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シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

上手な会社の辞め方と退職願を書く時の気をつけポイント6つ


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会社を辞めるとき、誰しもが会社側にその旨を伝えなきゃいけません。「会社に行かない」というやり方を取る人も中にはいますが、そういう子供じみたやり方は社会的には通用しません。


だから、会社を辞めるときにはきちんと手続きをとらなければなりません。その際に避けて通れないのが「きちんと退職願を出す」という行為です。

退職願は会社に雇われている立場の人間が、会社側に対して退職の意志を表明するための正式な文書です。これを出したか出さないか、また、出したとしてもきちんとした形で出したかどうか? というのは、 法的にも重要になってきます。

だから、決して軽んじるべき書類ではないのです。退職願はもちろん本人が直筆で書きます。さらに署名・捺印をし、必ずコピーを取っておきましょう。ときどき、「会社の上司が受け取ってくれない」というトラブルが起こったりしますが、こうした場合は配達記録付きの内容証明郵便で郵送するという方法もあります。

退職願の提出時期は民法のほうで「最低2週間前」となっています(民法627条1項)。だから、退職願を出したからといってもう次の日から会社に行かなくてもいいというわけではないのです。

目次

退職願と退職届の違い

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「退職届」と「退職願」。この2つは似ているようでいて、かなり違うものです。きちんと正式な形で会社を辞める手続きをとりたいのならばこの2つの違いを理解しておく必要があります。

どちらも会社を辞めるための書類という位置づけです。だけど、ときには「やっぱり、もうちょっと頑張ってみようかな」と思い直すということもあります。その時に、この2つの違いを知らなかったらばかりに場合によっては退職の撤回が認められなくなる恐れがあるのです。

退職願というのは「僕、会社を辞めたいです」という意思を会社側に願い出るための書類です。それに対して退職届のほうは「会社を辞めます」とキッパリ意思表示をするための書類です。そのニュアンスは全然違うものなのです。

退職願のほうは、あくまでもお願いしているだけなので気が変わって「やっぱりまだ働こう」と思い直したとしても退職の意思を撤回できる余地は残されています。ただし、一回退職する意思を表明したということで、かなりツライ立場に立たされるかもしれませんが、それはここでは触れないでおきます。

それに対して、退職届のほうは、もう待ったは許されません。こちらの方は明確な意思を会社側に伝えている書類なのです。だから、もしもあなたが「退職届」として会社に提出するつもりならば、それはもう後戻りはできないということなのです。

「やっぱり会社を辞めることをやめます」といった具合に退職を撤回することはできないのだ、ということをまず認識しておく必要があります。

辞表と退職願・退職届の違い

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「辞表」という言葉があります。よく退職願・退職届と混同される書き方なのですが、この2つも意味合いは全然違います。辞表というのは、基本的には会社の役員などの会社の経営に関わっている人が使う書き方なのです。

だから、会社の取締役でもない一般社員が「辞表」と書いて会社に提出するのは、基本的には間違っているのです。

退職願・退職届はどのやって書けばいいの?

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会社に入るときには誰もが履歴書や職務経歴書といった書面を書いて、会社に出します。それと同じように会社を去る時も退職願といった書面をきちんと書いて会社に出す必要があります。

履歴書などはコンビニなどにも専用の用紙があり、その中には履歴書の書き方ガイドが必ずありますので、それになぞって記入すればいいわけです。ところが、退職願は専用の用紙などはどこにも売ってません。

退職願の場合、専用の用紙というものがないので、用紙は便せんで充分です。筆記用具はエンピツ書きというわけにはいきません。やはり、履歴書同様にボールペンを使った方がいいでしょう。書式は縦書きが基本です。

退職願を出すときは、便せんのまま会社に出すわけにはいきません。三つ折りにしたうえで、きちんと白い封筒に入れましょう。封筒の表側には太字で大きく「退職願」または「退職届」と書きます。裏側には自分の所属する部署と自分の名前を書くのが一般的です。封筒に収めたら、きちんと糊付けをすることも忘れないようにしましょう。 

退職願と法律問題

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退職願はとても重要な書類になります。もしも後々、会社側とトラブルになった際に重要な証拠となりますので必ず提出する前には写真とコピーを取っておくようにしましょう。

こんなことはまずないと思いますが、「もらったおぼえがない」とか「知らない」などというブラック な会社も中にはあるみたいです。悪質な場合、日付を改ざんする会社もあるみたいなのできちんと写真とコピーを取っておいた方がいいのです。

それが間違いなくその日に退職願を提出した、という証拠になるわけですから…。

退職願をなかなか受理しようとしない会社もあるみたいですが、法律上、それはできないことになっています。雇用していた人間が退職を申し出た場合、基本的には会社側にこれを拒否する権利はありません。

もしもどうしても受けとらない場合には配達記録付きの内容証明郵便で郵送するという方法もあります。

民法では「最低2週間前に提出」となっています。しかし、だからといってきっちり2週間にこだわる必要はありません。それに、もしもあなたが重要なポストに就いていた場合、引き継ぎの関係もあります。だから、法律でどんなに「2週間前」となっていたからといって、2週間引き継ぎをやればそれでいいんだろう、と安易に考えてはいけません。

会社はあなたの抜けた穴を必死で埋めなければなりません。立つ鳥跡を濁さず、という言葉があるように引き継ぎもきっちりとやって去っていくのがまともな社会人というものです。

もしもその引き継ぎの期間が2週間では間に合わない場合は、あなたの方から「2週間では足りないので、もう少し延長します。迷惑掛けたくないので…」と言ってみましょう。きっと、その方があなたの評判はよくなります。評判が良くなった方が何かといろいろなことが有利に作用することは言うまでもありません。

退職願の提出時期については「労働基準法」には提出時期云々の記述はありません。意外にも、「民法」の方に、「最低2週間前に提出」となっています(民法627条1項)。しかし、社内規定などがある場合が多いでしょうから、なるべくそれに則って提出した方がいいでしょう。

スムーズに会社を辞める方法

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基本は円満退職です。でも、その円満退社をするためには、いくつかのルールを守る必要があります。何も難しいことではありません。社会人としての常識やマナーがあれば、誰でも出来ることです。

退職願は、いきなり渡してはいけません。退職願は非常に重たい重要書類です。これを会社に提出するのは最後の最後でいいのです。間違っても、上司の机に叩きつけるようなマネはしないように気をつけましょう。

また、机の中にそっと置いたまま、会社に来なくなるというやり方も御法度です。たとえ会社を去ったとしても、あなたはこれからもこの社会で生きていかなければなりません。

前の会社でヘンな態度をした、という噂が広まったら、これから先のあなたの未来にも暗い影を落とすことになります。世間というのは意外と狭いものです。どんなにムカつく上司だとしても、そこは大人の対応を心がける必要があります。

順番としては、やはり最初に直属の上司に口頭で伝えるのがいいでしょう。いきなり社長室に行って社長に退職願を提出するなんていうのはもってのほかです。あなたは辞めたとしても、あなたの上司はまだ会社に残るのです。その上司に迷惑をかけるようなことは、なるべくしないようにしましょう。

辞表(退職願)の出すタイミング

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上司に退職する意思を伝える時のタイミングにも注意しなければなりません。上司が忙しくしている時や「さあ、これから帰ろう」とニコニコしている時に声をかけたりするのはあまりいいタイミングとはいえません。

そこは空気を読むようにしましょう。退職の話というのは、そんなに簡単にはいきません。退職する意思を上司に伝えたとしても「あっ、そうなの」といったぐあいに右から左へ進むわけでもありません。結構、厄介な話になりますので、時間もかかるものです。

だから、余計にタイミングを見計らう気配りが重要なのです。いちばんいいタイミングは、お昼休みや、午後の休憩の時間でしょう。まわりに人がいないことを確認し、上司もそれほど忙しそうでもないときに、「すみません。ちょっとよろしいでしょうか?」とさりげなく話しかけるようにしましょう。

退職話というのは、あっという間に社内に広まるものです。だから、なおさら周りに人がいないことを確認し、二人きりで話ができる場所と時間にごだわる必要があるのです。

上司もいろいろと慣れていますので「ちょっとお話しが…」とあなたが言った時点でおそらくピンと来ると思います。 

退職願の具体的な書き方

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辞表 or 退職願

「辞表」とは役員以上の人が使う表現なので、一般社員は「退職願」と書きましょう。

 

表題

「退職届」と「退職願」とでは少しだけニュアンスが違ってくるのですが、「退職願」の方が角が立たないでいいかもしれません。「退職届」というのは、一方的な言い方なので…。

 

書き出し

冒頭、一番下に「私こと」と書きだしてあるのには意味があります。こうすることによって、謙譲の意味になるのです。ひらがな「私こと」でも、漢字で「私儀」でも、どちらでもいいと思います。

 

退職の理由

退職の理由については、シンプルに「一身上の都合」だけにしましょう。間違っても、長々と自分の思いのたけや、会社や上司の悪口なんかを書かないように気をつけましょう。たとえ、それが本当の退職理由だとしても、です。

 

退職日

実際の退職日については、会社側とよく相談しながら決めましょう。引き継ぎや、保険の手続き関係のこともありますので、勝手に決めないようにしましょう。一応、民法上では2週間前となっていますが、必ずしもこれを守る必要はありません。

届出日

これは実際に退職願を提出した日を記入しましょう。

 

署名捺印

署名はもちろん自筆で書くようにし、必ず捺印も押すようにしましょう。実印である必要はありません。

 

宛名

実際には会社の上司に渡すことになる退職願ですが、宛名は必ず会社の社長の名前を書きましょう。あなたを雇用しているのは、あくまでもその会社の社長なのですから。もちろん、フルネームで書くようにしましょう。「様」ではなく、「殿」にした方がきちんとしていいでしょう。

 

便箋/封筒

用紙も、それを包む封筒も、必ず白地に無地のものにしましょう。間違っても、柄ものや、キャラクターが描かれたものにしないように注意しましょう。封筒は封筒でも、普段使っている会社の封筒に入れて提出しないように!

 

その他

必ず縦書きで書くようにしましょう。いくら退職するといっても、今後もお互いにどこかで仕事をすることになるかもしれません。「どうせ辞めるんだからいいや」という感じで投げやりな態度をとったり、非常識な言動・行動をしないように注意しましょう。建つ鳥あとを濁さず、で円満退社をした方があなたのためですよ!