シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

誰とでも仲良くなれるというのは本当に長所と呼んでいいのか問題


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人間関係の悩みを抱える人のなかには、「誰とでも仲良くしなきゃいけない!」という強迫観念に囚われすぎている人がいます。

この国では、いまだに『誰とでも仲良くするのが、普通』という考え方が主流になっているのです。でも、よく考えてみてください。誰とでも仲良くすることって、現実的にできますか?…できっこないでしょ、そんなこと! できっこないことを「やらなきゃいけない!」と考えることの方が無理があるのです。

そのような無理難題を押しつけたり、押しつけられてたりしてゆくうちに、人はだんだんおかしくなってゆくのです。たしかに、世の中には「簡単に誰とでも仲良くなれる」という特技をもった人がいます。そういうタイプは学校にもいましたし、会社にもいます。でもそういう特殊能力をもった人と、自分とを比べて、悩む必要はないのです。

そういう人は「八方美人」といって、それはそれで大変なのです。八方美人のキャラで生きるのは、あなたが想像している以上にしんどいものです。それゆえの悩みというものもあるのです。もしかしたら、八方美人タイプの人の悩みは、「人と仲良くできない…」と悩んでいる人よりも深刻な悩みかもしれません。

僕はこれまでの人生のなかで、うつ病になった人を何人も見てきました。僕自身も、うつ的症状に悩まされた経験もあります。彼らに共通しているのは、八方美人タイプだったということです。

表面的にはみんなと仲良くして、何の問題もなさそうに見えます。だけど、それが余計に厄介なのです。本当は自分を押し殺して、無理に相手に合わせていただけなのかもしれません。

本当は仲良くなんかしたくないのに、気をつかってつくり笑顔をふりまいていただけなのかもしれません。それやこれやが積もり積もって、ついに強制終了になっちゃった…。それが「うつ病」というかたちで表面化したのではないか、と僕は見ています。

目次

「八方美人」でいることは本当に良いことなのか?

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こんなことを言ってしまえば、元も子もないのですが、そもそも「誰とでも仲良くしなきゃいけない」という考え方自体が間違っているのです。そんなことは不可能なことなのです。

不可能なことを大人たちは子どもたちに要求し、その考え方が染みついたまま大人になった子どもたちを苦しめているのです。

誰とでも仲良くなんてできっこないのです。人間には気の合うヤツもいれば、気の合わないヤツもいる。価値観が合うヤツもいれば、価値観が合わないヤツもいる。すべての人間と仲良くすることなんてできないし、また、する必要もないと僕は思っています。

「八方美人は苦労人が多い」という話を聞いたことがありますか? 子どもの頃、親から構われなかったり、十分な愛情を得られなかった子は、その淋しさから、人と関わりを持とう持とうとする傾向にあるといいます。

SNSの友だちやフォロワーの数をやたら気にしたり、常に誰かと一緒にいたがる人というのは、こころに淋しさを抱えている人が多いのです。誰とでも仲良くしようと努める人というのは、こういうタイプが多いそうです。まわりに合わせることで、「孤独」を必死で回避しようとしているのです。

八方美人でいるということは、実はなかなか大変なことなんです。それを毎日継続してやるのって、結構、疲れると思いますよ。誰だって気分のいいときもあれば、気分が悪いときもあります。それなのに、気分が悪い時でも、いつもニコニコしてまわりに気を遣わなきゃいけないなんて…。精神衛生上、あまりよろしくないことだと思いませんか?

『誰とでも仲良くしなきゃいけない…!』という強迫観念にとらわれ過ぎることは危険なことです。それによって苦しんでる人が大勢います。自分を殺して生きるのは、ツライことです。そのうちだんだん無理がたたってきて、最後には「爆発」してしまったりするので、注意が必要です。

なぜ「誰とでも仲良くしなきゃいけない」と思うのか?

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「誰とでも仲良くしましょう」という言葉は小学生の頃によく耳にした言葉です。あなたも親や学校の先生などからよく言われたと思います。

だけど、それはあくまでも小学生に向けて発せられた言葉。「本当は誰とでも仲良くすることなんてできない」ということはあなたの両親も、学校も先生も知っていることなのです。だって、自分たち自身がそのことで悩んでいたりしているわけですから…。

職場には価値観も、境遇も、考え方も、育った環境もまったく異なる者同士が集まっています。そうすると当然、いろいろなことが起こります。「あいつムカつく!」という想いを一度も抱いたことのない社会人なんて、おそらく一人もいないのではないでしょうか? 

だけど、そんなことは子どもたちには言えません。真面目で素直な人ほど、親や学校の先生の言われたとおりに行動します。でも現実の世界では、親や先生に言われたように誰とでも仲良くすることができません。だから、悩むんです。

悩む、悩む、悩む…。しまいの果てには、人間関係そのものに嫌気がさして、うつになったりする人もいるのです。そして、人とどうしても仲良くすることができない自分を責めつづける人もいます。

真面目な性格が仇となって、悪循環におちいっているケースです。気に入らないヤツもいる。…それは当り前のことです。そういう人と仲良くする必要なんかないんです。そして、仲良くすることができない自分を責める必要もないんです。

もっと自分に『許可』を出してあげましょう。親や学校の先生が言うことなんか、無視しちゃって構わないのです。いちばん大切にしなきゃいけないのは、自分自身の心なんですから!

気が合わない人と上手に会話する方法

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どこの職場にも「なんだか合わないなぁ…」という人はいるものです。そういう人がもし目の前に現れたら、「この人と仲良くしなくてはならない」と考えるではなく、「上手に付き合うにはどうしたらいいか?」というふうに考えるようにしましょう。

その人と無理に付き合おうとしたり、無理に親しくなろうとしても必ず失敗します。逆に、完全に無視することもあまり賢明なやり方ではありません。ある程度の距離を保ったまま、上手に付き合うのです。それが何かとむずかしい人間関係をサヴァイヴしてゆくひとつの知恵です。

すべての人と仲良くすることなんかできっこないのです。「誰とでも仲良くならなきゃいけないんだ!」という強迫観念から自分を解放してあげてください。

職場にはあなたに共感してくれたり、あなたと気が合ったり人もいるはずです。仲良くするならそういう人と仲良くなりましょう! 仲良くなれない人のために無駄な労力と時間を使うのは実にもったいないことです。

「うん、この人は苦手だな…」ということを瞬時に察知したならば、頭をつかって、その人と上手に接しましょう。間違っても、正面からまともにぶつかってはいけませんよ! そんなことしても、絶対に消耗するだけですからね。当たり障りのない会話だけをしていればいいんです。それ以上は深入りする必要はないんです。

だって、その人の中に深入りしていって、何かいいことありますか? あなたの人生に、その人って何か恩恵をもたらしてくれますか?…おそらく、そんなことはないでしょう。だったら、無理する必要なんかないのです!