シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

会社に雇われる意味ってナニ?について今こそ改めて考えよう


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2016年9月、電通に入社した新入社員の髙橋まつりさん(当時24歳)の自殺を受けて、労働基準監督署はこれを「過労による自殺労災」と認定しました。


電通といえば、学生のあいだで特に人気のある大企業の一つで、電通に入社することはある種のステータスのように思われていました。

ところが今回の一件でその良いイメージは一変。

電通は日本でいちばん有名なブラック企業になってしまいました。

今回は件は日本全体に大きな衝撃を与えました。

それと同時に、人々に(とりわけ若い人に)「働くってどういうことなの?」ということを改めて考えさせるきっかけになりました。

仕事というのは、本来、僕たちの暮らしを安定させ、人間らしく生きるために存在するものだったはず。

でも世界的なトレンドとして、「労働者には不利」な法律がバンバン出てきています。

マルクス主義的価値観の敗北がこのような形で人々を苦しめることになろうとは…。

ベルリンの壁が崩壊した時、いったい誰が想像したでしょうか?

目次

多くのサラリーマンは会社の利益追求の奴隷になっている

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僕は経営者の端くれです。

2011年に法人格になり、以来、ずっと『会社』というものを経営してきました。

でも、僕が会社をつくろうと思ったのは、お金のためではありませんでした。

僕は「自由」になるために会社を設立しました。

僕にとっての幸せは、圧倒的に自由な時間があることなのです。

それは僕にとって、社会的ステータスを得ることや、大金持ちになることよりも優先されるべきことでした。

会社にすれば、銀行からお金を借りやすくなります。

税金上の優遇措置もいろいろ受けることができます。

そうした会社のマジックを使うことによって、僕は圧倒的な自由を獲得することに成功しました。

でも、そういう考えで法人を設立する人はほとんどいないと思います。

ほとんどの場合、会社をつくる理由は、

 

  • お金を稼ぐこと

…でしょう。


だから、その利益を追求するためだったら、多少の無理や無茶をするという構図が必然的に出来上がってゆくのです。

長時間労働、サービス残業、休日出勤、過剰サービス、徹夜、etc…。

日本の多くのサラリーマンは会社の利益追求の奴隷になっています。

今回の高橋まつりさんの一件は、

  • 会社のためだったら自分の時間を削り、身を粉にして働くのが当たり前

…という日本独特の企業風土が生んだ悲劇です。

長時間労働やサービス残業や休日出勤なんて「当たり前でしょ?」「みんなやってることでしょ?」という悪しき習慣が招いたことなのです。

「働く」ということは、「雇われる」ということとイコールではない

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真面目に仕事をするということは決して悪いことではありません。

その真面目さや勤勉さが日本をここまでの経済大国にしたのは間違いないことです。

でも、ものには「限度」というものがあります。

限度を越えてまで働くことを『勤勉』とは言いません。

そもそも「働くこと」って、命を削ってまでやるようなことなのでしょうか?

いい加減に生きることを推奨しているわけではありません。

「バランス」の話をしているだけです。

もしも今、勤めている会社の仕事が死ぬほど苦しいのならば、そこから逃げ出すことを恐れないでほしい!

逃げることは恥ではありません。それは、立派な『戦略』です。

そもそもの話、「会社」というものが誕生したのは、たかだか数百年前なのです。

サラリーマンという職業もつい最近、生まれた働き方なのです。

むかしの日本人はみんな農家や職人、商人をして生きていました。

そういう働き方をしてみるというのはどうでしょう? 

非現実的なことでしょうか?

確かにそういう働き方にもデメリットはいっぱいあります。

もうサラリーマンではありませんので、毎月決まった日に給料がもらえるわけではありません。


でも会社に自由を拘束され、うつ病になったり、自殺を考えたりするよりはマシなのではないでしょうか?

  • 「働く」ということは、「雇われる」ということと必ずしもイコールではない

__ということです。

改めて考え直そう! 「雇い・雇われる」という関係

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僕は僕なりのやり方で「働く」ということにまつわる様々な困難を乗り越えてきました。

政治家や官僚に期待しても一向にラチがあかないと思います。

彼らははっきり言って経営者側の味方です。

同一労働同一賃金という政策も、おそらくいちばん喜ぶのは経営者でしょう。

正規雇用の賃金を非正規雇用の賃金に合わせることができるかもしれないからです。

僕はある程度、企業側も労働者を保護するメンタリティーを持つべきだと思っています。

労働者を使い捨てライターのように扱うのではなく、人件費が多少かかったとしても雇用関係を維持する道を選択した方がいいと思っています。

労働者側は安心して働ける環境を求めています。

そして、もし今、勤めている会社がその環境を提供し、雇用を守ってくれるなら、日本の労働者はきっと心の底から愛社精神を持って働くはずです。

『会社教の信者』だと笑われてもいい。

それで家族が笑顔で暮らせるのならば、お父さんたちはきっとシャカリキになって働くことでしょう。

そうすれば、やがて会社の業績もUPする。

会社が儲かれば、政府としても税収が入ってくるので万々歳です。

そういう「雇い・雇われる」の関係の方がきっとメリットがある。

僕はそう確信しています。

  • 敵対し合うのではなく、歩み寄ること
  • 憎しみ合うのはではなく、握手をすること


もしかしたら、髙橋まつりさんはそのことをいちばん訴えたかったのではないでしょうか…。