シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

【永久保存版】 僕がいつも実践している不良入居者対応マニュアル


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言うまでもないことですが、アパート経営を成り立たせるためには、空室の部屋を埋める必要があります。要するに「入居者」という存在があって、はじめてこのビジネスは成立しているということです。

当たり前すぎて、なんだか拍子抜けしてしまいそうですが、実はこのことはこのビジネスにとっていちばん大切な部分でもあります。ときどき、このことを完全に忘れてしまっている大家さんに出会います。「そこに、人がいる…。」ということを完全に忘れてしまっているのです。

アパート経営をやる人は、不動産のことだけ考えていればいいわけではありません。土地や建物のことだけを考えていればいいわけではありません。『人』のことを考えることを忘れてはいけないのです!

人がからんでくると、当然、いろいろなことが起こります。はっきり言って、いくらアパートの大家といえども、どんな人が住んでいるのかきちんと把握なんかできません。もちろん入居前に審査はします。しますが、それは形式的なチェックだけです。そこで人間の本性がわかるわけではありません。

ましてやアパートの大家さんを困らせるのは、低所得者とは限りません。圧倒的に低所得者の人がトラブルを起こすケースは多いのですが、なかには警察官や教師といった公務員の人に悩まされるときもあります。

彼らのなかにも異常なほどのクレーマーはいます。ストレスの発散をしているのかどうかわかりませんが、執拗に電話をかけてくる公務員の人もいます。そういえば過去に酒乱ぎみで部屋で大暴れするお医者さんもいましたね。

入居者のすべてが大人しい優良入居者ではないのです。不良入居者もある一定の割合でいます。…僕たちのアパートのオーナーは、こういう不良入居者にもきちんと対処していかなければならないのです。

ましてや物件の数が増えてゆけば、それに伴って取り扱う部屋数も増えてゆきます。部屋数が増えてゆけば、不良入居者と関わる確率も増えてゆきます。どんなビジネスでも同じことですが、規模が大きくなればなるほどトラブルに遭遇する確率も高くなってゆくのです。

目次

不良入居者には、「金持ち喧嘩せず」で対抗すべし

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理不尽なことを主張する入居者、クレームばかりを言う入居者、家賃を払わない入居者、常識の通用しない入居者、公序良俗を守る概念なんてまるでない入居者、あまりにも無知な入居者、etc…。残念ながら、そのような入居者はたくさんいます。それを避けて通ることは現実的には不可能です。

アパート経営には実にいろんなことが起こります。入居者はいろんなことを言ってきます。ときにはびっくりするような理不尽な要望やクレームを言ってくる入居者もいます。そこにこちらの常識はまったく通用しません。社会的には当然、「白」と言われていることでも、彼らは「黒だ」と主張します。さて、それやこれやが降りかかってきたとき、あなたならどうしますか?

あくまでも彼らと闘い、こちらの正しさを主張しますか? 彼らとケンカしますか? 僕なら深くため息をつき、「はい、次行ってみよう! 次!」と考えます。何もふざけているわけではありません。真剣にそれが僕の経営スタイルなのです。

そこはもう割り切るしかないのではないでしょうか? 彼らと争っても何にもならないのです。たとえ裁判に持ちこみ、たとえこちら勝訴したとしても、それによっていったいどんないいことが待っているでしょうか? ただ単にこちらが消耗するだけです。

ネガティブなことに労力を注ぎ込むくらいなら、ポジティブなことに労力を注ぎ込むようにしましょう。これはアパート経営だけに限った話ではありません。僕はいつもそんなふうに思ってこれまで生きてきました。

いつまでもひとつのことにこだわっていたら、とてもじゃないけど、アパート経営なんてやっていけませんよ! アパート経営にはクレームやトラブル、理不尽なことを言われたりすることは「付きもの」なのです。それやこれやにいちいち反応して、裁判だ! 訴訟だ! とわめいて、いったい何になるというのでしょうか?

多少のことなら、目をつむって、さっさと次に行きましょう! その方が、アパート経営をするうえで、精神衛生上いいと思いますよ。確かにこちらは何も悪くないのに、何かを負担したり、目をつむったりするのは、あまりおもしろいことではありません。でも、金持ち喧嘩せず。…です。無駄なことにエネルギーを注ぎ込むのは、あまり賢いことではありません。

不良入居者には、「暖かさ」や「やさしさ」を持って接しよう

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彼らと争い合い、心身ともに消耗してしまうことは、あまり賢いやり方ではありません。何か事が起こったら、グッとこらえて、次のことを考える。…そんな柔軟さも、アパートのオーナーには必要なのではないでしょうか? 

今は何かと大変な世の中です。入居者は、そんな大変な社会を身にまとった人でもあるんです。みんなそれぞれいろんな事情や背景があるはずです。育ってきた環境も違うし、職業もバラバラ。考え方もバラバラです。全員が全員、気持ちのいい人たちではないでしょう。

でも、それは世の中がそれだけ荒んでいるということの証でもあるのです。不良入居者も、もしかしたら、好き好んで不良入居者になったわけではないかもしれません。いろいろな事情や、いろいろな条件が重なった結果、そういうDQNになってしまったのかもしれません。

そこはもう少し、「暖かさ」や「やさしさ」を持って、彼らに接してあげようではありませんか! もう少し余裕を持って彼らと接してあげましょう。そんなにガチガチになって争わないでもいいのではないでしょうか? 

こちらもそんなに余裕はありませんが、彼らはきっとこちらより余裕はないはずです。そんな彼らを責め立てても、結局のところ、消耗するだけなのです。アパート経営は、入居者がいてはじめて成り立っている、という根本的な部分を忘れてはいけません!

彼らが家賃を払ってくれるおかげで、僕たちは生活することができているのです。家賃をきちんと払ってくれているうちは、彼らは僕たちにとって「お客さん」です。違いますか?

そう、僕たちはサービス業なのです。部屋を貸し、気持ちよくそこに住んでもらうことによって対価をもらっているサービス業なのです。お客さんとケンカをしたり、トラブルになったりすることは、極力避けなければなりません。たとえ、こちらが損をするようなことが起こったとしても、『それくらいの損だったら、まあ、いっか!』ぐらいの気持ちを持っていたほうがいいと思います。

そっちのほうが実はトク。…ということもいっぱいあるのです。ヘタに彼らとケンカしないほうが実は精神的にも経済的にも得ということが多々あるんです。悔しいかもしれませんが、「納得でできない!」といって彼らと争い合うことだけはやめましょう。

そんなことにいつまでもかまけていても何にもなりません。さっさと次へ行きましょう! どうしてもモメて困ったら、引っ越し費用をこちらが負担してもいいから、出ていってもらいましょう。それは損したことになるでしょうか? それとも、トクしたことになるでしょうか?

いったん損はするかもしれませんけど、長い目で見たらそっちのほうがダメージが少ない。…ってこともあるのではないでしょうか。賢くなりましょう。