サカモトハルキの哲学

北海道で5棟74室+月極P24台の大家やってます。2010年12月より法人化(10期目に突入!)。奥さんと中2小5男子と猫と自由にのんびり暮らしてま〜す!

ほとんどの人が気づいていない!? 「今後も株価は右肩上がりで推移してゆく」という考え方が超キケンな理由

 

僕は資本主義が行き着くところまで行き着いてしまったんじゃないかと最近、思っているよ。

だからこんなに低金利&低成長なんじゃないか、と…

 

要するに、フロンティアはもうなくなってしまったということ。

 

そんな世界経済の状況を横目に、最近目に付くのは『長期投資』とか『分散投資』とかという言葉。

何やら、インデックス・ファンドをドルコスト平均法で積み立て投資をして書い続けていれば、30年後にはものすごい額に膨れ上がっているという幻想を抱く人が増えてきた。

 

僕は 「この200年右肩上がりだったから、これから先もずっと右肩上がりだろう」的な考え方をする人が最近増えていることが気にかかる。

 僕はそういう考えにはどうしてもなれない・・・

 

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「経済は今度もずっと成長を続け、株価も右肩上がりに上がってゆくはずだ」という考えには実は何の根拠もないんだよね。

そうなると決まったわけじゃない。

 

当たり前だよね。

未来のことなんて誰にもわからないんだからね。

もしも未来のことが正確に見通せるのだったら(この場合でいうと、30年後に大儲けができる投資法があるということ)、みんな億万長者になってるよね。

 

これって、ただ単純に「これまでがそうだったから」という理由だけで、「これからもそうなる」と結論づけているだけだ。 

決して必ずそうなると決まったわけじゃない。 

 

10回サイコロを振って、9回連続で奇数が出たからといって、10回目も奇数が出るとは限らない。

ところが、今主流の考え方は「10回目に偶数が出ることはない。なぜなら9回連続奇数が出ているからだ」というもの。

 

この考え方がいかにキケンか、わかるだろうか・・・

 

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盲目的に思考停止した状態のままある特定の投資にお金を突っ込むのはあまりにも危険なことだと僕は思う。

 

常に不安を抱えながら、矛盾を抱えながら・・・ぐらいが丁度いいのではないだろうか。 

それはいつもビクビクしているという意味ではない。

 

常にそういう用心深い感覚を持って投資をしようという意味だ。

 

いちばん恐ろしいのは慢心に陥ることだ。

「これしかない!」という原理主義に陥ることだ。

 

不安があるから物事を冷静を見つめることができるんだと思うよ。

 

 

www.tv-tokyo.co.jp

 

拡大路線はもう限界に来ているのではないだろうか・・・

 

もうそろそろ20世紀型の拡大路線を改める時期に来ているんじゃないかな。

原発も、ペット業界の闇も、地球温暖化による自然災害の増加もみんな『イケイケ・ドンドン』の大量生産・大量消費の産物。

 

それはめぐりめぐって、いずれ僕たちに襲いかかって来るような気がする。

よりコストもかかるし・・・

 

NHK-BSでやってた『欲望の資本主義2019』という番組がとてもおもしろかった!

とくにGAFAのところが興味深かった。

 

いま、世界で唯一「成長」している企業群といえばGAFAぐらいなものだよね。

 

Google、Amazon、Facebook、Appleによって世界は便利になった。

その結果、みんなで不幸になっている・・・

 

このパラドックスこそがグローバル資本主義の本質だということがよくわかったよ。

 

GAFAに関して研究しているドイツの教授の言った言葉はなかなか意味深長だった。

 

 

GAFAはカジノの元締めみたいなものだ。

儲かるのはカジノを運営している側であって我々ではない。

我々はGAFAを儲けさせるために働いているようなものだ。

 

 

確かにその通りかもしれないなぁ…

今話題の『ホモ・デウス』『サピエンス全史』の著書、ユヴァル教授も警告を鳴らしているよ。

 

このままでいったら20年後にはあらゆる市場がAmazonに独占されるだろう。

 

自由市場はすべてAmazonによって払拭され、トマトを売っているのはAmazonだけという世界になるだろう。

 

 

ってね…

 

ただ、日本からそういう世界的な企業が出てくることが果たしていいことなのかどうかわからないよね。

僕は日本は内需産業が栄えればいいと思ってるんだ。

 

国がもっと財政支出をして需要を喚起して、消費税を廃止して、一人一人の給料をもっと多くする。

そうすることによってみんな消費にお金をまわすようになって、景気がもっと良くなる。

 

そんな好循環をつくり出せば、別に日本からAmazonのような世界的なグローバル企業が出てこなくたって構わないと思うんだよね。

 

それから「成長」「成長」って言ったって、もうフロンティアはそんなに残されてないって!

それだったら開き直ってさ、成熟した大人として、みんなでおいしいものを食べて、旅行に行って、ファッションを楽しんで、映画を観て、買い物をして・・・ってな具合に落ち着いて楽しく生きたほうがハッピーなんじゃないかな。

 

 

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よく、ある期間からある期間だけを切り取って、『これまでずっと右肩上がりできてるから、今後も右肩上がりでいくだろう』と予測している人っているよね。

インデックス投資をやってる人のあいだでは、こういった言い方をする人、たくさんいる。

 

でも1950年から2008年までの経済発展は人類史上例を見ないほどのものだったという事実を忘れてはいけない。

そして、2008年のリーマン・ショックを境にして何かが明らかに変わったんだ。

 

それは以前のものとは明らかに違う変化だよね。

だから僕は2008年以前の歴史を見て、今後を見通すのは危険だと思ってるよ。

 

それ以前の急速な世界発展が『異常だった』という言い方もできると思う。

その異常な発展がこれからも続くとはどうしても思えないんだ。

 

リスクは計算することはできる。

だけど『不確実性』は計算することはできない。

 

 

これからも資本主義は発展しつづけるはずだ。

 

これからも株価は右肩上がりで上昇してゆくはずだ。

 

 

実はそこには何の根拠もないんだよね。

ただ、その人がそのように「思ってる」だけなんだよね。

 

実際のところは、それは神のみぞ知るの領域の話。

そうなるかもしれないし、そうならないかもしれない。

 

30年後に今よりも株価が上がっていて、自分が退職するときに資産が大きく膨らんでいるかもしれない。

だけど、自分が退職を迎えるちょうどそのときに、株価が暴落(あるいは低迷)している時期かもしれない。

 

それは誰にもわからない。

ウォーレン・バレットにもわからない。

 

そういう神のみぞ知るのものに賭ける行為は、「不確実性にお金を突っ込む」ということ以外の何ものでもない。

それが、どれほど恐ろしいことはあるか、やってる本人は(あるいはこれからやろうとしている本人は)気づいているのだろうか。

 

リスクと不確実性を混同することは危険だと思う。

でも、ほとんどの人はこの二つを「同じもの」として語っているよね・・・

 

 

投資信託にハマってる人がよく口にする『過去40年で株価は50倍になった』という話。
それがたとえ事実だとしても、そのことが「これから先の40年にわたって株価が今の50倍になる』という証明にはまったくならないから。
十分気をつけてくださいね。

本当に2070年にダウが135万ドルになってると思う?

— サカモトハルキ (@sakamoto1haruki) November 23, 2019