意外に思われるかもしれませんが、お金持ちの人ほど節約を心がけていたりします。
庶民では決して住めないような大きな屋敷に住んでるような地主のおじいちゃんが、意外に質素な暮らしをしていたりします。
その光景は本当に不思議です。
『節約』と聞くと、お金のない人が必死になってやってるようなイメージがあります。
でも、節約というのは必ずしもお金のない人だけがやってるわけではありません。
僕ら庶民には絶対に手の届かない資産を持ってるような人たちも実践していたりします。
節約というのはお金持ちになるためのファースト・ステップ(第一関門)なんです。
僕はそのことを最近になってわかってきましたので、今回そのことを記事にしてみたいと思います。
目次
使えるお金の額が増えても、実際に使ってしまったら、お金はなくなってしまう
お金というのは実にシンプルなものです。
お金というのは、「そんなの当たり前じゃん!」と思えることだらけのことによって構成されています。
僕たちはそんな小学生でもわかる『お金』という問題を抱えて、日々暮らしているのです。
そしてそのお金のシンプルな特性が、いろんな悲劇を生んでいます。
お金のことが原因で、うつ病になったり、殺人事件にまで発展するケースもあったりします。
ひとつ、お金の法則をお教えしましょう。きわめてシンプルな法則です。
それは、
- お金は、使えばなくなる。
…という法則です。
どうですか? これ以上、シンプルな法則はありませんよね?
「何を言ってるんだ! 当たり前じゃないか!」と思いましたか?
でも、これ、真実なんです。
この法則を知らないせいで、多くの人が苦しんでいます。
財布に10,000円が入っていたとして、もしも10,000円の商品を購入してしまったら、財布の10,000円はなくなってしまいます。
そんなことは小学生でも知っています。
どんなたくさんお金を稼いだとしても、それをただ使うだけだったら、だんだんお金はなくなっていきます。
- 使っても使っても湯水のようにお金が自動でチャージされる財布
…なんてものは、この世にはないのです。
お金持ちの方々はそのことをよく知っています。
お金をいっぱいつかう人にだけはなってはいけない!
僕たちはこの世に生まれて、やがて死んでいきます。
いったい僕らが死ぬまでに使うお金の額というのは、どのくらいなのでしょうか?
多くの人は働き、収入を得て、年金をもらい、そして死の床に尽きます。
いい会社に就職したり、給料の高い職業に就くことができれば使えるお金の額も多くなるでしょう。
でも、お金を使えば、やっぱりお金は減ります。
お金を使えば使うほどお金が増えるなら、そりゃ、誰だってバンバンお金を使うことでしょう。
目いっぱい無駄遣いして、好きなものを買いまくります。
だけど、実際はそんなことにはなりません。
どんなにお金を儲けたとしても、使っていればそのうちお金はなくなってゆくのです。
それじゃ、意味がない。
何もしていないのと同じです。
お金持ちの方々は、そのことをよく知っています。
だから彼らは無駄なことには一切お金を使わないのです。
節約をしているというより、無駄遣いをしていないのです。
彼らはお金によって自分の人生が支配されることを極端に嫌います。
- お金は自分でコントロールするものであって、決してコントロールされるものではない
…お金持ちの方々はお金についてそのように考えます。
フェラーリを乗りまわし、夜な夜な繁華街でシャンパンを開けて豪遊するような人というのは本当のお金持ちではない。
その人たちは、
- 単なるお金をいっぱいつかう人
…なのです。
そういう人のことをお金持ちとは言いません。
目いっぱい稼ぎ、なるべく多くお金を残す。それがお金持ちになる鉄則
日本人の平均生涯年収は、1億2万円といわれています。
65歳で定年を迎えるとして、現役でいられるのはせいぜい約40年間(65歳 ‐ 22歳 = 43年間)。
1億2千万円を40年で割ると、だいたい300万円。
僕たちは1年間にたった300万円しか稼ぐことができないのです。
そこから生活費なんかを引いたら、手もとにいくら残るでしょうか?
だからこそ、節約する意識が必要なんです。
無駄遣いなんて1円たりともできないのです。
もしも『貯金がまったくの0円』という状態だったとしたら、老後破綻することはほぼ確実。
でもお金持ちの方々はきっちり貯金をしていますから、彼らは老後の心配をさほどしなくてもいいのです。
お金持ちの方々が日々、実践していることは極めてシンプルなことです。
- 目いっぱい稼ぎ、なるべく多くお金を残す
- 残ったお金のうち、数パーセントを再度、ビジネスや、投資などにまわす
- そこからリターンを得る
彼らはこうやって自分の力でお金をコントロールすることが大好きです。
大好きだし、それが得意です。
それを『錬金術』と呼んでもいいし、『ケチ』と呼んでもいい。
どんなに悪口を言われたとしても、彼らは意に介しません。
だって実際に苦しい想いをするのは、悪口を言われた方じゃなく、悪口を言う方の人間なのですから。
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