シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

法人にすれば個人事業主では入れない厚生年金に入ることができる!


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サラリーマンの場合の公的年金は、厚生年金です。厚生年金とは、日本の民間企業の労働者が加入する公的年金制度のことで、国民年金にさらに上乗せして支給されます。これに対して、個人事業主の場合の公的年金は、国民年金しかありません。

つまり、サラリーマンの場合、国民年金(一階部分)と厚生年金(二階部分)の両方を負担する必要があります。当然、二階部分がある分だけ、個人事業主に比べて保険料は割高になります。

しかし、日本はサラリーマンに対して非常に手厚く保護する国です。厚生年金の方も、健康保険の時と同様に、会社の方で半分負担してくれるのです。つまり、サラリーマンの場合、将来、もらえる年金の額は多く、現役の時に支払う額は少なくて済むのです。健康保険の時とまったく一緒です。

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サラリーマンは他の職業に比べて圧倒的に優遇されている

 

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これに対して、個人事業主の場合、すべて自己負担です。個人事業主はどこかの企業に勤めているわけではないので、もちろん、費用負担も折半というわけにはいきません。まぁ、仕方ないといえば仕方ないのですが、サラリーマンに比べると、あまりにも冷たい…。

健康保険の時と同様に、「好きで個人事業主になったんだから、あとは自己責任でやってよ。」と政府から言われているようで、なんだか釈然としないものがあります。

日本で起業する人間が極端に少ないのもうなづけます。あまりにも日本の年金制度がサラリーマンに有利にでき過ぎているのです。その有利性に背を向けた生き方を選ぶのは、あまりにも勇気がいることなのです。

個人事業主の公的年金は国民年金しかありません。受給できる額は「年間80万円」と言われています。これだけではとても生活できません。不足分は、「自己責任でなんとかしろ」というわけです。

サラリーマンの方は、厚生年金の部分が上乗せになりますから、支給の面でもサラリーマンの方が優遇されているといえます。言い方を変えれば、サラリーマンの方は将来自分が受け取る年金を、「会社に半分、肩代わりしてもらっている」ようなものなのです。

半分、肩代わりしてもらっているにもかかわらず、受け取る際には『満額』もらえます。こんなにいいことはありません。それが、この国のシステムです。「社畜」なんて言葉で揶揄されたりもしますが、日本のサラリーマンは他の職業に比べて圧倒的に有利になっているのです。

諸外国に比べて、この国でサラリーマンが多いのもうなずけます。この国は、個人事業主にとっては非常に不利なシステムとなっているのです。しかし、個人事業主にはまったく光がないのか? といえば、そうではありません。

会社にすれば、会社にとっても、個人にとってもメリットがある

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個人事業を発展させ、自分で会社をつくった場合は、話がまったく違ってきます。会社にすれば、社長以下、社員全員が社会保険の強制加入となります。

もう個人事業主ではないので、もちろん、その際の年金は厚生年金になります。そして、健康保険の時と同じように、その分は必要経費として落とすことができます。経費で落とすことができるということは、その分だけ課税対象から控除されるということになります。税金が安くなるのです。

会社をつくれば、社会保険の保険料を経費で落としつつ、なおかつ、自分の将来のための資金を積み立てることができるのです。健康保険の時と同じ。一挙両得です。毎月々にしてみればセコイ話かもしれませんが、長い目でみた場合、積り積って大きな話になります。

このあたりも僕が法人化にして良かったなぁ…と感じているところです。