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シンプルに。自由に。

北海道でアパートの大家業をしてます。4人家族。映画が好き。猫が好き。北の国でなまらのんびり生きてます。“every cloud has a silver lining.” したっけ!

そもそもの話、なんで僕たちはそんなに急いで生きなきゃいけないの?


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僕は子どもの頃からのんびりした性格をしていました。遠足に行っても、いつも列のいちばん後ろで、ゆっくりのんびり自分のペースで歩くような子どもでした。「こらっ!! 早く歩け!!」「モタモタするな!!」…よく先生からそんな風に注意されたものです。

このようなマイ・ペースな性格は、社会に出てからも治ることはありませんでした。マイ・ペースであることは、現代社会を生きてゆくうえにおいては大変不利です。

「こら、早くしろ」「モタモタするな」「早く結果を出せ」「すぐ動け」「チームの輪を乱すな」「即決しろ」etc…。大学を卒業し、社会人になってからも、僕は上司からしょっちゅうそんなことを言われて怒られてばかりいました。

現代社会においては、マイペースであることはまったく評価されないことなのです。それは多くの人をイラつかせるもの以外の何ものでもないのです。そんな世の中においては、マイペースな人間の居場所はどんどんなくなっていきます。

僕もしだいに会社のなかで居場所がなくなっていき、ついには会社を飛び出してしまいました。まあ、僕の場合はその方が良かったのですが…。

目次

僕たちはそもそも何でそんなに急いで生きなきゃいけないのか?

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僕は常々、疑問に思っていることがあります。そもそも僕たちはそんなに急いで生きなければいけないのだろうか? ということです。

日本人の平均寿命はだいたい80歳です。僕たちがこうして息をしている時間というのは、たったの80年間しかないのです。僕はもう40歳を超えました。だからもう折り返し地点を過ぎたことになります。

僕たちはもう少し、ゆっくり生きてもいいのではないでしょうか? まわりの景色を眺めたり、家族と過ごす時間を大切にした、自分の趣味に没頭したり、etc…。時間を有意義に使う方法なんていくらでもあるはずです。

近年、幸せを実感できる人が少なくなってきているのは、あまりにも気忙しく毎日を生きているからなのかもしれません。同じ80年を生きるにしても、僕はセカセカした80年よりもゆっくり、のんびりした80年を生きてみたいと思っています。セカセカしていると、なんだかそれだけで人生が終わってしまうような気がして…。

時間はあっという間に過ぎ去っていきます。よほどこちらが意識していなければ時間なんて矢のように過ぎ去っていってしまうのです。お子さんのいらっしゃる方なら僕の言っていることの意味がわかると思います。ついこの前まで赤ん坊でしたよね? それが、あっという間に大きくなってしまいました…。

なんか、ちょっとだけ淋しい気持ちになってしまいます。そう、ボヤボヤしてたら、あっという間にあなたも年をとってしまうのです!

僕は『スピードこそが正義』という価値観についてゆくことができなかった

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僕はそもそも「スピード」というものが大の苦手でした。スピード嫌いの人間にとって、性急さを要求されることほど苦痛なものはありません。しかし、学校に行っても、会社に行っても、高度資本主義社会の中においては、『スピードこそが正義』なのです。

当然のことながら、そのような社会においては僕のようなタイプは、生きづらくなります。だから、僕はずいぶん悩んだのです。10代、20代、30代…僕はずいぶん色々なことで悩んだものです。

もちろん、その悩んだ果てに『起業』という出口を発見することができたので、それはそれで良かったのですが…。

僕は37歳のときに起業しました。起業して、自分のやりたいことを、やりたいときに、やりようにやろうと思ったのです! たとえお金がそれほど儲からなかったとしてもたとえ、社会的ステータスが得られなかったとしても、「そっちの方がいいや!」と僕は考えました。

僕のようなタイプの人間はサラリーマンには向いていないのです。マイペースに生きる方が性に合っているのです。僕はこのシステムについていけませんでした。だから、このシステムから降りることにしたのです。

もちろんドロップ・アウトするには、それなりの勇気がいりました。だけど(決して数は多くないけれど)僕のようにこのシステムからドロップ・アウトしようとする人間が増えてきています。みんな考えていることは同じなのです。みんなものこのシステムに疲労困憊しているのです。

「即戦力」って、そんなに大事なことか? 

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企業の人事担当者は、「即戦力がほしい!」と言います。でも即戦力を欲しがるということは、それだけ「余裕がない」ということの裏返しでもあるのです。その余裕のなさは、今、この国のあちこちで問題を引き起こしています。

若者たちは、その犠牲者となっています。英会話、リーダーシップ、コミュニケーション能力、etc…。「何事にもフレキシブルに」「イノベーティヴに」「ソリューションを!」etc…。スキル・アップ、スキル・アップ、スキル・アップ、etc…。

このシステムのなかで生存してゆくためには、そのようなさまざまなスキルを身につけた『グローバル人材』にならなければいけないというわけです。

しかし、それはとても大変なことです。並大抵の生き方ではありません。「グローバル人材」を目指す人がいても一向に構いませんが、少なくとも僕は御免です。ただでさえもいろいろ抱えているのに、これ以上いろんなことを背負いこんだらパンクしてしまいます。

僕の目には今の若者たちが『企業の論理』や『社会が求めるニーズ』というやつに振りまわされすぎているように見えます。時には「俯瞰した目」を持つことも重要です。

だいたい、これだけ複雑怪奇な世の中において、そんなに簡単に『ソリューション(=答え)』なんて見つかるものなのでしょうか? そんなに簡単に見つかるくらいなら、誰もこんなに苦労してないのではないでしょうか? 

世の中は、そんなに単純ではありません。『ソリューション』とか言う人に、「じゃあ、お前、やってみろよ!」とつっこみを入れたくなるのは僕だけではないはず!