シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

「貯金する人は負ける」という言葉が正しいと僕が思う理由


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日銀がマイナス金利を導入することを発表しました。これにより「貯金」というものを金科玉条のように捉えていた人は、根本的に考え方を改めなきゃいけないことになるかもしれません。

僕は以前から、貯金だけに頼ることは危険なことだと思ってきました。「いざという時のために役に立つから、貯金をするんだ」と人は言いますが、僕の感覚からすれば、「貯金って、いざという時に役に立つかなぁ…?」という感じです。

確かに急にリストラになったり、病気で働けなくなったりしたら、とりあえず貯金があれば当面はしのぐことはできるでしょう。しかし、それはあくまでも当面のあいだだけの話です。どんどん貯金を切り崩していったら、いずれ残高は減っていきます。

もしも貯金が底をつくまで再就職先が決まらなかったり、先の見通しが立たないようであれば、非常に困ったことになります。「いざという時」とは、そういう状況のことをいうのではないでしょうか? 

そしてそういう状況の時に、貯金というのは果たしてどれほど僕たちを救ってくれるものなのでしょうか?

目次

「貯金では救われない」という事実を受け入れる

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発展途上国みたいに「預金金利が10%以上」というのならば、貯金するのもアリかもしれません。銀行が倒産でもしないかぎり、それは最も安全で、確実な金融商品となりえます。

しかし、ご存じのとおり日本の銀行の預金金利は、ある銀行のスーパー定期でも最高金利が0.4%です。普通預金にいたっては、0.05%です。そして、日銀の発表を受けて、ここからさらに金利が下がる恐れも出てきたのです。

さらに物価も上昇、お金の価値も下がる…なんて状況になっていったら、いくら貯金をしていても目減りしてゆくだけです。ここまで来たら、そろそろ「貯金では救われない」という事実を受け入れるべきなのではないでしょうか?

自分のお金が日を追うごとに少なくなってゆく姿を想像してみてください。それは絵空事なんかじゃなくて、これから先、本当に起こり得るかもしれないのです。どんなに米蔵におコメを貯蔵していたとしても、毎日そのコメを食べていたら、やがて米蔵はスッカラカンになってしまいます。

僕たちが今、考えなければいけないことは、まずはそのおコメを食べすぎないように注意することです。

それは節約をしたり、なるべくお金を使わないようなライフ・スタイルにシフトすることでできます。…しかし、それには限界があるのです。やっぱりどこかで『どうやったら新しいコメを、米蔵に運ぶことができるのか?』という策を講じる必要があると僕は思っています。


要するに「どうやって収入を増やすのか?」ということをもっと真剣に考える必要があるということです。 

あなたは定年を迎えるときにいくらの蓄えがあったら安心できますか?

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僕は30歳になったとき、ある計算をしてみたことがあります。これから先、65歳の定年を迎えるまでに毎月いくら貯金したら、蓄えはどのくらいになっているだろうか?…と。その結果…

 

  • 毎月10万円を貯金した場合 ⇒ 4200万円
  • 毎月20万円を貯金した場合 ⇒ 8400万円
  • 毎月30万円を貯金した場合 ⇒ 1億2600万円


…という金額が算出されました。

③の1億2600万円があれば、十分安心できるでしょう。この1億2600万円と年金(その時に年金制度が崩壊してなければの話ですが)だけで、十分食っていけるでしょう。しかし、現実的には毎月30万円ものお金を貯金にまわすことなんて不可能です。

大企業に勤めるエリート・サラリーマンだったら可能かもしれません。しかし、僕のような北海道の地方都市に暮らす一介のサラリーマンの給料では、毎月30万円もの金額を貯金するのは夢のまた夢の話。

②の20万円でも不可能。かろうじて無理をすれば、①の10万円ならばなんとかできそうでした。

しかし、僕はここで考えたのです。夫婦共稼ぎをして、がむしゃらに働いて、借りに65歳を迎える頃に1億円近いお金を貯めることができたとします。しかし、もしインフレが起きたり、もし医療費が高騰したり、もし介護費用なんかが上がったりしたらどうなってしまうだろう? と。

きっとそれだけ苦労して貯めたお金は、あれよあれよという間に消えていってしまうでしょう。そして、今のこの状況をみていると、そういうことが将来絶対に起こりえないことだとは100%言い切れないような気がするのです。

血のにじむような想いをしてせっせと貯金に励んだのに、それがほとんど無意味なことだったとしたら…。あなたはどう思いますか? 65歳になってから自分の過ちに気づいても遅いのです。僕たちはそうなる前に、何らかの策を練っておく必要があるのです。

この事実を目の当たりにして、僕は「貯金には限界がある」ということを悟りました。自分の人生を明るいものにするために、家族を守るために、僕は貯金以外の何らかの手段なり、方法なりを考える必要があると痛感しました。

30歳を迎えた頃の話です。そこから僕の試行錯誤がはじまりました。結果としてそこから数年後に、僕は「不動産投資」という結論を導き出すことに成功しました。その結論にたどり着くことができたのも、元はと言えばこの将来設計と貯金の関係についてじっくり考えてみたことが発端だったのです。

自分のフトコロに一銭も入ってこないような借金をして、本当にいいの?

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貯金 VS 投資この2つはいつの時代もせめぎ合いをくり返してきました。基本的には好景気で市場が安定している「凪」の状態のときには貯金が優位に立ちます。しかし、そうではない状態のときには投資が優位に立ちます。そして、今は間違いなく「投資」が優位に立つ時代に入っています。

マイナスの金利になるということは、銀行からお金を借りてビジネスをやろうとする人にとっては非常にありがたいことです。1%でも、0.5%でも少ない金利で借りられるなら、それに越したことはありません。ビジネスでその1%や0.5%分を稼ぐことは大変なことなのです。

しかし、そんな大変な想いをしなくても、そもそもの借り入れの金利が低ければ、それだけで「利益確定」という話になります。しかし、いくら金利が低くなったからといって、マイホームの購入に飛びつくのは危険なことです。

確かに住宅ローンの金利はこれからますます下がっていくと思います。各ハウスメーカーは、ここぞ!とばかりに「超低金利」をうたい、あおってくるはずです。だけど、いくら金利が下がったとしても、マイホームを購入するということは「リターンのないものに借金をする」ということです。

自分が住むためのものをローンで購入しても、自分のフトコロには一銭も入ってきません。その購入した家を誰かに貸して家賃収入を得るとか、転売して売却益を得るというなら話は別ですが…。

これからは借金をするにはいい時代になりつつあります。しかし、だからといって「悪い借金」をしていいわけではありません。自分のフトコロに一銭も運んでくれないような借金は、悪い借金です。そういった意味ではマイカーローンも、教育ローンも悪い借金といえます。

じゃあ、何が「良い借金」なのか? それは『自分のフトコロにお金を運んでくれるような借金』です。ビジネスをやる人にとっての事業貸付や、不動産投資をやる人にとってのアパート・ローンなどが僕が言う「良い借金」に該当します。

僕はこういう借金なら前向きに検討してもいいと思っています。お金の動かし方は人それぞれです。しかし、何がいちばん賢く、何がいちばん時代にマッチしているのか? ということを真剣に考えなければ、お金に振りまわされるだけの人生になってしまいます。

お金に振りまわされるのではなく、お金を自分でコントロールすることです。そして、そのお金を少しでも自分の有利になるように働かせることなのです。本当に貯金をすることがいいことなのか? 本当にマイホームを購入することがいいことなのか? 本当に自分はお金に振りまわされていないのか?

…日銀がマイナス金利政策を発表した今こそ、真剣に考えてみる必要があるのではないでしょうか?