シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

他のビジネスなら断るのに不動産にだけは銀行が融資するのはなぜか?


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アパート経営に限らず、どんなビジネスをやるうえにおいても、最も大切なことは『資金調達』です。これは商売をやっている人なら誰もが納得してくれるはずです。資金調達こそが最も重要なことであり、最大の難関でもあるのです。


資金調達というのは、簡単に言ってしまえば「どうやって銀行からお金を借りられるか?」ということです。元手をほとんど掛けずにスタートできる商売なら銀行借入に頼る必要はありませんが、そういった商売というのはあまりありません。

たいがいの事業というのは、それがラーメン屋であれ、美容室であれ、エステ・サロンであれ、etc…銀行借入を必要とするものです。でも、銀行はすべての申し込みに応えてくれるわけではありません。ましてや『新規事業』ともなれば、ますます融資することを渋ることでしょう。

だから商売をやる人間というのは、常に資金調達のことを意識してビジネスをやらなければならないのです。

僕が選んだ不動産投資・アパート経営という商売も、もちろん銀行借入を必要とする商売です。…というか、この商売の場合、銀行借入が商売の『きも』となると言っても過言ではありません。

アパートというのは高額になります。ちょっとした規模のものでも平気で何千万円もします。やっぱり『不動産』を取り扱うわけですから、それだけ大きなお金が動くことになります。

それだけ大きなお金となると、借りる方も大変だけど、貸す方も大変です。もしも資金が回収できずに、融資が焦げ付きでもしたら、大変なことになります。ラーメン屋や美容室の内装工事や運転資金なんてたかが知れています。数百万円、せいぜい1,000万円といったところでしょう。

しかし、アパート経営はそういうわけにはいきません。1,000万円以下の物件なんて、ほとんどありませんし、あったとしてもロクな物件ではないでしょう。やっぱり、きちんと収益を生む物件となると、それなりの値段がするもの。…となると、お金を貸す側も慎重にならざるを得ません。

目次

不動産投資ビジネスは、ほかのビジネスに比べて、銀行から融資されやすい 

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不動産投資・アパート経営の商売の道具となるのは、『不動産』です。アパートの大家になりたければ、なんとしてもこの不動産というものを取得しなければなりません。でもご存じのとおり、不動産というのは現金でポンッと変えるようなシロモノではありません。

ですから、そこはどうしても銀行借入に頼ることになります。ところが、この銀行借入というのも一筋縄ではいきません。そこには『審査』という厚い壁が立ちふさがっているのです。

銀行の審査を通過するのは容易なことではありません。そこにはいくつもの『条件』が設けられて、その条件を一つひとつクリアしていかなければならないのです。

この銀行借入というやつがうまくいかなければ、不動産を取得することはできません。不動産を取得することができなければ、このビジネスは成り立ちませんから、結局のところ、不動産投資をやる人間にとって、銀行借入こそが最重要事項ということになります。

どんなに不動産投資のノウハウも身につけてもダメなのです。銀行の厳しい審査を通過し、物件を取得できなければ、ノウハウなんてまったく意味のないものになってしまうのです。

でも、ご安心を! 銀行は、『不動産』というものをこよなく愛してくれるありがたい存在です。お金を貸す目的が不動産であれば、銀行の顔色が変わります。だから、不動産投資ビジネスは、他のビジネスに比べて圧倒的に銀行の人を味方につけやすいビジネスといえるのです。

要するに早い話が、ほかのビジネスよりも圧倒的に融資されやすいビジネスなのです!

この銀行借入をする際に有利に事を進めることができる点も不動産投資の魅力です。ほかのビジネスだったらこうスムーズにはいかなかったであろう…ということが、不動産投資の場合はスムーズにいったりします。

では、なぜ不動産投資ビジネスは、ほかのビジネスに比べて、銀行から融資されやすいのでしょうか? 銀行はなぜ、ほかのビジネスよりも不動産投資ビジネスを好むのでしょうか?

カギを握っているのは『担保力』 

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その理由は、わりにはっきりとしています。それは、このビジネスが『不動産を担保に提供することができるから』です。

「何を当たり前のことを言っているんだ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、他のビジネスなら断られるのに、このビジネスの場合は断られない理由はそれしかありません。

要するに、このビジネスを選んだその段階からすでに、『融資に有利』というお墨付きをもらっているということなのです。そんなビジネスは古今東西、探してもありません! …それは最大のメリットと言っていいでしょう。

ご存じのとおり、銀行に融資を申し込む際には、『審査』というものを通過する必要があります。アパートをやりたい!と考えている人は(現金で購入するなら話は別ですが…)、この銀行の審査というやつを通過しなければいけないのです。

でも、言うまでもないことですが、すべての人が審査を通過できるわけではありません。どんなに立派な人柄であったとしても、どんなに立派な事業計画書を作成していたとしても、銀行が「うん」と言ってくれなければ話は前に進まないのです。

しかし、この審査というやつが、なかなか大変なのです。とくにこのご時世です。銀行から何千万ものお金を融資してもらうのは、至難の業と言ってもいいでしょう。

世の中には、たくさん「ビジネスをやりたい」と考えてる人がいます。また、その商売の種類も実に多種多様です。カフェ、ラーメン屋、居酒屋、学習塾、エステ、中古車屋、リサイクル・ショップ、etc…。

そういった事業家たちの頭を悩ませるのが『銀行の審査』です。開業してまだ日が浅い時期は、はっきり言って、銀行から相手にしてもらえないかもしれません。むかし、手痛い目に遭っているので、銀行も事業への融資には相当シビアになっています。

だから、多くの事業家たちは銀行から融資を断られてしまいます。どんなにきちんとした人であっても、どんなにきちんとした事業計画書を練っていたとしても、銀行の融資を引っ張ってくるのは至難の業なのです。

すべてのカギは『担保』という言葉に集約されています! 銀行は担保を重要視します。もちろん人柄やビジネスの内容も重要視しますが、それにプラスアルファの「担保力」がなければ、銀行員の首を縦に振ることはむずかしいでしょう。

このビジネスは、銀行と利害関係が一致している 

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はっきり言って、担保力のある人には銀行は喜んでお金を貸し、担保力のない人には銀行はあまりお金を貸したがりません。誰だって「いざ」というときを考えます。その「いざ」という時に借金のカタがあれば、安心です。

担保というのは、借金のカタ以外の何ものでもありませんから、銀行は何よりもそれを重要視するのです。

この『担保至上主義』は、あちこちで批判を受けています。アメリカなどは、担保よりもビジネスそのものの可能性や、人物評価などによって銀行は融資するかどうかを決める層です。

それに対して日本の銀行は、今もむかしも担保を最重要事項に据えます。そういった銀行の姿勢が「経済の足を引っ張っている」「お金が市場に出まわらない原因になっている」という批判です。

でもそのことをいくら嘆いていても、憤っていても仕方ありません。当の銀行自身が態度を変えないんですから…。

僕たちはビジネスマンであり、商売人ですから、世の中のトレンドを読み、自分の有利になるように話を進めていかなければなりません。いつまでも恨み節を言い続けていてもしょうがないということです。

現実に目を向ける必要があります。想いや情熱だけでは銀行を納得させることはできないのです。

でも、逆に言えば、「担保」さえあれば話は早い、という解釈もできます。だったら、それを提供してあげればいいんです。相手がいちばん欲しているものを与えてあげればいいんです。言うまでもないことですが、これは商売の鉄則です。

相手のニーズに応えてあげること。今もむかしも、これがビジネスの肝です。

不動産投資・アパート経営の場合、最初の最初から銀行が欲しているものを提供することができます。銀行は何よりも担保を欲しています。担保というのは、はっきり言って『不動産』のことです。

「いざ」という時には換金することができて、なおかつ、その金額はそれ相当なものになるもの。…それは不動産以外にはありません。

要するに、僕がやってるアパート経営というビジネスは、最初の最初から銀行と利害関係が一致しているのです。だからこのビジネスは、ほかのビジネスよりも銀行から融資されやすいです!

どんな状況になっても、不動産の価値はゼロになることはありません。たとえ建物の減価償却期間が終了したとしても、まだ土地が残っています。銀行は「いざ」となったら、その不動産を売却すれば融資したお金を(ある程度は)回収できるはずです。

銀行の立場に立って考えてみれば、こんなに安心できるものことはありません。どうなるかわからない、うまくいくという確証のないビジネスそのものや、人物にお金を貸すぐらいなら、不動産にお金を融資した方がまだマシだ!…銀行がそう考える気持ちもよくわかります。

担保さえあれば、銀行に安心材料を与えることができます。銀行に安心材料を提供することができれば、「じゃあ、お金を貸しましょう」という話になります。ところが、担保も何もない状態で、「内装工事に1,000万円かかるから、お金を融資してくれ」と言ったら、どう思うでしょうか?

あなたが銀行の融資担当者だったとしたら、どう思いますか? …誰だって、難色を示すはずです。担保を提供することができるアパート経営と、担保を提供することのできない他のビジネスと、どちらが銀行が好むビジネスなのかは、自明ですね!

銀行だって、商売をやっているのです。「リスクを負うのは、真っ平ごめんだ!」というのが彼らの本音なのです。わざわざ危ない橋は渡りたくないのです。

不動産投資・アパート経営の場合、最初から担保として提示できる不動産を持っています。これが僕たち、アパート経営をする人間の最大の強みです。このビジネスは、貸す側にとっても融資しやすく、借りる側も融資されやすいビジネスなのです。その点も、僕がこのビジネスに魅力を感じている部分なのです。