シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

低所得者の人も「大切なお客様」として扱うことの大切さについて


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「貧困」が今、たいへんな社会問題となっています。僕たち不動産投資をする人間にとっても、それは無関係なことではありません。

僕たちのお客さんは言うまでもなく、アパートに入居してくれる入居者の方々です。入居者の方々というのは、ある意味、いまの世相をそのまま反映した人びとです。現代社会そのものなのです。

だから貧困が社会的に問題になっているのだとしたら、それはそういう問題を抱えた入居者が部屋を借りに来るということを意味しています。僕たちアパートの大家はそういう入居者さんの姿を通じて、現代社会の問題点に触れることになるのです。

もしも今、貧困が広がっているのだとしたら、僕らみたいな不動産投資をやる人間は、それに対してきっちりと対策を練っておく必要があります。やっぱり、そういう時代にマッチした物件を購入し、お客さんのニーズに応えるべきでしょう。

世の中が不景気になってきているのにド派手で、バブリーな物件を購入しても仕方ありませんからね。

どんな物件を購入したらいいのか? どんな家賃設定にしたらいいのか? どんな設備を設置したらいいのか? どんな間取りにしたらいいのか?…僕たちアパートの大家は考えなきゃいけないことがたくさんあります。

僕たちは時代のトレンドを読み、時代にマッチした物件を選ぶセンスを身につける必要があるんです! だから貧困が広がっているのだとしたら、低い家賃設定で募集できる物件を手に入れる必要があります。

逆に、もしも景気が良くなって、人々のフトコロが豊かになってきたら、高い家賃で募集できるグレードの高い物件を購入してもいいかもしれません。

不動産投資をやる人間は、常にその時々の経済状況に敏感でなきゃいけません。そして、人々のニーズを読みとり、部屋を探している人に見合う物件や部屋を提供してあげなきゃいけないのです。

ちょっとわかりづらい例えかもしれませんが、砂漠では、冷たいビールが売れるでしょう。でも、南極では冷たいビールは売れないはずです!

目次

お金のない入居者を差別しないアパート経営を心がける

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僕はどちらかというと、安い家賃設定で募集するような物件を好んでいます。今の日本をみてみると、入居者のニーズは「なるべく安い家賃で入居したい。」というものにシフトしていっているように感じます。

いわゆる『貧困層』と呼ばれる人たちも、僕たちにみれば大切なお客さんです。彼らは決しておかしな人たちではありません。理由はいろいろあるけど、いまはお金をそれほど持っていないだけです。そんな人もどこかに住まなければいけません。僕たちアパートの大家は、そんなお金のない人たちにも部屋を提供してあげなきゃいけないのです。

僕はいかなる理由があろうとも、お金のない人を差別してはいけない。…と思っています。別に僕は立派な人間でも、聖人でもありませんが、その姿勢だけは不動産投資をはじめた頃からずっと一貫してつらぬいています。

たしかに低所得者を相手にすると、家賃滞納のリスクは増大します。その他にもいろいろと気苦労は絶えません。でもだからと言って、彼らを差別していいというわけではありません。彼らだって好き好んでお金がない状態になったわけではないのです。いろいろな事情や、さまざまな経緯があって、そういう状態になったのです。

僕は彼らに同情します。僕自身、お金に困ったという経験があるから、彼らのツライ気持ちがよくわかるんです。

僕はむかし、生活に困ってマイホームを手放した経験があります。住宅ローンが払えなくなってしまったのです。正確に言えば、住宅ローンが払えなくなったのではなく、払えなくなりそう…という状態だったのですが、いずれにしても、家を手放すことになってしまったことには変わりありません。

マイホームは運よくすぐに買い手がが見つかりました。しかし、僕たち家族は住む家がなくなり、僕の実家に転がり込むことになりました。ものすごい屈辱的な気持ちでした。僕の人生がガラガラと音を立てて崩れ落ちてゆくような気がしました。

それはベン・アフレック主演の『カンパニー・メン』という映画そっくりのシチュエーションでした。ついでに言うと、その後の復活もあの映画そっくりでした。 

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そのせいもあるのかもしれません。僕は低所得者の方々をみると、なぜか放っておけないようになってしまいました。どうしても他人事には思えず、ついつい応援してあげたくなってしまうんです。

僕はそういう低所得者の人たちに偏見を持ったり、差別をしたりする人の気持ちがわかりません。

そういえば、僕の選ぶ物件はどれも定職者向けのものばかりです。オートロックや、エレベータ付きの高層マンションタイプには手を出すつもりはありません。今のところ、この僕の方針は功を奏しています。うちの会社では今、8棟のアパートを所有していますが、どの物件もかなり高い入居率をキープしています。

やっぱり、低所得者層というのはある一定の割合でいる。…ということです。そういった人たちを差別したりしなければ、そういった層を相手に十分ビジネスができます。

「お金のない人が確実に存在するわけだから、そういった人たちを相手にして商売をしてみよう!」…僕はこの戦略で安定した賃貸経営を実現しているのです。