サカモトハルキの哲学

経営者。投資家。詩人(?) 不動産投資と株式投資やってます。趣味で詩も書いてます。5棟74室+月極P24台(2010年12月より法人化)。配当狙いの個別株投資。

政治の基本は『経世済民』であることを忘れている人たちへ! 日本が貧困化している原因は何なのかについて考えてみた。

まず、日本人の「借金は悪いものだ」という思い込みを取っ払うことからはじめないと話になりません。

 

僕も不動産投資の会社を何年もやってるから骨身に沁みているのですが、「借金=悪」という価値観は間違っています。

借金はきちんと適切にコントロールさえしていれば何も恐れることはありません。

 

 

f:id:orange345:20191127082335p:plain

 

ハリー・ポッターの魔法のようなものです。

使い方さえ間違わなければいいのです。

それを自分の人生のプラスになるように使えばいいだけのことなのです。

 

だけどこれ、日本ではまったく理解されません。笑

 

僕もたくさん負債(借金)があるけど、その代わり、もう一方にはたくさん資産があるのです。

その資産が僕にキャッシュフローをもたらしてくれているのです。

 

ところが日本人は借金の額の方にばかり目がいっちゃって、肝心かなめの資産の方には目がいきません。

資産の方に目を向けていないのですから、当然そこからキャッシュが生まれることにも目を向けることができません。

 

これは日本の財政問題も同じです。 

 

もしも「借金の額」だけが問題になるんだったらうちの会社なんてとっくの昔に倒産してるし、僕も自己破産してます。笑

もしも日本の国家財政が「政府の借金の額」だけが問題になるんだったら日本は今ごろギリシャみたく財政破綻していたことでしょう。

 

ところがうちの会社はこんなにたくさん借金を抱えているのに黒字決算です。

我が国の政府もこんなにたくさん借金を抱えているのに国債の金利は1%を下回る低金利です。

 

借金の額が問題ではないのです。

「経営・運営がうまくいってまっか?」の方が問題なんです。

 

財政破綻論を述べる人に僕は聞いてみたい。

なぜこんなに借金があるのに金利が上昇しないのか。

国債が暴落しないのか。

 

信用されてない人ほど高金利になることは『闇金ウシジマくん』や『ナニワ金融道』みれば明らかでしょう。

金利が低いということはそれだけ市場から信用されてるということなのです。

 

ギリシャが財政破綻するときの金利は40%を超えてましたよ!

 

f:id:orange345:20191125171112p:plain

 

日本の国家財政を語るときによく出てくる、「我々の世代の借金を子供たちに押しつけていいのか?」というフレーズ。

これは本当にズルイ言葉だと思う。

なぜなら先進国の政府の借金というのは基本的にはずーっと増えてゆくものだからです。

 

逆にギリシャやアルゼンチン、韓国のようにIMFに言われるがままに過度に財政健全化しようとすると破綻の危機に直面します。

アメリカだって、中国だって借金は増えています。

別に日本だけが借金を増やしてるわけではありません。

 

日本はずっと借金を増やしてきました。

だけど、そのおかげで世界に冠たる経済大国になることができました。

 

それなのに今頃になって「日本の借金はヤバイ」「日本は借金大国だ」と言いはじめました。

だから日本は途中から緊縮財政路線に舵を取りはじめました。

 

公共事業は悪者にされ、みんなで痛みに耐えることが是とされました。

その結果、日本はGDPで中国に抜かれ、格差は広がり、日本経済はボロボロになってしまいました。

 

それでもやっぱり日本人は「借金=悪」と考えを払拭できません。

 

実際的には別に今、むかしの人がつくった借金を我々が払ってるわけではないのに

別に無理して、慌てて返さなくてもいいのに

いや、無理して、慌てて返さないほうが子供たちは助かるのに

 

うちの会社だって無理して繰り上げ返済していったら、倒産しちゃいますよ・・・!笑

 

ところが「借金=悪」という考えに取り憑かれた人は「なんとしても早く借金を返さなければいけない!」と安易に考えてしまいます。

この考えに取り憑かれると、「消費税増税」とか「75歳まで働け」とかって話になってしまうのです。

 

だから今、多くの国民が消費税増税に賛成しています。

自分たちの首をしめるような政策をたくさんの国民が支持するというおかしな逆転現象が起こっているのです。

 

  

 

f:id:orange345:20191126055807p:plain


 

  

sakamobi.com

 

「付ける薬がない」とはこのことを言うんだろうな。

 

でも、これはウエンツ君が悪いんじゃないと思います。

彼のような考え方をする若者たちを大量に生んでしまった僕たち大人が悪いんだと思っています。

 

ただ誰かウエンツ君に教えてあげてほしい。

「自国通貨建て国債のデフォルトは考えられない」と述べているのは財務省であるとこと、を。

 

僕が言ってるんじゃない。

経済評論家が言ってるんじゃない。

他でもない、財務省がそう言っているんです。

   

一応、リンクも貼っておきます

ぜひご一読を・・・

 

www.mof.go.jp

  

 

破綻寸前の国家の国債の金利がこんなに低いのはどうしてなのか。

それは逆に言ったら「日本の財政は極めて健全」ってことでもあるのです。

もしも本当にヤバかったら国債は暴落して、金利は上がってゆくはず。

 

「政府の債務残高は1,000兆円」と聞くと、「ヤバイのでは…」と思ってしまう。

だけど、政府と日銀の資産も1,000兆円あるから純債務はゼロです。 

 

つまり日本は健全そのものだということです。

 

ちなみにベネズエラの長期金利は13%です。

インフレ率にいたっては81万%です。 

市場は正直だね。

 

www.nikkei.com

 

日本は国債の金利も低い、インフレ率も低い。

そんな状況なのになぜ政府は借金をすることを恐れるのでしょうか。

なぜ消費税をあげて「プライマリーバランスの黒字化」とかって言い出すのでしょうか。

 

山本太郎氏も言ってたけど、日本人の自殺者がこんなに多い理由は『デフレ不況』にあります。

大企業の業績は良いし、株価も高い(買いオペをやってるから無理やりだけど)

富裕層や一部のハイスペ・エリートはいいかもしれないけど、格差は確実に広がっています。

  

政府はここでおもいきって財政出動をすべきです。

しかも単発ではなくて長期にわたって財政支出をすべきです。

消費税なんか上げてる場合じゃないのです。

 

日本経済は瀕死の状態です。

大企業だけは潤っているけれど実体経済は何もよくなっていません。

一般庶民は悲鳴をあげはじめています。

 

借金を恐れるなと僕は言いたい。

民間が豊かになった方が税収アップもアップするはずです。

 

このまま緊縮財政を続けたら日本経済は本当にダメになってしまいます。

日銀が買いオペをやっているから株価だけは高いけれど、株高に惑わされてはいけません。

実地経済は何もよくなっていません。

 

公共事業=悪と考えるのも危険です。

必要な公共事業というものはあるのです。

もちろんムダな公共事業はマズかったかもしれません。

でも日本は昔から公共事業で経済をまわしてきた国なのです。

 

公共事業を今みたいに極端に減らす今のような予算は正気の沙汰ではありません。

日本は災害大国です。

地震も台風による被害も多い国です。

必要な公共事業、インフラ整備はしなきゃいけないのです。

 

そうやって何でもかんでも予算をカットし、緊縮財政を続けてきた結果、この深刻なデフレの状態になってしまったのです。

 

 

f:id:orange345:20191210052727p:plain

 

jp.wsj.com

 

 

日銀がやってる量的緩和政策って何かが違うような気がします。

いくら銀行にお金を渡してもそこから先の各企業にお金がまわらなければまったく意味がありません。

 

今は金利がめっちゃ安いから銀行からお金を借りるにはもってこいの世の中になっています。

でも『需要』がないから誰もお金を借りようとはしません。

 

借金してビジネスをやろうと思っても儲からないことが目に見えているから、「借りるのを控えとこ…」となっています。

 

じゃあ、なぜ積極的に事業をやろうという人が少ないのか。

それはまさに『デフレ』だからです。

 

デフレで実体経済が良くなっていないから商売をやっても成り立たないのです。

 

いま必要なのは量的緩和で銀行にお金を渡すことじゃなく、企業や国民にお金を渡すことです。

要するに「思いきって財政支出をせい」「消費税なんか上げとる場合やないで」ということです。

 

民間にお金がまわってないから需要が起きず、経済が良くならない状態が続いています。

商売にならないからビジネスマンたちは借金もしません。

悪循環におちいっているのです。

 

企業や国民が安心してお金を使えるようにしてあげるのが政府の役割。

ところが今、逆のことをやっています。

 不安を煽ってばかりいます。

 

政府の借金はどんどん積み上がっていっていますが、経済成長してる国はみんなそうやって借金を増やしていっています。

アメリカも中国もたくさんお金を使っています。

だからあんなに経済が潤っているのです。

 

経済がうまくいってる国はどんどん借金が増えてゆくものです。

だから日本は借金を怖がらず、バンバン増やしていかなければならないのです。

 

 

 

f:id:orange345:20191127090741p:plain

 

bunshun.jp

 

嫌韓だとか嫌中だとか言ってるあいだにどんどん日本は衰退していっています。

庶民の暮らしはますます悪化していっています。

 

中国や韓国の問題はみんな関心が高いから本も売れるし、視聴率も取れます。

だからマスコミも煽ります。 

本当は消費増税で家計が苦しくなってることなどの『半径1メートルのこと』を問題にしなきゃいけないのに相変わらず愛国心を煽る記事ばかりが目立ちます。

 

僕はネトウヨたちが騒げば騒ぐほど「ああ、日本は本当に弱くなってしまったんだなぁ」と思います。

本当に国力のある国だったら多少、近隣諸国から何かを言われたとしてもいちいち反応なんかしません。

 

ナチス時代のドイツとよく似ています。

自国に自信を持てなくなり、不安と鬱屈を抱える人が増えれば増えるほどナショナリズムは高まるのです。

そして、それは差別主義者を大量に生み出すことになるのです。

 

弱い犬ほどよく吠えるとはよく言ったもの。

ネトウヨたちの登場はそれだけ日本が弱くなったことの象徴なのです。

 

「アベノミクスで輸出関連企業の業績が伸びた」という話にすっかりなっちゃってますが、それはただ単に外国の経済が良くなったというだけのこと。

 

日本を訪問する外国人観光客が増えた(インバウンド)ということで「さすが日本は素晴らしい!」と言ってる人も多いですが、それはただ単に日本がデフレで物価が安くなったから旅行しやすくなったというだけのこと。

 

それなのに、ネトウヨたちに言わせれば、それらのことはすべて「アベノミクスのおかげで」ということになってしまいます。

  

本当は日本は国家財政の方はまったく問題ないんです。

財政破綻論は消費税を増税したい財務省がでっち上げたプロパガンダです。

 

でも民間(つまり、普通の企業や国民)の方が問題だらけです。

理由はデフレだからです。

 

もう20年間も低迷しつづけています。

なぜデフレなのかと言えば消費税を増税したり、緊縮財政をやって民間にお金を配ることをやめているからです。

 

つまり、「日本は財政破綻するぞ〜!」という呪いです。

財務省はうまくやりました。

今では多くの国民がその恐怖におびえ、消費税増税に賛成しています。

 

このようなデフレの状態に日本がおちいったことが過去にもありました。

それを乗り越えたのが高橋是清という人です。

 

 

ja.wikipedia.org

 

高橋是清は思い切って財政支出をして世の中にお金を配ることを決断した当時の大蔵大臣です。 

今の日本はまさにあの時と同じ局面に差し掛かっています。

 

ついでに言うと、フランクリン・ルーズベルトという人も高橋是清同様に思い切った財政支出を決断した人です。

 

ja.wikipedia.org

 

 

あのとき、大恐慌の後のデフレ不況で困っていたアメリカも「ニューディール政策」と言ってバンバン公共事業を増やして景気を良くしました。

つまり、政府がケチらないでお金を民間に配れば経済は復活するということです。

デフレから脱却してみんながハッピーになれるということです。

 

それなのに今の日本政府は支出をケチっています。

それどころか消費税という消費に対する罰金を課してますます庶民を苦しめています。

 

そんな状態で経済が良くなるはずがありません。

国民が豊かになれなければ内需も喚起されません。

日本はずっと内需でやってきた国です。

 

政府は方向転換すべきです。

高橋是清を見習うべきです。

 

政治の基本は『経世済民』です!

  

 

ケインズはこんな言葉を残しています。

 

仕事がないなら、公共投資でピラミッドを作ればよい。炭鉱労働者が失業した? では、炭坑にポンド紙幣を埋めて、それを掘り出させればいい。 

 

 

 

いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ

いまこそ、ケインズとシュンペーターに学べ