を見ないで決める人が何人かいました。

十中八九トラブルになりました。

「こんなはずじゃなかった」「想像していたのと違う」って…

 

そりゃそうです。

実際の部屋を見てないんですからね。

賃貸はトラブルになっても大した金額にならないけど、売買だったらとんでもないことになります。

 

だから不動産投資をやる人は絶対に実際に物件を見るようにしましょう。 

これはもう基本中の基本だよ。

 

一度も物件を見に行かないで大丈夫なの? 

Googleマップだけで判断して大丈夫? 

 営業マンだって人間だよ

「伝え忘れること」だってあるんだよ

本当に見なくていいの? 

何百万円もするものを購入するんだよ

 

実際に賃貸営業していた僕からすると、不動産投資において『物件を見ないで決める』なんてことはあり得ないことです。 

業者が作った間取り図と実際の間取りが違ってたりすることもあるくらいなのに・・・

 

実物を見ないで一体どうやって物件の良し悪しを決めるのでしょうか。 

すごく不思議です。

逆に聞きたいくらいです。

  

不動産投資で現地確認をしておきたい2つのこと

tate-maga.tateru.co

 

 

「株を買うのにいちいちその企業を見に行かない」という恐ろしいロジックで物件を見に行かないで物件資料だけで契約してしまう人もいるみたいです。

それだけはやめましょう。笑

 

実際に物件を見に行くと、資料やパソコンの画面上からは見えなかったものが見えてくるもの。

だから僕は物件を探すときになるべく満室物件は避けています。

部屋の中を見ないと何も判断できませんからね。