「未来に投資する」「資本主義の成長に賭ける」っていう言葉をよく耳にするよね。
でも、それって本当に正しいんだろうか・・・
考え方自体は素晴らしいと思うけど、ポートフォリオを「そればっかりにする」「そういう投資先ばっかりで埋め尽くす」というのは本当にいいことなのか、僕にはちょっと理解できない。
長い目で見れば市場は値上がりし続けているから大丈夫だ。
凸凹はあっても最終的には右肩上がりで上昇してゆくはずだ。
これもよく耳にする・目にする言葉だよね。
でも、それって本当なのだろうか。
本当にその言葉を信じていいんだろうか。
本当に今よりももっと経済は成長するんだろうか。
本当に今よりももっと資本主義は膨張してゆくんだろうか。
本当に今よりももっと株価は上がってゆくんだろうか。
そういう確証の取れないものに何百万円も何千万円をつぎ込んでいいんだろうか・・・
もしも何十年も待たなくても、目の前にキャッシュが得られる投資があったら?
それでも、その選択を捨てて、経済評論家や投資アドバイザーがすすめる20年後30年後にキャッシュが得られる(かもしれない)ものに投資するのだろうか。
税金面からみても、もっと有利になる投資はいっぱいあるのに、それを蹴って最終的にきっちり課税されちゃうような投資を選ぶのはなぜなんだろうか。
自分が今、投資のアドバイスを受けてる人は「本当に役に立つアドバイスをしてくれているんだろうか?」ということを真剣に考えることはとても大事なことだよね。
流行っているから、ベストセラーになっているから、みんなやってるから、etc・・・
そんな理由で、ある特定の投資法に飛びつくのはあまりにもキケンすぎるよ。
不動産投資にしても、本当に賃貸利回りが低くてもイールドギャップ(金利差)があればいいのか?について考えなきゃいけないよ。
投資信託にしても、本当にドルコスト平均法は損失を平均化してくれるのか?について考えなきゃいけないよ。
長期投資をやるにしても、本当に手元にくる利益を30年も先に設定してもいいのか?について考えなきゃいけないよ。
分散投資をやるにしても、本当に資産を分散していれば暴落時にリスクをヘッジできるのか?について考えなきゃ家kないよ。
いろんなことを言う人がいるからね。
投資をやる人は、『見極める目』を持たなければならないんだ・・・
世の中はすべて春夏秋冬のサイクルがある。
自分のお金をずっと市場の荒波の中に置きっぱなしにしたままにするということは、その自然のサイクルに自分のお金をさらし、委ねるということ。
その間に冬は必ずやってくる。
もしかしたら2回かもしれない。
3回かもしれない・・・
"紙の資産"というのは『一つのカゴ』だということに最近気づいた。
だから僕は不動産所得とポートフォリオ所得と事業所得の3つのカゴに卵を入れようと思っている。
「平均上昇率は6%だ!」という言い方はマネー雑誌にもよく登場する。
それは『平均するとそうなる』ということ。
これから先そうなるというわけじゃない。
ちなみに札幌の年間平均気温は9度だけど、最低気温はマイナス10度を超える。
マイナス10度の時に薄手のパーカー1枚で過ごしたら凍えちゃうよ・・・
不動産投資は資産が一気に変動しない代わりに、株価の変動しだいで『一気に大儲け!』というような一攫千金ない。
インカムゲインをもらいながら、ゆっくりのんびり資産を形成してゆくスタイル。
いい物件なら30年・40年・50年間、安定的に家賃が得られる。
こういうのを本当の長期投資というのではないのかなと僕は思ってるよ。
いま、巷で人気の投資信託をドルコスト平均法で長期的に購入してゆくやり方が儲かると思ってる人は『長期的に見たらどうせゆるやかにあがってゆく』と信じて疑ってないみたいだね。
だけど、それは必ずそうなると決まったわけではないよね。
そんなわからないものに大金を突っ込んで大丈夫なのだろうか?
今までいろんな人を見てきて思うのだけれど、「みんなが言ってるから間違いないだろう」という理由だけで、非合理的な判断をしている人って多いような気がする。
その「みんなが言ってる」の『みんな』ってどういった人たちなのだろう?
投資や資産運用をやってる人たちは特に注意した方がいい。
本当にその人たちの意見に従って、大金を注ぎ込んでいいのかについてよくよく考えてから行動した方がいい。
ちなみに、多数派の意見に従ってることが正しいことなんだと錯覚することを社会心理学では『フォールス・コンセンサス(効果)』という。
スタンリー・キューブリックは『フルメタル・ジャケット』という映画でそのことを描いていますね。
情報化社会と資本主義が結びついた時、一体何が起きるだろう?
僕たちは歴史の転換期に立ち会っている。
膨大な情報の中から本当に価値のあるものを取捨選択できる能力を持とう。
トレンドに流されるのではなく、本当に儲かるものに投資しよう。
識別眼はこういう時にこそ試される。
本質を見抜こう!
よく『継続は力なり』って言葉が使われるけどさ、これ、すべてに当てはまるものと思わないほうがいいよ。
ケース・バイ・ケースだと思ったほうがいい。
そうしないと、下手をしたら人生を棒にふる事になる。
資産運用もそうだよね。
『継続してさえいればうまくいくんだ』という確証バイアスにおちいってるたくさんいるよ。
「今は1ドル100円だけどそのうち400円になるんだ!」とか、「30年後には株価は9%上昇しているはずだ!」とか言ってる人多いよね。
でもさ、そんなの実際のところわからないよね。
ブログなんかもそうだよね。ただ継続してるだけなら、いつまでたっても成功しないと僕は思っています。
ただ続けているだけじゃダメなんだよ。成功するためには成功するための「何か」がなきゃダメなんだよ。
その何かはわからないんだけどね。
ただ続けているだけじゃっダメなことはたしかだよ。
「継続は力なり」を頑なに信じて、ただ続けていれば何とかなると考えるのはおかしいよね。
事業、ビジネス、商売、etc…呼び名は何であれ世の中の人のほとんどはそういうものは危険極まりないもので絶対に手を出してはいけないと思っている。
— Haruki (@sakamoto2haruki) December 10, 2019
それより投資信託の方が安全だと思ってる
でも僕は事業をやって法人化した人は何人も知ってるけど、投資信託を買って法人化した人を見たことがない。
法人化すれば経営セーフティ共済を使って貯金しつつ節税もできる。
— Haruki (@sakamoto2haruki) December 10, 2019
不動産オーナーになれば火災や風水災にマイナスを火災保険で埋め合わせることもできる。
減価償却費も使える。
投資信託にはこういったものはない。
ところが世間的にはビジネスよりも投資信託の方が安全だし、儲かると思われてる…