シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

あなたが真面目に働けば働くほどいちばん喜ぶのは誰か?


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たとえば、時給800円のコンビニのバイトがあったとします。バイト君は一所懸命働いて、働いた分の時給を受け取ります。世の中には星の数ほど職業がありますが、基本的にはこれが「雇用の仕組み」です。

それが、バイトであろうが、正社員であろうが、派遣社員であろうが、「どこかに雇われ、給料をもらう」というシステムの中にいる以上、このコンビニのバイトと一緒です。

バイト君に給料報酬を払っているということは、コンビニはそれ以上、儲かっているということになります。そうじゃなければ、バイトを雇う意味がありません。どんなにバイト君が寝ないで長時間働いたとしても、店の売上以上の給料報酬がもらえることは絶対にありません。

何を言ってるんだ!? 当たり前のことじゃないか!…と思われたかもしれませんが、このことはとてもとても重要なことなのです。

この国に生まれた人のほとんどは、「雇用される側」で一生を終えます。雇用される側にい続けるかぎり、どんなに働き、稼いだとしても、そのお金をまるまる自分のものにすることはできません。

いくら「うちは歩合制だ!」といったところで、そんなものたかが知れています。会社側は利益のほとんどを持っていくはずです。もちろん、そうやって世の中は動いていますので、それは仕方ありません。どんなにあなたが大きな商談をまとめたとしても、それは会社にとって大きな儲けとなるかもしれませんが、あなた個人にとってはさほど大きな儲けにはならないでしょう。

もちろん、ボーナスが上がったり、実績を買われて多少は出世もするかもしれません。だけど、それによってあなたの人生がガラッと変わるわけではありません。実績を上げたら上げたで、会社側は「もっと、もっと」とあなたに要求してくるはずです。

あなたはその期待に応えようと、以前にも増してたくさん働くようになります。…こうして、身も心も会社のために捧げるサラリーマンができあがってゆくのです。

目次

あなたは誰を金持ちにするために、一生懸命働いているのか?

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しかし、あなたが「雇用される側」という枠組みから一歩外へ飛び出した場合は、話は全然変わってきます。圧倒的に少ない数ではありますが、中には「雇用される側」から飛び出して、自分で事業を興す人がいます。

事業家になれば、働いて稼いだ分はまるまる自分の利益になります。もちろん、たくさん稼げばその分、税金もかかります。だけど、どんなに一生懸命働いたとしても、ほとんどの利益は会社のもの…というそれまでの世界からは抜け出すことができます。

あなたが頑張って仕事をすることで、いちばん喜ぶのは会社です。あなたがたくさん利益をもたらしてくれれば、それだけ会社は儲かるのですから。だけど、それならいつまで経っても、『鵜飼い鵜』です。たくさん魚を捕っても、結局、鵜飼いに全部持っていかれてしまうのです。

「雇用される側」にい続け、一生懸命働くということは、『誰かをお金持ちにするために、一生懸命になっている』ということとイコールなのです。それは、決して「自分を金持ちにする」ためではないのです。

あなたが文句ひとつ言わずに一生懸命働くことで、いったい誰がいちばん得をするのか? ということです。

サラリーマンの方もお金の問題を抱えています。独身のうちはまだ気が楽でいいかもしれませんが、結婚をして、子どももできたりなんかしたら大変です! 生活費はもちろんのこと、住宅ローン、マイカーローン、教育費、将来への貯金、etc…。いろいろとお金もかかります。

子供の塾代や、習い事にかかるお金だって、月に数万円は軽く吹っ飛んでいきます。そういったお金の問題を解決するためには、より一層、一生懸命働くしかありません。もちろん、旦那さんの給料だけでは大変なので、子どもが手を離れたら、奥さんも働きに出ます。

夫婦二人、働いて働いて働き詰めの日々をおくることになります。だけど、どんなに一生懸命働いたとしても、一向にお金の問題は解決されません。住宅ローンは一向に減りません。

子どもも大きくなれば、さらにもっとお金が必要になってきます。…だから、さらに一生懸命働きます。働いて働いて働き詰めの日々です。

それに対して、その一生懸命働いてくれる人を「雇用する側」はどんどんお金持ちになっていきます。「雇用される側」の人が自身のお金の問題をなんとか解決しようと躍起になればなるほど「雇用する側」のフトコロには大金が転がり込んできます。…それが世の中の仕組みなのです。システムなのです。

この仕組みやシステムのおかげで、「雇用する側」にいる人たちのお金の問題は次々と解決されていきます。会社が儲かれば、役員報酬を上げることができます。役員報酬は経費で落とすことができますので、税金対策にもなります。そうすると、さらに内部留保が貯まっていきます。

会社に内部留保が貯まれば、そのお金を使って新しい投資をしたり、ビジネスを展開したりすることが容易になります。借金の返済に充ててもいいでしょう。借金が減れば、さらに会社は儲かります。会社が儲かれば、さらに役員報酬を上げることができます。

役員報酬は経費で落とせますから、さらに会社は儲かります。…といった具合に、会社はどんどんプラスのスパイラルに入っていくことができます。あなたがたくさん働いてくれればくれるほど、会社は、社長は大喜びなのです。

鵜飼いの鵜がどんどん魚を捕ってくれれば、鵜飼いは大助かりなのです。

「雇用される側」にいるだけでは、いつまで経ってもお金持ちにはなれない

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ほとんどの「雇用される側」の人は、世の中がそのような仕組みで動いているということに無自覚です。子どもの頃から、「社会に出たら真面目に働け」と教育されているので、その教えを守ってただ黙って働き続けることしかやろうとしません。

いつの間にか自分が鵜飼いの鵜になってしまっていることも、ほとんどの人は知りません。あるいは、知っていたとしても、もう何もかもあきらめてしまっているのかもしれません。

自分たちは、「普通」で、「平均的」で、「まとも」だ…ということを心の底から信じ切っています。自由になる時間を放棄し、職場の悪い人間関係に耐えしのび、ノルマに追われ、満員電車に我慢して、etc…。ボロボロになりながら、やっとの想いで家に帰ってきても、そのことについて「あれ? 何かおかしいぞ?」と思ったりすることもありません。

「雇用される側」にいるだけでは、いつまで経ってもお金持ちにはなれないのです! 幸せにはなれないのです! 

僕もずっと「雇用される側」にいました。 「こりゃ、なんとかしなきゃいけないぞ!」と真剣に思いました。もちろん、そこからは大変でした。でも、紆余曲折、試行錯誤を経て、「雇用される側」の枠組みから外に出てみてつくづく思うことは、「雇用される側」にいるということは、基本的にはコンビニのバイトと同じだ。…ということです。

眠い目をこすりながら、オレは真面目に仕事をした。…で、いったい誰がいちばんトクをした? …ということです。