サカモトハルキの哲学

北海道で5棟74室+月極P24台の大家やってます。2010年12月より法人化(10期目に突入!)。奥さんと中2小5男子と猫と自由にのんびり暮らしてま〜す!

リストラを発表した会社の株を買うことはアリなのか? 長期的な視点に立って考えてみた。

最近、『リストラって実はあまり効果がないんじゃね?』ということが囁かれはじめているのをご存じでしょうか?

これは感情的な話じゃなくて、きちんとした立証データの話です。

 

アメリカのカンザス大学の教授と、テキサス大学の教授の共同チームがが人員削減を行った122社を対象に綿密な調査を実施した。 

その結果は驚くべきものだった。

 

「長期的には効果なし」という結論になったそう!

 

これって実に興味深い話です。 

だって日本でもアメリカでも、「リストラをやれば会社の経営は良くなる」という話がまことしやかにささやかれ続けているから。

人員削減を発表した会社は投資家からの一定の評価を得て、翌日の株価は大きく跳ね上がる、と言われています。

 

そもそも投資家というのは自分たちのフトコロが潤うことしか考えていません。

 

 

決算書の内容が良くなれば何だっていい!

 

 

乱暴な言い方をすれば、そういうことになります。

でも本当にそれでいいんでしょうか。

そういう世の中で本当にいいんでしょうか。

 

 

gentosha-go.com

 

 

「会社は株主のものか、否か」という議論は今回は横におきましょう。

今回のテーマは『リストラは本当に会社の経営状態を良くするものなのか?』ということ。

 

先に挙げた、リストラなどの経営合理化について研究した教授たちは元も子もない結論を導き出したそうなんです。

 

 

そもそもリストラをやるような企業は商売がうまくいってない。

だから人員削減が避けられないのだ!

 

 

これ、もうグーの音も出ません。

まさに「ほんこれ!」ってやつです。

それを言われちゃったらもう誰も何も言い返せない。笑

 

だって、その通りだから!

会社の経営がうまくいってないから人員を削減しなければならないハメになった。

うまくいってる会社だったらそんなことする必要ないですよね。

 

会社側と従業員側が仲良く手を組んで、みんなでハッピーに安心して仕事ができたはずです。

でも、そうならなかった、、、

 

そういう会社が無理やり業績をアップするためにリストラを断行した。

その結果、株価が跳ね上がった。

そういう会社に果たして未来ってあるんでしょうか。

そういう会社の株を買って果たして本当にハッピーなんでしょうか。

 

もしかしたら強力なライバルが出現して、業界のなかでもう太刀いかなくなっているのかもしれない。

かつてのマーケット・シェア率がだんだん少なくなってきているのかもしれない。

経営者が無能なのかもしれない。

事業計画が甘かったのかもしれない。

 

ところが、そういうマイナスの部分には目をくれず、リストラを発表したというだけで「株価が上がった!」と大喜びする投資家たち。

さて、果たしてそれはどうなんでしょうか。 

 

diamond.jp

 

 

もちろん人員整理をすればすぐに人件費が下がります。

今まで出していた人件費が浮くので、その分、利益が増えます。

そんなことは誰でもわかります。

 

でもそれは長期的に見た場合、社員のモチベーションを下げ、会社への忠誠心や愛着を薄れさせ、やる気も減退させるんじゃないでしょうか。

 

このことを調査したアメリカの教授たちもそのような研究結果を発表しています。

教授らが調べたところによると、なんでもリストラをやった会社では「自己都合退職」が異様に増えたらしいです。

 

そりゃ、そうです。

平気で人員削減をやるような会社です。

そんな会社で安心して働けるはずがありませんもんね。

 

少しでもチャンスがあったら、もっと自分のことを大切に扱ってくれる会社で働きたい!と思うはずですよ、そりゃ。

その結果、会社にとってはもっとも大切な『優秀な人材』を失うことになるのです。

 

もっとも重要な優秀な人材を失った会社に未来があると思いますか?

目先では株価が上がるかもしれませんが、長期的に見ればどうでしょう。

 

リストラを断行した代わりに失うものはあまりにも大きいと思いませんか。

目の前の利益に目が眩んだことによる代償、あまりにも大きいと思いませんか。

 

でもその反面、株価は上がる。

なんだか、おかしなことが起こっています。

 

 

tamaty-kingdom.cocolog-nifty.com

 

 

もちろん、リストラをしたことによってV字回復した企業もいっぱいあります。

僕もいろいろ頭に浮かぶ企業もあります。 

でも、そういった企業というのは短期的にはいい内容になったように見えるかもしれないけれど、長期的にはどうでしょうか。

これから先もずっと同じような業績をキープしていけるでしょうか。

 

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それに、そういったリストラによる勝ち組企業って全体から見ればどのくらいの割合なんだろう。

個別事例ではなく、人員削減をやったぜーんぶの企業のその後の業績を追跡調査したら、いったいどういう結果になるだろう。

 

そもそも、リストラをやらざるを得ない経営状態になった会社なのだから・・・

 

株価というのは中身が伴わなきゃいけないはず。

リストラをやったことによって株価が上がるって中身があることでしょうか。

 

「投資家目線に立つとリストラを発表した会社は買いだ」と言う人もいるでしょうが、リストラをしなきゃ経営が立ちいかなくなったような会社ですよ。

投資家目線に立ってもそんな会社の株持ってた不安でしょうがないですよ。

 

それは時限爆弾みたいなものです。

いつどこで爆発するかわからない。

そんな株を持っていたっていいことないと思いますけどね。

 

株価がどんなに上がっても実体経済が良くならなかったら何にもならないのです。

それはめぐりめぐって自分に襲いかかってきます。

 

むかしは自分が応援したい、育てたいと思える企業の株を買うのが常識でした。

ところが今はそうではありません。

みんなキャピタルゲインを狙って、短期売買で儲けることしか考えていません。

そんなやり方がいつまでも通用するはずがないのです。

 

下手したら投資家の多くは『リストラの発表を待ち望む』というおかしな現象になるでしょう。

それが普通になったら必ず資本主義は崩壊するでしょう。

現にいまそうなりつつあります。

 

株価だけはやたら高いので、みんな感覚が麻痺していますが、マグマはグツグツとたまっていますよ。

いつどこで爆発するかわからないですよ。

 

そのときになって多くの投資家は自分がいかに浅はかだったかに気づくでしょう。

キャピタルゲインを狙うことは投資でもなんでもなく、単なる投機であったことに気づくでしょう。

 

 

育休の話もあるけどさ、旦那リストラされました。
旦那は毎日終電で帰宅だから、娘の習い事のある木金をフレックスにし、習い事送迎してくれた。
そしたら、会社から
月5万給料減らされ、それでも頑張ってやりくりしていた。
給料減らされた理由はフレックスで4時に帰ってるからだって。

— 。ぢょ。 (@tomatomikan) June 2, 2019