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シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

お父さんを本気で会社から奪還するにはどうしたらいいのか?


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僕はその価値観についていけなくてドロップアウトした口なのですが、日本のサラリーマンは、誰がどう考えたって働きすぎです。朝から晩まで働きつづけ、翌朝、また速く起きて会社に向かう。そして、また遅くまで働く…。

僕の目には、その光景はたいへん異様に見えます。僕もかつてそんな場所にいたのかと思うと、我ながらゾッとしてしまいます。

教育、医療、介護、地域、そして家族…。「就業時間長すぎ問題」は日本のあちこちで、さまざまな問題を引き起こしています。日本の今、抱えているいろんな問題が、『労働時間を短くする』というソリューションひとつで、だいぶ改善されるような気がするのは、僕だけでしょうか?

1日24時間のうち、会社で過ごす時間はいったい何時間あるでしょう? それが1ヵ月、1年、30年、50年…と続いていったとき、その総合トータルの時間数はいったいどれくらいのものとなるでしょう?

僕たちは会社で働くためにこの世に生まれてきたのでしょうか? それほどの時間数を注ぎ込んで、いったい僕たちは何を得るのでしょうか? 

ちょうど30歳になったばかりの頃、僕はこの疑問にぶち当たりました。結果的にその疑問にぶち当たったことにより、僕は37歳のときに脱サラ・起業するという道を選択することになります。

もちろん、後悔はしていません。ただ、もしもあの時、あのような疑問を抱かなかったとしたら、僕の人生はいったいどうなっていただろう?…と、考えることがあります。おそらく、今でも僕は会社に自分の時間のほとんどを捧げ、朝から晩まで、忙しく働いていたと思います。

もちろん、ほとんどが人がそういう人生を歩んでいることと思います。でも、本当にそれでいいのか? ということを、今一度、再確認してみる必要があるのではないでしょうか? 

本当に自分の時間を会社に捧げてしまっていいのか? 本当に朝から晩まで、仕事ばかりをする毎日でいいのか? 本当にサラリーマン以外の選択肢は、残されていないのか? 本当に自由気ままに生きることはできないのか? etc…。

目次

 「会社をやめたい」「仕事をやめたい」と思っていても、実際に行動する人はほとんどいない

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僕が会社を辞めるとき、僕に冷たい目線をおくる人もなかにはいました。そのとき僕は痛感しました。ああ、そうか、この人たちはなんだかんだ言って、会社で働くのが好きなんだなぁ…と。

普段は会社の愚痴ばかり口にしているけど、彼らは本当は会社を愛しているんです。「会社を辞めたい」「違う仕事がしたい」と文句は言っているけれど、誰も本気になってそこから抜け出そうとは思っていなかったのです。それが証拠に、僕の後を追って会社に辞表を提出する人間は、ただの一人もいませんでした。

高度経済成長時代。夫は外でバリバリ働き、妻は家で専業主婦をする、というスタイルが定着しました。しかし、ご存じのとおり、今ではそんなことができる家はほとんどなくなってしまいました。

とくに都市部などでは夫婦共働きは当たり前です。共働きということは、ご主人も奥さんもそれぞれが長時間労働にあえぐ、ということです。ご主人だけでも大変なのに、今度は奥さんも会社に拘束されてしまったのです。当然のことながら、その『働きすぎ』によるライフ・スタイルのおかげで、社会のあちこちに「ひずみ」が出るようになってきました。

その「ひずみ」はいちばん弱い存在である、子どもたちにまで影響しています。子どもたちには何の罪はありません。本来であるならば、子どもたちはもっと自由に、もっとのびのびと貴重な子ども時代を過ごさなきゃいけないはずです。それなのに、お父さんもお母さんも、会社に捕られちゃっているので、安心して健やかな子ども時代を過ごせなくなってきています。 

今、日本で起こっているさまざまな問題と、「長時間労働」とのあいだには因果関係はあるのか?

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日本人の自殺率は、先進国の中でもダントツ1位で、イギリスの4倍といわれています。うつ病をはじめとするさまざまな精神疾患を患う人の数も、急増しています。ひきこもりやニートの数もあいかわらず高止まりのままです。

その他にも、いろいろな社会問題が毎日のニュースをにぎわせています。そのことと、長時間労働と何の関係があるんだ?…と、思われるかもしれません。しかし、僕はそれは大きく関係しているように思えます。いや、それどころか、原因そのものじゃないか!…と、思えたりもします。

グローバル化が進み、サラリーマンを取りまく環境は、より一層、厳しいものとなりました。労働時間も長くなり、家に帰れないサラリーマンが続出しています。もちろん、会社に寝泊まりするわけではないのですが、帰ったとしても、午前様…。しかも、「それが当たり前だ」「何も珍しいことじゃない」というのです。

本当にこれでいいのでしょうか? 僕は育児休暇をとる男性社員が、もっと増えたらいいと思っています。ワークシェリングなんかも、どんどん積極的に取り入れてゆくべきだと思っています。専業主夫も、もっともっと増えてもいい。

リストラされる心配もなく、年功序列、終身雇用を復活させるべきだと思っています。日本は今、全世界で猛威をふるっているグローバリゼーションと正反対の戦略をとるべきなのです。

社員はみんな仲間同士。足の引っ張り合いもなし。嫌がらせもなし。そして、残業も、休日出勤もなし。その代わり、一人ひとりの給料は、グッと抑える。役員もひっくるめて、突出して年収が高い人が出てこないようにする。

そこそこの仕事量。そこそこの年収。そこそこの暮らし。そして、定時になったら、みんなそろって帰るのです! 家にお父さんや、お母さんを帰してあげましょう! もっと、子どもと過ごす時間を増やしてあげましょう!

日本人を「会社」から奪還するのです! そういうライフ・スタイルの方が、日本人には合ってるような気がします。競争ではなく、『共生』するのです。日本人同士、いがみ合ってどうするんですか? 

そんなことしてるから、いつまで経っても問題が解決されないのです。そんなことしてるから、国力が失われ、疲弊してゆくのです。